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「これやッ！これ！」 死（し）せる親父（おやぢ）に かゝりては 杮（こけら）も鯖（さば）も 大坂（おほさか）のすし
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大坂鮓（おほさかずし）の包装（つゝみ）
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大坂鮓（おほさかずし）の折（をり）
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大坂鮓（おほさかずし）
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鶏卵（たまご）に蝦（えび）の杮（こけら）
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鶏卵巻（たまごまき）
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太巻（ふとまき）
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眞鯖（さば）と塑料（ぷらすちく）の葉蘭（はらん）
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穴子（あなご）
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鯛（たひ）
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酔狂老人卍
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
閉店
築地八竹
|
|---|---|
| ジャンル | 寿司 |
| 住所 |
このお店は「渋谷区神宮前6-29-4」から移転しています。 |
| 交通手段 |
築地駅から128m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
|
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 駐車場 |
無 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| サービス | テイクアウト |
| ホームページ | |
| オープン日 |
2011年9月1日 |
| 備考 |
原宿八竹から築地八竹に移転 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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久方（ひさかた）ぶりの『八竹』。
嘗（かつ）ては神宮前（じんぐうまへ）に在（あ）りて商賣（あきなひ）せしが、
築地（つきぢ）に移轉（うつりぬ）。
小人（それがし）、『築地 八竹（つきぢ）』はこれが初（はじめて）。
東都（えど）の大坂鮓（おほさかずし）としては、
件（くだん）の神宮前（じんぐうまへ）『八竹』、四谷（よつや）『八竹』、
神樂坂（かぐらざか）『大〆』、麻布笄町（あざぶかうがいちやう）『梅好』。
生憎（をしむべきことに）、『梅好』は已（すで）になし。
倩（つらつら）その烹調法（こしらへかた）を窺（うかゞ）ふに、
『吉野鮓]』三代目（さんだいめ）以降（よりこのかた）の流（なが）れを汲（く）むは、
何處（いづく）も大同小異（おなじやうなもの）。
宛然（あたかも）、六子（むつご）の相似（たがひにあひにた）るがごとし。
"折（をり）"の美（うつく）しさ・精緻（こまやか）さなら『梅好』、
酢飯（すめし）の工夫（くふう）は『大〆』に『梅好』、
綜合的（すべてならす）と當家（こちら）『八竹』。
かくも思（おも）ひいれあるは、亡父（なきちゝ）への追憶（おもひで）に依存（よ）る。
かくて、恭（うやうや）しく佛前（ほとけ）に捧（さゝ）げ、
三跪九叩（みたびひざまづきこゝたびかうべをうつ）。
いや、盛（さか）りの着（つ）きたる雌猴（めすざる）、向落（おちなん）とする陽（ひ）、
眞赤（まつか）な嘘僞（うそいつはり）・法螺（ほら）・虚言（そらごと）。
眼前（めのまへ）には浮屠（ほとけ）より下賜（たま）はりし件（くだん）の品（しな）。
扨（さて）、これに取（と）り出（いだ）しましたる鏡頭（たま）こそ、
日本光學（につぽんくわうがく）微距（Micro）Nikkor Auto 3.5/55。
焦距（せうきよ）一寸八分（いつすんはちぶ、=55mm）の業物（わざもの）。
照相機（かめら）に裝着（とりつ）け、そゝくさと鮓（すし）を拍攝（と）り、
矢繼（やつ）ぎ早（ばや）に啖之（これをかきくらふ）。
暑（あつ）き中（なか）、寸毫（つゆ）傷（いた）む氣配（きざし）なきは流石（さすが）。
この邊（あた）り、握鮓（にぎりずし）に優越（まさ）る長所（よきところ）。
否（いな）、江戸前鮓（えどまへずし）と云へど、
嘗（かつ）ては保存性（もち）の高（よ）きものなりき。
かの『與兵衞鮓』、
現代（いま）に續（つゞ）く『笹卷けぬきすし』が何（なに）よりの證左（あかし）。
甜（あまみ）を含（ふく）み、臼齒（おくば）に黏（ねば）る舎利（しやり）は、
大坂鮓（おほさかずし）固有（ならでは）。
押竝（おしな）めて京坂（みやこ・おほさか）の鮓（すし）は、
多（おほ）かれ少（すく）なかれ、かくのごとき傾向（かたむき）あり。
一（ひと）つ印象（おもひ）に殘（のこ）るを舉（あ）ぐるなら、"鶏卵卷（たまごまき）"。
『與兵衞鮓』や、喜多川守貞（きたがはもりさだ）描（ゑが）く、
江戸（えど）の"鶏卵卷（たまごまき）"に酷似（よくにる）。
加旃（しかのみならず）、能州（のと）『松乃鮨』に傳（つた）はるものとも、、。
屋臺（やたい）で握鮓（にぎりずし）一（ひと）つ八文（はちもん）のところ、
"鶏卵卷（たまごまき）"ばかりは倍（ばい）の十六文（じふろくもん）。
これ、二八蕎麥（にはちそば）、
または、馬場正平（ばゞしやうへい）が足（あし）に同額（おなじ）。
塑料（ぷらすちく）の葉蘭（はらん）には興醒（はなしら）む。
『笹卷けぬきすし』は昔（むかし）ながらの隈笹 （くまざゝ）。
やはり、山葵（わさび）、葉蘭（はらん）（もしくは"隈笹（くまざゝ）"）は、
眞正（ほんもの）に限（かぎ）る。
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【照相機】：東京通信工業 索尼（Sony） α7-II 無反光鏡可換鏡頭照相機（みらーれす）
【鏡頭】 ：旭光學（あさひくわうがく）Super-Multi-Coated Takumar 3.5/28 @F8.0
日本光學（につぽんくわうがく）Micro Nikkor Auto 3.5/55 @F3.5