子供の頃に食べた昭和ミートソースが今も健在！ : ニューダイカマ

超々久しぶりに『ニューダイカマ』の
スパゲティーミートソースを食べました！


作り置きのソフトな食感のスパゲッティ。
それを油で炒め直す昔ながらのシステム。

弱火で丁寧に温め直す寸胴内のミート
ソース！これを温める方が時間が掛かる。
提供時間は意外と掛かるのである。。。

ソースポットに入ったミートソースは、
懐かしい子供の頃に食べたあの味です！

少しケチャップ感が残り、挽肉は少なめ。
現在の「ボロネーゼ」なソレではない！！

最近は純喫茶店でも中々こんな懐かしい
仕様のスパゲティーミートソースは出て
来ないと思う。全てがレトロである。。。

最後に出て来る此方のサービス、
デミタスコーヒーはホッとする。旨い！


今、敢えてレトロに懐かしがって出される
ロメスパのミートソースとも二味違う、
本当にノスタルジックなミートソースだ！

久々に黄色いカレーが喰いたくなって此方へ。

相変わらずマイペースでぶっきらぼうな店主。
お客の言ってる事を聞いてるんだか聞いてない
んだか分からないトッポい所がご愛敬である。

逆に気遣い丸出しの女将さんの存在感と、
呑気で実直な倅さんの存在も癒し系である…。

今日はトンカツを倅さんが揚げてくれた。。。

此方はカツカレーを注文すると、毎回豚肉を
持ってトイレ扉奥の揚げ場へ行って作業する。

トイレと書かれたドアへ入って行くもんだから
知らん人は一瞬、え？トイレでカツ揚げるの？
と思ってしまう。ニューダイカマあるある。

長年値上げせずにやっているものだからか、
中身の重量で価格調整してるのか、
今回のカツは凄く薄かった！ハムカツくらい。

哀しくなったが仕方ない事かも。。。

でも、900円だからね～～！
もう少し企業努力できるんでねぇ～の！？


常連客の奥様がタッパー持参でカレールウ
だけを買いに来た…。4人前である。

成程！
１人前のカレールウを380円で購入して、
ご近所のスーパーで豚カツを200円位で買う。
そうして家で食った方が相当安く上がる訳だ！

ご近所の方は頭が良い～。。。


今日のカレーは継ぎ足し感満載でねっとり度
も増して良くもあり悪くもあり。旨いけどね！
白飯はかなり硬めでボリュームも少なめ…。

総合的にはカレールウ持ち帰り作戦の勝ちだ。

約半年振りの再訪。

個人的に「今年中にもう一度行っておきたい店」シリーズにリストアップしていたお店である。
吉原界隈に生き残る「昭和遺産」のカレー店。そこでは「スパゲティ」も売っている。。。
以前からその存在は勿論知っていたが、わざわざ此方に来てカレーを食べない理由が無かった。

しかし今回は思い切って「ナポリタン」を頂く事にしたのである。これも「みんナポ活動」の一環だ！
それが無ければ、もしかしたらこの先もずっと此方で「ナポリタン」は食べなかったかもしれない。

■ スパゲティナポリタン ■￥６５０　　★★★★

まさに、これぞ王道！と言える「ナポリタン」である！その間違いの無さは圧倒的である。
作る工程を見学していたが、まず四角いハムを切り、玉ねぎを切り炒めるところからスタートされた。
マッシュルーム、多めのグリーンピースも正に昭和的。そして何よりこの銀皿の佇まいが最高だ！

麺は極太ではないが、ちゃんと茹で置きの柔らかいパスタ。
真っ黒い年季の入ったフライパンで確り確り炒められる。ケチャップの感じも申し分無い！
何と表現すれば良いのか、喫茶店で頂く「ナポリタン」と洋食屋で頂くソレの中間のような味と品質。
ねっとり感・まったり感もありながら、とても後味がさっぱりした絶妙な出来栄え。素晴らしい！

とてつもなくシンプルな「ナポリタン」であったが、とても感動に値するクオリティ。オヤジさんの技だ。
次回は、是非トッピングの目玉焼きを乗せて大盛りで頂きたい衝動にかられた。。。
やはり店と作り手の年季が違うな。過去何万回と作ってきたであろう調理の結果がここにある。

隣客達は当然カレーを喰っている。中には「ナポリタン」と「カレーライス」をダブルで喰っている客も！
自分もめっちゃカレーを喰いたかったので、1人前\380のカレーソースをテイクアウトして帰った。
これで後程自宅で「カレーライス」も楽しめるという幸せ。トッピングは何を買おうかな。。。


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●● 白米原理主義者でなくとも旨くて通うカレー屋さん ●●　（2012.6月　記）


順天堂大学の医学博士、白澤卓治教授の著書によれば、日本人の約50％は「糖質中毒」であり、
「カレーライス」を食べたい人は、実はカレーが好きなのではなく、ご飯が食べたいんだそうである。
要するに、短時間に白米をサーッと食べたい人が「カレーライス」を注文するらしいのだ。。。
いわゆる「白米中毒」であり「糖質中毒」。教授はこれを「白米原理主義」と呼んでいるらしい。

そんな事を言われちまったら、自分は完全なる「白米原理主義者」である。しかも重度の！
故ウガンダ・トラ氏は「カレーは飲み物」という名言を残し、現在もデブ仲間の合い言葉である。
全てが当てはまる自分が哀しいが、今日もカレー（白米？）を求めチャリを飛ばしてしまった。。。

「昭和の黄色いカレー」を代表する此方。今日も「カツカレー」￥900を注文。テンションUP！
「お手洗い」で女将さんがトンカツを揚げてくれる。（「お手洗い」の奥が揚げ場なのである！）
揚げたてのトンカツ。薄いけどサックサクで美味い！逆にこのカレーに分厚いトンカツは似合わない。
今どき珍しいソースポットに粘度の高い黄色いカレー！ 既に入っているポークも凄く旨いのである。
カツ→カレー→白米→福神漬け→・・・。この順繰りでループする。ああ、永遠にループしていたい！

やっぱり「カツカレー」は美味い！！ 確かに「白米」でなくては意味が無い。。。
自分は、福神漬けよりも紅生姜や紫蘇の実漬けが好き。でも、このカレーには絶対に福神漬けである！
カレーの黄色、白米の白、福神漬けの赤。この幸せの「赤・白・黄色」は、
この店のシンボルカラーにすべきである。あっ、でも、此方は「ナポリタン」も美味いんである。。。
スパゲティやラーメンを好む者も「糖質中毒」なんだそうである。認めるけど、うるせぇ〜って感じ。
日本人は、元々農耕民族で何百年って米喰ってきた訳である。「糖質中毒」なんて当たり前過ぎる！
今更そんな事言い出すのは何故だろう。50年前はきっと８割の日本人が「糖質中毒」だった筈である。


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● 昭和遺産の黄色いカレー。懐かしさだけでなくしっかり美味い！ ●　（2012.1月　記）


黄色いカレーが食べたくなり訪問。
浅草は吉原大門から程近い、清川一丁目の商店街に在るノスタルジックなお店である。
隣にラーメンと焼きそば＆甘味の「大釜」というお店が在り、
そこが本店であり、そこありきの「ニューダイカマ」なのである。。。

自分個人としては、こちらは都内に在る昭和遺産の美味しいカレーを出す店BEST３に入れている。
因みに他２店は、上野の「クラウンエース」と、神保町の「まんてん」である。。。
その２店舗と比べると、こちらはかなりCPの低いお店であるが、やはりこの味を欲して来てしまう。

店内は暇だったようで、おやっさんがタバコをふかしながら昼ドラを鑑賞中であった。
カツカレーを注文すると、おやっさんが強い口調で奥に居るおかみさんに合図を送る。
「カツを揚げろ！」という合図である。ちょっと偉そうなかけ声も昭和遺産だ。
「お手洗い」と書かれたドアの奥に揚場があり、そこでトンカツを揚げるのだ。
カツを揚げる時間も、おやっさんはタバコをふかして昼ドラの続きを鑑賞。見事な昭和遺産。
しばらくすると、おかみさんが「お手洗い」からライスとカツの乗った皿を運んできてくれる。
そこへすかさずおやっさんがソースポットに入った黄色いカレールーを出してくれる。
まさに「あうん」のコンビネーションである。

ライスの量は少なめで、カツが無かったら成人男性はちょっと物足りないだろう。
カツの肉は薄めだが、大きくて柔らかく、なにしろ熱々の揚げたてなので確実に美味い。
黄色くて粘度のあるカレールー。カツとの相性も抜群で、甘口だがスパイス感も感じられて旨い！
このカレーは、ちゃんとしっかりカレールーとしての旨さが成立しているので、
懐かしいとかノスタルジック等という付加価値以前に本当に美味いカレーライスなのである。

こういうカレーには本当に福神漬けってものが一番相性が良い。
形を残した玉ネギの甘味と食感、程良いルーの粘度が口の中でとろける。
カツのさっくり感と固めに炊かれたライス。やっぱり美味い！！！

食後に、インスタントだがデミカップでホットコーヒーを出してくれる。
熱々で身体が温まる。心憎いサービスである。。。
やはりカレーとコーヒーって鉄壁のコンビである。しばしほっこりしながら一緒に昼ドラを観る。
これぞ「昭和遺産」な空間である。しょちゅう来なくとも常連のような気分。。。
下町独特の落ち着ける雰囲気。こういう店は絶対に絶滅を避けなければならないと思う。。。