12月30日で閉店、阿部さんの独立店として生まれ変わります！！ : つけ麺一燈

「サバカレーつけ麺（850円）」
「とろけるチーズ（100円）」
「せせりの炙り焼き（300円）」
「半ライス（50円）」

タイトル通り、
１２月３０日の昼営業を最後に、
「つけ麺一燈」が閉店となります。

そして２０２０年の1月１０日、
現店長・阿部さんの独立店、
「鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki」として再スタート。

ちなみに、、、
数ヶ月前新宿に「つけ麺一燈」が出来ましたが、
あちらはFC店で一燈グループとは全く別物。
実際、食べログでもTwitterでもイマイチという声が多く、、、

今回はレギュラーの食べ納めということで訪問。
「サバカレーつけ麺」は多分、オープン当初以来かと思います。
「サバカレー」とあるのに、相変わらず鯖を感じないつけ汁でした(笑)
しかし、普通にカレーつけ麺として考えれば、素直に美味しい一杯。
途中、とろけるチーズを投入し、最後はライスに掛けてカレーライスで〆。
並盛りでも、高い満足度が得られます。

ファンの多い阿部さんですから、
独立店のオープン時は相当盛り上がることでしょう。
本当に楽しみです♪♪

「鯵出汁の細つけ麺（1200円）」
「中盛り（100円）」
点数：８０点

１０月１日のみの限定。
冷たい細ストレート麺に、鯵出汁の熱いつけ汁。
サイドのご飯は鯵のたたきが乗ったもの。
１２００円は鳥渡高く感じたなと、、、

「煮干しつけそば（1000円）」
点数：８２点

４月３日のみの限定。
売り切れまでの提供。
味を塩・醤油から選べ、私は醤油に。

つけ汁はさらりとした清湯。
焼きあご・背黒・鯵から出汁を取ったそう。
そして香味油は焼きあごメインとのこと。

キレのある旨味で癖・えぐ味は無し。
ほんのりビターな感じが癖になります。
塩気はやや強めですが、許容範囲。

麺は中細ストレート。
昆布水に浸けられています。
ネバネバでは無く、ネチョっとした感じ。
そのままでも美味しい麺です。

具はカイワレ・ワカメ・豚チャー２種。
味変用のレモンは使わず。

並盛りにしたので、さらっと完食。
つけ汁がかなり残ってしまいました。
卓上のスープ割はレギュラーの濃厚つけ麺用なので、
入れてみても全く合わず。

何か、残ったスープを活用出来る工夫が欲しかったですね。
例えば、にぼ茶漬けとか。
それに阿部さんの限定にしては、
１０００円という設定が正直高く感じてしまいました、、、
でも美味しかったです。やっぱり煮干しの扱いも流石ですね。

「蟹白湯そば（1700円）」
点数：８２点

１月２日のみの限定。
昼夜各５０食。
昨日と同様、この日もビールか黒烏龍茶が無料で頂けました。

メインのラーメンは蟹白湯。
粘度は思ったより低目で、そこまで濃厚で無く。
蟹の癖・臭みは皆無で、白湯ながらも上品で優しい仕上がり。
個人的には（もう少し攻めた感じでも？）と思ったが、美味しいことに変わりはなし。

麺は太い縮れ麺。
もっちりとして食べ応えがあり、白湯とも好相性。

具は葱・ワカメ・鶏チャーシュー・蟹の身、味変用にレモン。

ご飯は昨日と同様、雑炊前提の固めの炊き加減。

そして、今回はお正月らしくお雑煮が付いてました。
（どんなものかな？）と思いましたが、これが中々どうして本格的。
餅と三つ葉だけでシンプルなものですが、素朴でほっとする味。
流石、出汁で勝負している職人だな～と感心。

ただ、汁物に汁物ということで(笑)
餅であれば、磯部餅とかきなこ餅が良かったかなと思ったり(笑)
でもラーメン屋でお雑煮というのは初体験で、貴重なものでしたね。

今年も阿部さんの限定に色々と驚かされそうです。

「金目鯛そば（1700円）」
点数：８6点

元日のみの限定。
昼夜各５０食。
ちなみにこの日はお店からのサービスで、
黒烏龍茶かビールを無料で頂けました。

スープは金目鯛と羅臼昆布。
そして油にも金目鯛。

鮮魚系の臭みは殆ど感じませんね。見事。
そして良い意味で鯛の癖というか風味があります。
旨味の輪郭ははっきりとしていて、上品な甘味。

麺は「春よ恋」と「ゆめちから」を使用した特注麺。
丁度良い茹で具合でスープとも好相性。

具は、
葱・菜の花・ワカメ・金目鯛の煮付け・金目鯛の刺身・豚チャーシュー。
煮付けが思ったより美味しく感心。豚チャーは不要だったかなと。

そして金目鯛の炊き込みご飯。
これは固めに炊いてあり、雑炊にするのが前提。

◆感想
何とも豪華で至れり尽くせりの限定。
しかし、見栄えが華やかなだけで無く味も確か。
特にラーメンは、間違い無く鯛を扱う専門店レベル。
２０１９年最初の一杯、とても満足出来ました。
お正月から限定をやってくれた阿部さんに感謝です。

「淡麗さんまそば（950円）」
点数：８８点

１１月の限定です。毎日提供。
昼夜各１５食となっています。

スープは秋刀魚の癖も臭みも無く。
透き通った、キレのある旨味に満ちています。
仄かに感じる苦味も非常に心地好いものです。

麺は中細ストレート。
若干固めの茹で具合で、
ザクザクとまでは行きませんが、とても歯切れの良い麺。
スープとの相性抜群で、どんどん箸が進みます。

具は全て別皿で。
刻み玉葱・茸・秋刀魚の素焼き・鶏と豚のチャーシュー。

◆感想
タイトル通り、
麺とスープだけで満足してしまう限定でした。
「かけラーメン」として充分に成立してしまう秀逸さ。
（刻み玉葱すら不要じゃないか）、そんな風にも思う程。

流石は阿部さんですね。
あと２週間以上提供が続きますので、
気になる方には是非召し上がって頂きたいですね。

「濃厚さんま和えつけそば（1000円）」
点数：８２点

９月２７日のみの限定です。
確か昼夜合わせて１５０食だった筈。
並盛り・中盛り同料金ですが、並にしました。

先ず麺が独特。
饂飩を思わせる極太麺で、非常にコシが強く。
啜るというよりは頬張る感じのユニークさ。
ただ、汁との絡みがイマイチなので、どうかなと。
麺そのものは面白いのですがね。
もっと「もっちりとした」麺でも良かったのではと。

タレは秋刀魚出汁ベースで丁度良い量・味の濃さ。
つけ汁の方はかなり濃厚な秋刀魚白湯。
自分としてはつけ汁無しで、和えそばとして充分完成されているなと。
なので、つけ汁は無くてもという印象。

具には、
柚子皮・大根おろし・刻み玉葱・きのこソテー、
秋刀魚の刺身・素焼き・ミンチ。

そして、スープ割も普段と違って秋刀魚出汁のもの。
ここまで徹底しているのは感心ですね。

◆感想
流石は阿部さんの限定。
至れり尽くせりで毎度の如く楽しめます。
ただ去年頂いた、秋刀魚の清湯の方が自分好みでしたね。
次回は周年限定の鴨。争奪戦が激しくなりそうです。

「蟹出汁冷やし和えつけそば・中盛り（1000円）」
点数：８５点

＊既に終了しています。
７月２２日～３１日までの限定。
昼夜各１５食。

ズワイガニから取ったスープと油。
蟹１００％のつけダレ。
麺は「心の味食品」の特注麺、切歯１２番の平打ち麺で、
生クリーム・豆乳・蟹のほぐし身を和えてあります。

トッピングは、
蟹爪・レモン・鶏チャーシュー、
蟹出汁ゼリー・イクラ・トマト・水菜・葱。

◆感想
多くの方に絶賛された今回の限定ですが。
どうも個人的にはそこまで「はまらなかった」ですね。
ズワイガニの油・生クリーム・豆乳を和えて食べる麺自体には非常に感心しましたが、
どうもあれこれ詰め込んであって、食べ辛いこともあり、
もっとシンプルで良かったんじゃないかなと。

でも、これだけ手の込んだ限定を作り上げる阿部さんの力量に改めて感銘を受けました。
やっぱり凄い方です。

「海老出汁細つけ麺（950円）」
「鶏のせせり肉の炙り焼き（250円）」
点数：８５点

６月１７日～３０日までの限定。
去年の６月も提供された商品です。
提供数に限りは無く、売り切れ次第終了。
また、サイドメニューの「鶏のせせり」は今月末で一旦販売停止とのこと。

つけ汁はやや濁った色でさらっとしています。
良い意味で、甲殻類の癖が少しあります。
でも、嫌味な感じは無いですね。
そして、切れ味鋭い海老の旨味と風味。
清湯ながら、ビシッと効いています。

麺は細いストレート。
淡いピンク色の「海老水」に漬けられています。
綺麗に揃えられ、またきっちり〆られていて、
啜ればシコシコと何とも心地好い喉越し。
そのままでも充分美味しい麺です。

具には、
鶏と豚のチャーシュー・葱・海老団子、味変用のレモン。
海老団子は以前の「海老味噌」の時と同様、ねちょねちょっとした食感。
やっぱり好きになれませんね。正直、気持ち悪い食感です。
もっとプリプリした海老団子が良いです、、、

あと、雑炊用に少量のご飯が付いています。
自分はせせり肉と一緒に食べたので雑炊にしませんでしたが、
常連の方はスープに入れて、レンジで温めてもらってました。

「海老トマトつけ麺（950円）」
点数：７４点

５月３０日までの季節限定です。
提供数に限りは無し。

つけ汁は割と低めの粘度。
トマトの酸味は思ったより強く無いですね。
海老とトマトのバランスは良いと思います。
ただ、想像通りの味と言いますか、まあこんな味だろうなと。

麺はレギュラーと同じ。

具はチャーシューの他、
プチトマト・ブロッコリー・剥き海老。
何だか工夫が見られませんでしたね。
限定らしい具を乗せて欲しかったです、、、

◆感想
悪くは無いですが。
想像通りの味ですし、何だかパッとしないなと。
次回の限定に期待ですね。

「伊勢海老味噌らーめん（950円）」
点数：８０点

３月１５、２２、２９日のみの限定です。
提供数に限りは無し。

スープは濃厚白湯ですが、そんなに粘度は高く無く。
思ったよりさらりとした感じ。
甲殻類の癖はそれなりにありますが嫌な感じは無く。
味噌の甘味・風味は優しく、全体的に優しく円やかな仕上がり。

そして今回の限定は何と言っても麺が売り。
中太の手揉み縮れ麺で、少しゴワっとした食感もあり、口の中でブルブルっと震えたり。
非常に面白い麺と思いました。無難な麺にしなかった点は評価したいですね。

具は青葱・レッドスプラウト・２種の鶏チャーシュー・海老つみれ。
海老つみれはやっぱり「ねちょねちょ」した食感が駄目。

◆感想
まあ無難な一杯かなと。
麺が面白かったので、そこが特に印象に残った限定でした。

「海老味噌つけ麺・並（950円）」
点数：７２点

２月２２日～３月末までの限定です。
提供数に限りは無し。

つけ汁はそんなに味噌が強く無く。
甲殻類の癖はそれなりにありました。
ただ嫌な感じは無く、円やか・マイルドに仕上がっていると思います。

粘度は中くらいで、麺との絡みも程良く。
それでも最後の方は汁がかなり少なくなりました。
中盛り以上なら絶対足りないでしょうね、、、

具はチャーシュー２種・レッドスプラウト・海老つみれ。
そして今回の限定で１番不満だったのがこの海老つみれ。
ねちょねちょっとした食感で正直気持ち悪かったです。
以前の荒井店長が限定で出していた海老つみれはぷりぷりっとして味も最高でした。
２個、３個と追加する常連が多くいた程。
こんな海老つみれなら出さない方がマシ、そう思うくらい低レベルなものでした、、、

◆感想
まあ、美味しいと言えば美味しいですけどね。
限定らしい「面白み」や「特別感」に欠けます。
そして並でも９５０円と、コスパにもはっきり言って不満。
人にお勧め出来る一杯では無いです。悪くはないですが、、、

「さんまそば（９００円）」
点数：８７点

１１月の火曜・水曜限定です。
とは言いましても、提供は今週と来週のみ。
そして、今週が「淡麗さんまそば」、来週が「濃厚さんまそば」となります。

スープは秋刀魚の旨味のみならず、
塩味も酸味もそれなりに感じられます。
苦味もほんのりという印象。
甘いカエシも丁度良い塩梅で効いていますね。

そして、今回の出汁は、
秋刀魚と背黒・伊吹いりこを８：２の割合で炊いているそう。
その為、旨味も単調とならず、深みを増している様に思えます。

麺は低水加の細いストレート。
スープに合う確かなコシ、喉越しにも優れます。

具は刻み玉葱・エノキ・豚チャーシュー・秋刀魚の切り身。

いつも通り、炊き込みご飯にも満足です。

「海老、貝、鶏の白湯そば（900円）」
「鴨チャーシュー３枚（150円）」
点数：９０点

１０月の火・水曜限定です。
提供数に限りはありません。

スープは海老の香りが強いので、
（海老の旨味が主体かな？）と思いきや、
そんな単純なことでも無く。

貝の旨味もはっきりと感じられますし、
鶏白湯の土台もしっかりとしています。
また、濃厚でありながら、
重さ・しつこさ・しょっぱさは全く無し。
そのバランス良い仕上がりには、正に脱帽といった処。

麺は「心の味食品」の中細ストレート。
強いコシで非常に喉越しが良く、
尚且つスープとの絡みにも優れます。

はっきり申し上げて、
この限定は麺・スープだけでも満足出来てしまいますね。

具は別皿提供で、自分好みに味の変化を楽しめます。
見栄え的にも綺麗ですね。

炊き込みご飯も付いて、至れり尽くせり。
阿部さんの限定は毎度本当に素晴らしいです。

「カモーン８号（９５０円）」
点数：９２点

カモーンシリーズの最新作です。
１０月２８、２９日のみ提供。
数は昼夜合わせて大体１００杯だった様、、、

今回の「カモーン」は鴨出汁塩そば。
鴨の丸鶏、鴨ガラを大量に使用したスープは、
鴨の旨味濃厚で癖も無く、優しい仕上がり。
合わさる塩ダレは非常に円やか。
油も全く気になりません。

「カモーンシリーズ」ではお馴染み、
「信濃大地」を使用した切歯８番の平打ち麺は、
もっちりとして、チュルチュルっと食感も面白い。
スープの吸い上げも抜群です。

鴨チャーシューは３種の違う調理法を用いたもの。
言うまでも無く、安定の美味しさです。

炊き込みご飯も付いて、
１０００円を切る素晴らしいコストパフォーマンス。
頂いて良かったと心から思える限定でした。

「牛限定（１０００円）」
点数：９０点

結論から述べますと、
今回の「牛イベント」で一番良かったのが此方。
他店とは明らかに一線を画す完成度でした。

スープは油が気にならず、
それでいて優しく上品な牛の旨味。
麺との相性も抜群でした。

具は別皿提供で味の変化を楽しめ、
最初から最後まで飽きさせない工夫が成され、
メインとなる肉のクオリティも高く。

そぼろご飯は、
そのままでは薄めの味付けで物足りないかもしれませんが、
スープを投入して雑炊にして頂くとバッチリ。

◆感想
５店舗の中で一番美味しかったですし、
内容的にもコスパ的にも一番満足出来ました。
もう一度食べたいと思えたのは此方のものだけですね。

流石は「カモーンシリーズ」で我々を魅了した阿部さん。
その優れたセンスと腕前に改めて感嘆致しました。

「トマトとパクチーのまぜそば（850円）」
点数：７８点

今月の火曜・水曜限定商品です。
提供数に限りはありません。
材料切れ次第終了。

色鮮やかな見栄えです。
パプリカの黄色、パクチーの緑、トマトの赤、、、
洋風な仕上がりで、全体的によく纏まった「まぜそば」でしょう。

パクチーの存在は矢張り強いので、
苦手な方には絶対無理な限定ですね、、、

無料のプチライスには粉チーズが掛かっています。
麺を食べ終えたら、具・タレと混ぜて頂きましょう。

「スパイスつけ麺（７８０円）」
「鶏のせせり焼き（３０0円）」
点数：８６点

７月１７日から提供開始。
数に制限はありません。
レギュラーメニューとして提供。

つけ汁は動物系を強くしたそうで、粘度も高くなっています。
辛味や酸味等、基本的な部分は特に変わらず。

麺は以前の平打ち麺から中太のストレートに。
汁との絡みは此方の方が良いでしょう。

鶏のせせり焼きはラーメンの前に提供してもらい、
ビールと一緒に召し上がる方が多い様です。

「伊勢海老醤油そば（780円）」
点数：８３点

昨年の夏からレギュラーメニューに加わりました。
それまでは「塩」のみでした。

スープは甲殻類の癖・臭みが全く無く、
伊勢海老の上品な旨味と香りに満ちています。
甘く濃厚なカエシも良い塩梅で効いていますね。

中細麺は固めの茹で具合が非常に好み。
強いコシを存分に堪能出来る仕様です。

此方の伊勢海老そば。
塩は塩で、醤油は醤油で、
其々違った良さ・美味しさがあると思います。
その人の好みで選択出来るのは嬉しいですね。

「海老出汁冷やしそば（850円）」
点数：８７点

今月の火曜・水曜限定商品です。
昼夜提供で、杯数に制限は無し。
無料でプチライスが付きます。

スープはやや少な目で、
「和えそばっぽい」印象も受けます。

甲殻類の癖・臭みは無く、
海老の上品な旨味と香りに満ちています。
尖りも無く、塩分濃度も適切。
「冷やし」としては相当高いレベルのスープと思いました。

中細麺はきっちり〆られ、茹で具合も絶妙。
食感にしても、喉越しにしても見事です。

具には
カイワレ・胡瓜・桜海老・鶏チャーシュー
茗荷・葱・アオサ海苔・レモンの輪切り。

単に季節感・清涼感だけで無く、
統一感にも優れていると思います。

◆感想
予想以上の完成度でした。
これはリピーター続出の一杯でしょう。
一度味わう価値がある「冷やし」と思います。

「キジーン１号（950円）」
点数：８６点

昨年、阿部さんが手掛けて
毎度大きな話題となっていた「鴨シリーズ」
この夏から新たに「雉シリーズ」が始まりました。
第１弾は「純雉白湯和えつけそば」

説明によると、、、

スープ：雉の丸鶏、鶏ガラを大量に使用。
麺：金沢製粉のローランドを使用。切歯１４番の太麺。
油：雉の丸鶏からとった油。
チャーシュー：雉胸肉・雉もも肉・雉ささみの低温調理。
トッピング：葱、赤黄パプリカ、雉挽き肉、半味玉、海苔、ホウレン草とエリンギのソテー。
プチライス：葱と雉肉


「雉」を使用した商品を頂くのは初めてでしたが、
味は所謂「鶏白湯」のイメージでしょう。
ただ、旨味はより力強い様に思え、
尚且つ癖・臭みを感じさせません。

麺はそんな濃厚な雉の旨味に相応しいもの。
もっちりとして汁とよく絡み、茹で具合も最適。

チャーシューは鳥渡あっさりした味？

◆感想
優れた逸品であることは確かでしょう。
ただ、「カモーンシリーズ」に比べて、
具との一体感がどうかなと思いました。

例えば、鴨には春菊と謂う鉄板の組み合わせがあります。
その点、雉には？

パプリカやホウレン草やエリンギは
「雉に適したもの」と謂うより「無難な選択」
という印象を受けます。

いずれにしましても、、、
今後の「雉シリーズ」が実に楽しみですね。

「海老出汁細つけ麺（850円）」
点数：８０点

今月の火曜水曜限定です。
提供数に限りはありません。

麺は昆布水に浸かっています。
桜海老で色付けされてますが、海老の味はしません。
阿部店長曰く「敢えて、そうした」と。

きっちり〆られた細麺は、
するする口に入って行きます。
暑い時期の細麺は良いものですね。

つけ汁はやや濁った色。
あっさりかと思いきや、濃厚な海老の旨味風味。
そして、甲殻類の癖が結構感じられます。
これも「敢えて、そうした」のでしょう。
好きな人には支持される方向性と思います。

無料で付くライスは、
最後つけ汁に投入し、雑炊にして頂きました。

具に関しては
もう少し工夫が欲しかったかなと思いましたが、
今回も阿部店長らしい、面白い限定になっていると思います。

「海老と帆立のまぜそば（850円）」
点数：８２点

５月の火曜水曜限定商品です。
提供数に限りは無く、
材料切れで終了となります。

阿部店長の説明によると、
「海老７、帆立３ぐらいの感じでつくった」
とのこと。

具には、
青海苔・桜エビ・帆立ペースト
長葱・万能葱・鶏と豚のチャーシュー。

麺はこの限定の為に用意された
加水率４３％の細目の平打ち麺。
細いので非常に啜り易く、具ともよく絡みます。

プチライスは最後、
余った具と一緒に混ぜて頂きました。

「山形地鶏の塩そば（９５０円）」
点数：８５点

４月２７日のみ限定。
昼夜合計１６０食。
阿部店長の地元山形の食材に拘った限定。

山形地鶏の丸鶏からとった油。
山形地鶏の丸鶏・ガラを大量に使用したスープ。
山形産ゆきちからを使用した切歯２４番の細麺。

胸肉・もも肉・ささみ、
３種類の山形地鶏チャーシュー。

白葱・ふきのとう・菊。

山形産つや姫のご飯。

「豚骨魚介つけ麺（830円）」
点数：８０点

４月１日から提供開始のメニュー。
濃厚煮干しつけ麺は販売休止となります。

つけ汁は典型的な濃厚豚骨魚介。
魚粉・刻まれた柚子もお決まりという感じ。
粘度は中くらいで濃度も丁度良いと思います。

ただ、面白みが無いですね。
（態々これを新メニューとして
提供する意味はなんだろう？）
そんなことを考えてしまいました。

もう少し、
「此処でしか味わえない一品」
というのを求めたいです、、、

「濃厚煮干しラーメン（８００円）」
点数：８２点

３月２９日のみ限定。
以前｢煮干し中華そば一燈」で提供された
「二ボーン」と基本的には同じ。

ただ、麺は先日
「カモーン２号復刻版」で使用されたもの。
和えそばの為の麺と思いきや、
汁ありにも合うので感心。

スープは煮干しのエグミ・癖もありながら、
其以上に旨味濃厚で円やかな仕上がり。

鶏と豚のチャーシューに加えて、
フォアグラのソテーも付いて嬉しい一杯でした。

「限定・濃密塩煮干そば（８００円）」
「和え玉（２００円）」
点数：９０点

昨年の冬に小岩の「豚骨一燈」で
提供された「塩煮干そば」のレベルアップver.（？）

長崎や瀬戸内や青森等、
５種類の厳選された煮干しを使用。
そして、動物系出汁は一切使わず、
純水に煮干しの旨味・風味で以って勝負する一杯。

本人が語る通り、塩分は正直強め。
（これより鳥渡でも強いと「しょっぱくなる」）
そんなギリギリの処を攻めて来る感じ。
個人的には許容範囲の塩分濃度。

和え玉は非常にシンプルな形。
ただ、香味油は特別なもので、
甘味が中々印象に残った。

明日の限定は、
これまた「豚骨一燈」の頃提供された「俺の大和」
今から楽しみにしています。

＊訪問は２０１７年の２月です。
ずっと下書き状態でした、、、
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・「スパイスまぜそば」
・「伊勢海老塩らーめん」

現在大阪の今里で「麺や 福はら」を開いている福原さんが、
「つけ麺一燈」の店長だった頃の特別メニューです。

「スパイスまぜそば」は「裏メニューありますけど、食べます？」ということで頂きました。
「伊勢海老塩らーめん」は普段とは違う「手揉み麺バージョン」で頂きました。

あれから１年、早いものです、、、

「イベリコ豚の背脂煮干チャーシュー麺
～福原ブラック　THE FINAL～（１０００円）」

２月９日、
本来は定休日の木曜日に特別営業。
１５０食限定。

以前「豚骨一燈」で
冷やしver.の福原ブラックを頂きましたが、
苦味がかなり強くて好みから外れるものでした。
あれは多分「冷やし」だったからだと思いますが。

今回の限定、見た目が黒く
いかにも「しょっぱそう」ですがそんなことも無く、
更に煮干しの苦味・えぐみも上手く抑えられています。
予想以上に上品なスープに感心しました。

麺は平打ちの太い麺。
コシがあって力強さがあり、
スープに負けない麺です。

背脂は想定していなかった
白い塊として乗せられています。
高級豚から取られたものなので
上質なのでしょうが、私は鳥渡抵抗感が、、、

肉はイベリコ豚の
チャーシューが６枚も入って豪華。


限定らしい、特別営業らしい、
見た目も内容も派手な一杯でした。

また、２月２０日を以って、
福原店長は本店へ異動となります。
そして愈々独立へ向けて（？）、、、
ファンの１人として心待ちにしています。

再訪（２０１６．１１）

「スパイスラーメン+半ライス（７８０円）」
「伊勢海老塩ラーメン（７８０円）」

ーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６．１１）

「台湾ラーメン+半ライス
+スパイシーキーマカレー丼（1080円）」

「シャモロック鶏油の油そば
+マイルドキーマカレー丼（1080円）」

「１周年記念　青森シャモロック+そぼろ丼（１０００円）」

「台湾細まぜそば（７８０円）」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６．１０）

「背脂煮干しらーめん+味玉クーポン（７３０円）」
「台湾らーめん+味玉クーポン＋小ライス（850円）」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６.８）

「四川式汁なし油そば～赤鬼改～（８００円）」
「豚清湯の淡麗つけ麺（８３０円）」
「エビ冷ラー（８３０円）」
「ニボ冷ラー（８００円）」
「伊勢海老つけ麺+特製チャーシュートッピング」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６．７）

「コーチン鶏油の油そば（８３０円）」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６．６）

「エビ細つけ麺+エビ団子（９５０円）」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６．４）

「エビまぜそば（８００円）」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６．３）

「豚そばpoivre（７８０円）」

poivreとはフランス語で「胡椒」の意味。

スープはあっさり目の豚骨清湯。
味の決め手は胡椒の辛味と刺激。

具には、刻み玉葱・三つ葉・豚バラチャーシュー。

豚バラは桜のウッドで５時間燻製。
ベーコンを思わせる仕上がり。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６．２）

「あらい版辛つけ麺改（８００円）」

先日、テレビに登場した此方。
今週末辺りはかなりの行列も出来るのでは？

つけ汁は結構な粘度。
山椒の痺れが軽く効いています。
辛さは中程度でしょうか。

冷たいステッィク状の野菜は、彩りと箸休めの役割。

今回ライスは頼まず、スープ割りをして終了。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６．２）

「エビ辛ラー（８００円）」

余り辛いと、「海老感」が消えてしまうという、荒井店長のお言葉。
よって、ほど良い辛さで落ち着いています。

ペッパーチャーシューが美味しかったです。
今回も、「海老雑炊」で〆ました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６．１）

「台湾ラーメン（７８０円）」

スープはさらさらの清湯。
辛さは控え目。

具には、葱・ニラ・挽き肉・チャーシュー。

以前、限定で提供していた際は、
紹興酒に漬け込んだチャーシューが入ってましたが、
流石にレギュラーメニューとなると、普通の豚バラです。

最後、ライスにスープを投入して、雑炊風に食べるのがお勧め。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６．１）

「エビラー（８００円）」

１月２５日から２月７日までの限定。
杯数制限は無し。スープ切れ次第終了。

「少しの動物系以外はほぼ伊勢海老１００％」というスープ。
表面の赤色は、パプリカパウダーで色付けしたもの。

レギュラーメニューの「伊勢海老つけ麺」と比較して、「海老感」が凄いです。
それでいて、甲殻類の癖・臭み・しつこさは無く、見事な完成度。

麺を食べ終え、思わず追加で「小ライス」と「とろけるチーズ」を注文。
「海老雑炊」にして、最後まで海老を堪能。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１６．１）

「台湾細まぜそば（７８０円）」

「台湾まぜそば」の細麺バージョンという個性的な限定。
細麺の場合、麺が絡まって食べ辛いということが多いが、
今回の限定ではその様なことは無し。

挽き肉も程よい辛さで食べ易いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１５．１２）

「大晦日特別限定・浅利味噌つけ麺＆鯖カレー丼（１０００円）」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１５．１２）

「燕三条系背脂煮干ラーメン（７３０円）」
１２月１８日から３０日までの限定、杯数制限はありません。

「背脂煮干」と謂いますと、
私の場合「らーめん潤」が頭に浮かびます。
うどんの様な極太麺、強めのカエシ、たっぷりの背脂、、、

しかし、今回の限定は「潤」とは掛け離れた一品。
微乳化スープは雑味無く、優しく穏やかで癖も無し。
「煮干し感」は弱いながらも、コクはしっかりで、背脂との相性も良し。

麺は中細ストレート、やや固めの茹で具合も好み。

具には、メンマ・刻み玉葱・三つ葉・海苔・生海苔・豚バラチャーシュー。

玉葱・三つ葉・生海苔、其々良い仕事をしています。
豚バラもレギュラーメニューとは違い、手の込んだ代物。

これが「７３０円」とはコスパにも満足ですね。
杯数限定でないのも嬉しいこと。
是非お勧めしたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪（２０１５．１１）

「伊勢海老つけ麺・味噌（８３０円）」

荒井店長のtwitterで、
「伊勢海老つけ麺」の海老感が増し、味噌味も加わったとの情報。

改良前と比べて、確かに濃度は増したかと。
しかし、大きな違いは感じず。

矢張り、「極濃煮干し」ですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再訪

「極濃煮干しらーめん（７８０円）」
「サバカレーつけ麺（７８０円）」
写真投稿。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
９月１９日にオープンした「つけ麺　一燈」
本店「一燈」のすぐ近く、「力」の跡地です。

初日の昼営業は朝８時から整理券が配られました。
私は９時頃伺って、「○○番」の券を入手。
１０時３０分に再集合です。

１１時開店ですが、１５分くらい早めに営業開始。
店内はカウンターのみで８席。やや狭く、開放感に欠ける。
先に券売機で「伊勢海老つけ麺（８３０円）」を購入。
オープン前の情報で一番気になっていた商品。

（後で荒井店長から聞いた話によると、
「８割方のお客さんが伊勢海老ですよ」と）

メニューは他に、つけ麺が「濃厚煮干しつけ麺」「サバカレーつけ麺」
ラーメンが「煮干しらーめん」「極濃煮干しらーめん」

調理担当の２人は「一燈グループ」のベテランですが、
初日ということで、慣れない部分もある様子。
回転はいまいちで、着席からも結構待ちました。

漸く届いた「伊勢海老つけ麺」
「デフォの並盛り」を選択したが、見た目は非常に寂しい。
サイズが小さめのバラチャーシューが１枚乗るだけ。
麺量もやけに少なく見えて、第一印象は正直悪い。

そして、つけ汁。
一口味見するが、（ほお、そう来たか）と。
ドロっとした汁を予想していたが、粘度はそうでも無い。
海老がガツンと来るかと思いきや、そうでも無い。

海老つけ麺の有名店、
例えば「じぱんぐ」「五ノ神製作所」「海老そば　まるは」等に比べ、
実に大人しい、万人向けの味。

甲殻類のエグミ・癖は極力抑えられており、
まろやかで優しく、酸味は控え目、海老の甘味も程良い。
完成度は確かに高い。しかし、中毒性という面ではどうだろう。
もっと攻めて欲しい、そんな気もする。

それと、つけ汁の温度低下が早い。
半分も食べない内に冷めて来た。
並盛りでもそうだから、大盛りを頼むと後半は冷え切ってしまうだろう。

卓上のスープ割りは上品な出汁で美味しい。
ただ、スープ割りを必要とする程、濃厚なつけ汁でも無い。

美味しいつけ麺には違いないが、感激する程では、、、
また、コスパの面や平凡な具にも不満。
「サバカレー」の方が面白いかもしれません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

同じ日の夜にも伺いました。
つけ麺では無く、「煮干しらーめん（６８０円）」を選択。

メンマが多め、刻み玉葱の食感も良い。
麺はお決まり、低加水の細いストレート。

スープはやや苦味のある「煮干し」
無難だが、（どこでも味わえそうだな）という印象。
此方も万人向けの一杯であろう。

いずれまた、他のメニュー、
或いは限定を頂いてから再評価したいと思います。