殺人的猛暑から避難して・・・昼間酒とシャレ込む : 寿司 魚がし日本一 浅草橋店

ＪＲや都営地下鉄浅草線の浅草橋駅のすぐ近くにある寿司のチェーン店。
立ち食い寿司が基本のチェーン店ですが、ここの店はキチンと座って食べられるスタイル。

とある猛暑の日曜日。
都営地下鉄の浅草橋駅から地上に出てバスを待ちます。
猛暑を通り越して殺人的な暑さに堪りかね、待ちきれずにバス停の向かいにあるコチラの店に飛び込みます。

入店し、メニューも見ずに「生ビール！」とお願いします。
エアコンで体の表面はいくらか落ち着きますが、身体の中は火照ったまま。冷たい生ビールでノド・食道・胃袋から冷します。

すると、ホール係の女性から「ランチメニュー終わりなんですけどよろしいですか？」と聞かれます。
時間はちょうど午後３時。ランチタイムが終わったようです。
コチラは冷たいビールが呑めれば文句なし。

「ランチはけっこうですのでツマミのメニューもらえませんか？」と聞いてみます。
すると１５時～１７時までの「ちょい呑み」系のメニューを渡されます。

とにかく呑む為のツマミということで塩辛をお願いします。

また、にぎり・巻物のおすすめメニューが仕舞われないので聞いてみると「ＯＫ］の返事。
そこで「とろぶつ巻き」という軽い巻物もお願いします。

すでに、生ビールは２杯目。
ここで塩辛が提供されます。臭みの無い美味しい塩辛でますますビールが進みます。

とろぶつ巻きもすぐに提供です。
こちら、細巻きですが豪快な感じ。鉄火のような「切り身」ではなくいかにも「ぶつ」というかランダムな「切れ子」のようなもの。
しかし、、これがおすすめの品だけあってなかなか美味しいです。細巻きということもあってボリューム感もなく海苔が発する磯の香りも心地よくアルコールのツマミでも十分に行けます。
強いて言うなら、ちょっと涙が少なかったのが残念でしょうか？。

さて、久しぶりに生ビールは３杯目をお願いします。

ランチが終わったということでお客さんはアタシだけになり「貸切状態」でしたが、ここで若くて美人のひとり客（３０凸凹の落ち着いた和風美人）が入店されたので、３杯目のビールは「美女を眺める」というツマミ付き。

溶けてしまうよう猛暑から逃げて飛び込んだ寿司屋。２０分たらずでエアコンとビールで体から汗が消えました。

美女を横目に後ろ髪を引かれましたがここでお会計を済ませて野暮用の目的地へ。

もう１杯、美女を眺めての昼間酒も良かったかな？と思う猛暑の午後でした。

魚河岸日本一といえば「立ち食い寿司」で有名ですが、コチラのお店は「座って食べられる」スタイルです。

ＪＲ，そして都営地下鉄の浅草橋駅を出るとがＪＲのガードの南側、目の前の「江戸通り」を挟んだところにお店があります。

この日、他の店で軽く呑んだあと、浅草橋から都営地下鉄に乗ろうとやってきましたが、何となくまっすぐ帰るのも憚られ、アルコールとは別に小腹も空いてきたので暖簾をくぐりました。

座って食べられることを知らなかったので入店してビックリ。軽く、アルコールの仕上げとと寿司で・・・・のつもりが、仕上げのハイボールと同時に「肴」も頼んでしまいました。
その肴は「あさりの酒蒸し」。
鍋に入れられて提供され、目の前で固形燃料に火をつけて自分の好みの火加減でいただくスタイル。趣があってなかなかです。

酒蒸しが出来上がるまで「おとおし」で間をつなぎますが、この日のおとおしは「姫さざえ」。これがとてもウマいっ！。さすが寿司屋と思わせるおとおし。姫さざえですから小さいですがこれ１つでアルコール１杯いけます。

そうこうしていると、あさりの酒蒸しの出来上がり。
アルコールが飛び、磯の香りが生きた感じがします。ちょっと、火が通りすぎたかあさりの身が硬めになってしまったのはご愛嬌。

酒蒸しをつまんでハイボールをおかわり。

そして、にぎりをお願いします。

アタシの定番「コハダ」から。
コチラの店は１つからにぎってくれるので、少食のアタシにとっては、ネタの種類が多く食べられることも嬉しいです。

定番のコハダ。酸味・甘みもちょうど良い感じ。チェーン店の「回転寿司」などに比べると身も大きめだと思います。
もちろん、アタシは「寿司は手で食す」派ですから、お箸でなく手・指でいただきます。

続いてヒカリモノのイワシとアジ。
イワシは脂感はイマイチなもののい「イワシの香り」がして満足できるイワシ。
続いてアジ。イワシと食べ比べると上品な味。それでも青魚独特の香りと脂感で美味しくいただきます。

次に、あなご・かんぱち、そしてアタシにとって〆になる赤身。

あなごは煮あなごでふっくらやわらか。甘辛いツメでいただきます。

そして、カンパチ。白身としてはサッパリとした「すずき」の方が好きなのですが、カンパチはカンパチらしい脂が主張します。美味しいカンパチでした。

そして、最後は「赤身」。
アタシの寿司の食べ方としては、ハナの「コハダ」とともに〆の赤身（鉄火巻きの時もありますが）。
コチラも「まぐろの香り」がする美味しい一品。少食なアタシですから１つしか頼みませんでしたが、お腹が許せばあと２つくらい食べたかったです。

そんなわけで「座って食べられる日本一」。

５０も後半にさしかかったオジサンには「座れる」というのが嬉しいお店。
公共交通の「優先席」のありがたみを少し早く味わいました(^^;)。