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肉中華そば スープ増し850円
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スープ
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麺は固め、ストレート
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食べる !
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チャーシュー
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食べる ! !
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ライスにチャーシューを載せて
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なかなかうまい白飯 100円
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簡素な店内
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調味料など
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入口に貼られたメニュー
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趣のある? 外観
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ラーメン好きなら一度はハマる「煮干しスープのラーメン」。
一度口にしたら嫌悪するか、とてつもなく胃袋に合うか、
どちらかの反応だと思う。
胃袋と脳天を直撃された私は、まさに「煮干しスープ」のダーク・サイド
に堕ちて行こうとしていた。
そんな私を見兼ねたのか、師・ラーメン・マスターであるMr.ダダチャマメが
救いの手を差し伸べて言ったのだ。
「遊」へ向かうのだ。
私はマスターの教えに従い、遠い遥か彼方の銀河にあるという惑星ダゴバ・・・
では勿論なく・・・
鶯谷駅南口にある「麺処 遊」へと向かった。
しかしそこはまさしく、惑星ダゴバのような辺鄙な一角であった。
外観はおよそうまいものを出すような雰囲気は感じられない。
それは私のフォースの力がまだ弱いせいかもしれない。
11時25分、店舗のシャッターは半開きで準備中の簡素な張り紙。
営業しないかもしれないな、などと思いつつ公式の開店時間である11時30分を待つこととする。
開店時間になった。
果たして、時間通りに開店した。
開店時間に店を開けるのは商売として極当り前のことだが、
以外にこの業界では当たり前でなかったりする店舗もあるので、
外観から判断した私は時間通りに開かないかもしれないと思ったのだ。
ドアを開けて中に入る。
以前のレビューにはここに食券販売機があったように記述されているのを散見するが、現在はない。
撤去されている。
注文はカウンターに貼られているメニューを見てご主人に伝え、その場で精算する。
メニューの中から、
「肉中華そば 中盛り」850円と「白飯 小」100円を注文した。
なお、ご主人が調理に入ってしまっている時は、注文するメニューを決めて、
席が空いている場合は先に着席してご主人から「注文は何ですか」と声がかかるまで静かに待つ。
しかし、これはちょっといただけないように感じる。
初訪問では、そのご主人のスタイルがまず分からない。
勢い、「すみませーん」と何度も呼びかけるが、ご主人が「お待ちください」といって取り合わない姿を見かけたからだ。
店内は、はっきりいって暗い、暗く感じる・・・照明のせいなのか、雰囲気なのか。
そして狭い。
所謂、狭小店舗である。
よくこんな坪面積で商売をしようと思うなと、素人は考える。
カウンター席のみ、しかもたった5席しかない。
簡素な造り、装飾品の類など一つもない。
これまた困ることに、分かる範囲には上着をかけるハンガーもなければ、手荷物を置くようなスペースもない。
着席して待っている間は、煮干しの香ばしい匂いを感じることはできなかった。
さて、5分ほどだろうか。
とても狭いカウンターにご主人が持ってきてくれた。
煮干し醤油ラーメン特有の色。
丼の周りを煮干しエキスが覆い、とても小さな泡立ち。
以外にも大きめのバラのチャーシュー。
刻まれた葱が少量。
シンプルなラーメンだ。
ここで煮干しのいい匂いが立ちあがる。
食欲をそそるいい匂いだ。
鼻腔から煮干し特有の香ばしい香りが取り込まれ、食欲を一層刺激する。
そのスープは口から舌、食道そして胃袋へと到達する。
すーっと胃袋に滲み渡る、正に滋味に溢れた素晴らしいスープ。
ああ、と感嘆の声。
麺は固め、やや中太の好みの面。
しこしことした食感、小麦粉の味を噛締めることのできるうまい麺だ。
すずっと啜る。
うまい !
煮干しの酸味は上手く抑えられ、代わりにえぐみ、旨味がぐっと凝縮され醤油スープと
最高のマッチングを産み出している。
尖らない丸みさえ感じる。
人によってはいささかしょっぱいと感じるかもしれないが、
これは、いいスープだ。
つい、癖になる。
寒い日や飲んだ後、〆にはさらにうまいラーメンに感じるだろう。
ライスも期待の遥か上。
つやつやでふっくらした米は十分にうまい。
いい米だなと実感。
素晴らしい煮干しラーメンとの邂逅はこうして幕を閉じたのだ・・・
私は煮干しを愛している。
煮干しはその身をぐつぐつと沸騰する大釜の湯へ投げ入れられようとするまさににその時、私に言った。
I Know。
煮干しも醤油も古くから日本にある食材だ。
これの掛け合わせの料理が口に合わない事などあり得ない。
しかし、その掛け合いの具合には経験、知識、技術が伴わなければ
満足に足る料理とはなりえない。
こちらのご主人は、その高い頂きを登ったのではないかと私は思う。
満足できる「逸品」だ。
欲を言えばもう少し、食べる側の立場にも寄り添って欲しいと思うのは
贅沢か。