人気No.１の「担々つけ麺」は当然のこと！ : 浅草製麺所

久し振りの訪問！

此方は元々が『よってこや』としてオープンし、
『浅草製麺所』に変わったが確か2005年の事だ。

激戦区浅草において、もう15年近く同じ場所で
商売出来ているのは中々凄い事だと言えるのだ。

そもそも『よってこや』時代から受け継いだ、
醤油や味噌のラーメンが『浅草製麺所』になり
「つけ麺」をメインとした営業に替わる。。。

この店に製麺機を置き、自ら自家製麺を打つの
は一昔前はかなり斬新な事でもあった。
実際に麺も凄く美味しくなったのも事実…！

で、確か７～８年程前から登場したのが、
この「白胡麻担々つけ麺」である！！

自分はその頃から、此方で一番旨いのはコレ！
と言い続けて来たのだが、今回訪問すると、
「当店人気No.１」と書かれた担々つけ麺の
メニューが置いてあったのである。。。

自分としては今更感があるし、やっとかい！
という想いもあったのだが、ほら見ろ！感も
生まれて複雑な気分だ。なんせ旨いんだから。

そして今回は、今まで有った普通の白色麺と、
唐辛子を練り込んだ赤色麺の他に、明日葉が
練り込まれた緑色麺も登場していた…！！！

少し青味がしてフレッシュな後味の太麺である。
濃厚クリーミーな担々汁には良いアクセントだ！


だが、、、
最近ニューオープンした担々麺専門店の指向を
見ると、此方のまろやか濃厚担々麺汁は、少し
時代遅れな印象ではある。流石に時代は流れる。

それでも美味しいから関係ないし、
コレはこのままずっと残して販売してほしい！

花椒も使われてなければ、辣油の辛味すら弱く、
胡麻の旨味だけで押し切った担々汁は潔い！！

こうした日本独自の味の構成、自分は好きだ！

「担々つけ麺」が旨い店は多くないのだから、
オリジナリティとして確り残してほしい逸品だ。

今の時期「限定麺」を出している店は多く、
季節柄「味噌」や「担々麺」を出す店が多い！
特に「担々麺」は自分には嬉しい限りだ。。。

基本的に此方のお店は「担々つけ麺」が旨い！
その系列の新メニューを待望視していただけに、
今回の新商品は自分にとって朗報である…！！


◇ 黒胡麻担々つけ麺 ◇　960円　　★★★★

辛さがレベル１～３迄あり、自分は「１辛」で！
そして麺は大盛をチョイス！ 正解だった。。。

スタッフに「かなり辛いですよ…」と注意を受ける。
ハバネロよりも辛いブートジョロキア使用である！
ちまちました辛味ではなくズシンと重い骨太な辛さ。

そもそもが此方は胡麻＆担々ダレの味付けが旨い！
既存の「白胡麻担々つけ麺」も美味しいので
期待値はおのずと上がる。。。

時間差で喉がカッと来るような辛味ではない。
舌の根本からジンジン迫って来るヘビー級の辛味。
いつもとは一味違う刺激がチョッと病み付きになる。

黒胡麻の甘味と苦味・コクの下から辛味が追う…。
ヘビー級のジャブがジワジワと後から効いて来る。
濃厚な胡麻のコクと旨味も確りと健在で美味しい！

汁側の具材は一寸の挽肉と青菜・刻みネギのみ。
でも太麺の食感の良さと、この芯から来る辛味の
黒胡麻汁が他には無いオリジナリティである。

辛い物好きな人には好都合の本物の辛味と言える。
強い人はレベル３で真の辛味と旨味を堪能出来る筈。
自分はレベル１で十分。レベル２に行ける勇気無し。


やはり、此方の「担々シリーズ」は間違いない！
濃厚な胡麻の甘味と、唐辛子本来の辛味を確りと
理解している。多分制作陣が「担々麺」好き
なのだろう…と察する。又食べたい逸品だ…！


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▼ 2014夏！七野菜極太・涼風「冷し担々麺」 ▼


色々手広くやってる此方だが、、、
自分は昔から此方の場合は「担々つけ麺」が好き！
毎年この時期になると食べたくなる逸品である。。。

今回もそろそろ…と思い訪問したら、
なんと「冷し担々麺」の告知が店頭に出てる！
今年はとうとう「冷やし」を出してのね～。。。


◇ 冷し担々麺（中盛）◇　890円　　★★★★

商品名の副題に「七野菜」と記しているように、
もやし・胡瓜・玉葱・貝割・プチトマト・小松菜・茄子
という野菜陣が丼中に配されている。サラダ感覚の商品。

麺はやや平型の極太麺！茹で時間に相当取られる。
もちもち＆プニっとした食感が今流行な印象である。
麺量は「中盛「大盛」も選べ、自分は「中盛」にした。

少しの味挽肉の塊が「担々麺」的ビジュアルを保つ。
此方自慢の濃厚胡麻ベースの甘辛いタレが丼底に居る。
半ばマヨネーズばりの濃い粘度。かなり濃厚である。。。

胡麻の甘味が要の女性受けしそうな味のシフトであり、
付属のラー油で好きに辛味調整が可能！
自分も勿論追いラー油でガッツリと辛味増し…。

インパクトのある太麺と個性的な濃厚担々味のタレが、
かなりジャンクにして食べ易い仕上がりになっている。
肉類のトッピングが少ないのが唯一の寂しさだが、
結局は麺量の多さで満腹になってしまう。。。

また、お浸し状の小松菜や素揚げされた茄子、
荒みじん切りの玉葱等、随所に食感の違いを楽しめる
工夫がされていて美味しい！ここも女性受け確実だ。

「涼風・冷やし麺」な～の～に～、、、
濃厚ねっとりのこってり風味。全然あっさりしてない。
そういうジャンクさもこの商品の魅力である。。。

ここまで大胆に「日式」寄りに創作した「担々麺」
っていうのも、個人的には大好きである。中々旨い！！
人によってはクドい…という感想の方も居るかもだが。


（2014.6.記）


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▼ 惜しい！残念！新作の「浅草カルボナーラつけ麺」！ ▼　


夜の部限定20食の「あっさりラーメン」と、
「カルボナーラ風つけ麺」が此方久々の新商品！

満を持して出た新作なので期待して頂いた。。。
が、期待値が高過ぎたのか、その分落胆も大きかった。


■ 浅草カルボつけ麺（大） ■　\940　　　★★★☆

プレーンの麺「白」と、此方名物の唐辛子入り麺「赤」、
そして新開発の明日葉練り込み麺「緑」から選択出来る。
自分は勿論、グリーン麺「緑」をチョイスした！

流石は「自家製」と言える中々美味しい極太麺。
抜群のもちもち感と強いコシは好感が持てる。
大盛りは350gあっただろうか。。。

メニュー表には「たっぷり野菜」と書いてあったが、
実物はアレ？っと思わせるショボいビジュアル。
細切りパプリカとカイワレが少し。広告に偽りアリである。

期待していたカルボナーラ風つけ汁が寂しい出来であった。
濃厚とは程遠いシャバ系汁。そのままでも飲める位の濃さ。
麺にスープが全然まとわり付かない。カルボの良さが皆無！

牛乳ベースのカルボスープは黒胡椒も利いてないし、
スーパーで買ってきたようなベーコンスライスの切れ端が
そのまま２～３切れ入っている感じ。ベーコン効果はゼロだ。

麺側にわさびチーズと揚げオニオンがトッピングされている。
コレは上手く出来ている。麺に混ぜて爽快な辛味が旨い。

とにかく「つけ汁」が駄目！
カルボナーラの良さを全く表現出来ていない！！

何故、もっと濃厚＆クリーミーなスープにしなかったのか？
何故、ベーコンを炙ったり焼いたりして香ばしさを出さない？

疑問ばかりが残る「つけ汁」である。。。
仮にも「カルボ風」と銘打っているのに、薄い汁でどうする？
トロッと濃厚な汁に、わさび風味の麺を浸けて食べたかった。

此方は、クリーミーで濃厚な「担々つけ麺」が人気商品である。
どうして同じような仕様にしなかったのだろう。。。
お手本になる「つけ麺」があるからこそ余計に疑問である。

少し捻り過ぎたかな。
今回の新作は、大きく改良の余地有りである！CPも低い。
麺や汁の味へのアプローチは良かっただけに残念だ。。。
とりあえず、今の汁を2～3倍に濃縮すれば少しはマシになる！


（2013.9.記）


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▼　「担々つけ麺」は浅草製麺所のベストセラー商品！　▼　　　　　（2013.3. 記）


浅草は、言問橋近くに在る旧「よってこや」の「つけめん工房浅草製麺所」。

この付近は美味しいラーメン屋さんが少なくないので、此方へは年に１～２回の訪問である。
今日も久々の訪問。相変わらず真っ赤な店内が出迎えてくれた。メニューもあまり変更はない。

此方の「売り」は、自家製麺のつけ麺が食べ放題という企画である！
ツマミ類も豊富で、夜は居酒屋的要素も含む営業形態だが、やはり主力は「つけ麺」である。
あと、此方は「担々つけ麺」が美味い！昔からある商品で、ずっと生き残っているのが証拠。
最近の自分は、またあちこちで「担々麺」を食べ漁っているが、此方を思い出して訪問した。。。

■ 担々つけ麺 （赤麺・中盛り） ■\870　　　★★★★

赤い麺は唐辛子が練り込まれていて、普通の麺より辛味があり\20高い設定だ。
中盛りは麺量450gで\50増しという設定。因みに、並盛りは300g、大盛りが600gである。
が、いずれも麺茹で上げ後のグラム数である。「赤麺」は見た目がナポリタンみたいな色してる。

スープが旨い！個人的には大好きな味である。日本式の胡麻たっぷりの担々スープである。
胡麻が濃厚な汁だけど、ドロッとした粘度ではなく、サラッとした口当たりの漬け汁である。
胡麻の甘味、肉味噌のコクと旨味、ラー油のほのかな辛味と酸味のバランスが素晴らしい！
麺がまたピリ辛なのが丁度良いアクセントになっている。。。

小松菜・玉ねぎ・挽肉だけのトッピングは少々寂しい気はするが、味が良いので許せる範囲だ。
浅草～上野～日暮里エリアでは、「担々つけ麺」が食べられる店は決して多くない。
メニューに見付けても、「担々麺」を無理やりつけ麺に移行したような商品が多いが、
この商品はクオリティが高いと思う。自分はこの界隈ではベストに入れたい出来である。。。

■ 担々らーめん（太麺）＋ラー玉 ■\800＋\30　　　★★★★

スープは「担々つけ麺」と同じ仕様の物。太麺を選択したが、コレも「つけ麺」の白と同じ物か？
だから美味いのも当たり前だが、「つけ麺」よりはスープが薄まっている分、ソフトな旨味だ。
このクリーミーなスープにはデフォの細麺の方がぴったりハマるだろうと思われる。。。

白胡麻の成分が多いのでスープが真っ白！酸味もなく凄く食べ易いマイルド担々麺である。
長ネギ＆玉ネギのコントラストが活きている。挽肉味噌が良いコクを出し、全体に旨味が濃い。
世間では、こういう白胡麻が多い物を「白担々麺」、ラー油の成分が多い物を「赤担々麺」。
そして、黒胡麻の成分が多い物を「黒担々麺」というように分類しているお店も少なくない。

辛味が少ないので、ソレを見越して「ラー玉」を追加注文した！
「ラー玉」とは、辣油を作った時に残った出涸らし成分のような物。コレ自体は激辛ではない。
こいつを徐々に溶かしていけば、白いスープも段々と赤く染まっていく。コクは増さないが旨い！
これで辛味調整も万全である。辛いのが苦手な人はそのままデフォのまま食べれば良い。。。

濃厚な胡麻の風味が好きな人には最高の「担々麺」である！
本格派の「四川担々麺」が好きな人には少々物足りないかもしれないけど・・・。

■ 焼き餃子（５個） ■\300　　　★★★

小振りで軽い口当たり。味は至って普通！「３個で\180」も有り、CPは良い！
外側がコンガリ焼かれているが、焦げ目の無い部分も意外と皮は厚めである。
焼き立ては美味しいが、冷めてくるとグシッとした皮の食感が残念さに変わる。。。
熱いうちに全部喰ってしまう事をお勧めしたい！風味が軽い分、食感の変化が気になるのだ。
中身の餡が意外と少なめなのも残念。あくまでも軽いおつまみ程度のスタンスである。


同じ「担々麺シリーズ」でも、やはり「担々つけ麺」の方が美味い！
スープが濃くて濃密なのと、麺に確りコシがあって食感に食べ応えがあったからだ。
でも基本的な味造りは同じなので、あとはお好みで選択して頂ければ良いと思う。。。