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アリゾナ キッチン/その強靭なる外殻
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Jackie_m
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店名 |
閉店
アリゾナ キッチン(ARIZONA KITCHEN)
|
---|---|
ジャンル | 洋食、ハンバーグ |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ銀座線、東武伊勢崎線 浅草駅 徒歩1分 浅草駅(東武・都営・メトロ)から173m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥1,000~¥1,999
|
席数 |
30席 |
---|---|
個室 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
ドリンク | ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
オープン日 |
1949年 |
備考 |
永井荷風が愛した洋食レストラン |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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今日もいい調子でうなぎのぼる気温。
直火で焚かれて尚衰えることを知らぬ、世界各国から集った観光客の底知れぬヴァイタル。直火で焚かれてこれまた寸分衰えぬ、我が食欲。
(そしてまた性欲)
<H27.7.22>
この暑さで精神に異常をきたしたか、看板の中の永井荷風の~、が、(文豪永井荷風となると殊更に)もはや“永井豪”にしか見えなくなった男独り、メインストリームをちょっと逸れてひっそりと佇む、異国情緒に溢れたレストラントのドアを引いた
「ARIZONA KICHEN」
BGMはオールディーズ。
音量はたっぷりだが、一方光量の押さえられたライティングに浮かび上がる、アーリーアメリカン調のフロア。入り口がウェスタンドアでなかったことに少し物足りなさを覚えたが、斯く言う私も、今日はカービン銃を持ってきていない。
開拓時代の店内には無論テレヴィジョンなどというものは存在しなかったが、世間的には本日、ジーン・ハックマン役を森元首相が一手に引き受けてくださっているようである。
風体から人を悪者扱いするのは、ほんとうは絶対にいけないことだが「許されざる者」を観たとき、ジーン・ハックマンを“風体”だけで悪者扱いしてしまった自分を心底恥じると同時に、森さんのこのふてぶてしくも底なしのチャーミングさに、もはや清々しさを覚えてしまう ……
“キャベツ包みハンバーグ” @1,000也。
スープは懐かしの醤油仕立ての卵スープ。
きのこ満載。下町らしく、しっかりした味付けが嬉しい。
そうこうしているうち、閑散としていたフロアがにわかに活気立った。やけに清楚な美人を連れだった金髪のバンドメンの彼が、ビアを注文した。あれは生ビールだろうか ……。もう一組、綺麗な女性を連れた年嵩の男性も何らかのリカーを注文したようである。
何でだろう、アルコールがひどく遠くに見えた。
俺には永久に手の届かないもののように。俺はただひたすらに、ハンバーグの外殻を形成するキャベツを裁断する作業に没頭していた。なめていたキャベツが、まるでバリスティックナイロンのような強靱さを発揮して、思うように断ち切れないのだ。
付け合わせのポテトに卓備え付けのNaClをやりたかったが、いっくらひっ叩いてもちょびっとしかこぼれ落ちてくれない、胡椒ミルと同形状の、しかしミルの付いていない塩入れ。
ソースはドミソースではなく、シンプルなトマトソース。悲しいかな、キャベツのシガニー・ウィーバーのような(物理的)強さに対し、肉の(料理としての)存在感がひどく薄弱に思えた
永井豪をこよなく愛する私が、永井荷風(誰だか知らないけど)が愛した店を後にした。
私が初めて性に目覚めたのが「ドロロンえん魔くん」の雪子姫と「魔女っ子メグ」のノンだとは、もう何度も先述させて頂いている。ナイフで酷使した右手人差し指と親指のアクチュエータの動きが渋くなっているので、シュワルツェネッガーのように電信柱に軽く叩きつけて治した。叩いて治る物がブラウン管テレビに限らないとも、既に先述させていただいている。
蒼天の下にとことん映える松屋デパートを見上げつつ、自分がもしかして、ある女性を守るために“昭和”という“過去”から送り込まれたサイボーグなのではないかという記憶の断片がまたしても脳裏にフラッシュしたが、今は深く考えず、この猛暑にとろけることに決めた
「古いが、ポンコツではない」
Fine