書くこと多過ぎて2000字超レビュー初めてかと : Molecu-L

今回も写真の数多い！

去年のお正月って何してたっけと思って見てみたら、ほぼこもっていたようだ。つうか、寝ても覚めても転職活動してた頃で、年末ギリまで面接行ってたりしてたので、たぶん疲れていたとみえる。今年は心晴れやか。転職先は、まぁ普通の人だったら、まずった…早まった…と思う類の会社だろうけど、困難なほど燃える質なので自分としてはわりかし楽しい。晴れやか気分のまま、今年のお正月休みは色々と出かけよう♪

で、まず元日。初詣もひっかけるかと上野で食事。要は食事メイン、お参りはついで。
上野公園の中にいくつかお参りするような場所があるようだが、夜何時まで参拝できるか不明で、一番近い稲荷がライトアップされてるので大丈夫かと思ったら、賽銭箱も閉められ手水舎も縄張られて参拝はできないようになっていた。奥の方まで行って同じように閉まっていると嫌なので、結局湯島天満宮まで歩いて行き、その後ドンキとかぶらつきつつ、ちょい早めにこちらへ着く。
なんというか、普通の飲食店ではないので評価分かれるかもしれないけど…私自身は楽しめた。これだけ楽しめれば1万円のコースは安いと思う。

コース内容は開店以来変わっていないようだ。去年の夏ごろ開店してまだ半年くらいだが、そろそろ月替わり等考えてくれてもいいかと思う。値段が少々段階あるのは、アルコールがつくかつかないかまたはその種類による。私は下戸なのでアルコールつかないコースにして飲み物は別に注文する。飲み物は日本酒がおすすめとのことだが洋酒類もソフトドリンクもある。1杯千円～二千円程度。
3部制の完全予約だそうで、昼の12時半開始、夜の6時開始、8時半開始の模様。何組かを一斉に入店させる。今回全部で8名ほどで、半分くらいづつカウンター内の店員さんが料理説明等相手をする感じ。ちなみに他のお客さんは全部外人さんだった。たしかにこういう趣向で和食で、って外人さんにウケそうだ。
入り口に5分前まで待て的なのがあったが、もう少し早く入れてくれる。店内はテーブル少々あるけど、ほぼカウンター。プロジェクションマッピング見たり、その絵の説明やら料理の説明やら考えるとカウンター席が適切だろう。雰囲気は黒基調でモダンな感じ。どこぞの高級バーのような感じだ。店員さんも非常にお行儀よくこなれた感じでとても丁寧で感じいい。この店の雰囲気と接客で、もうなんか特別空間なんだよなぁ。

なんかもう書くこと多過ぎてすでに疲れてきた(´∀｀)
料理は、全部で9種類。
①枯山水に見立てた前菜は、内容はかぼちゃサラダとポテトサラダ。それを岩のようにして、玉砂利風に塩敷き詰めてる。水蒸気＆熱風同時のオーブンで焼くんだと。灯篭は食べられない。サラダ自体は普通に美味しい。塩そんなにつけないので勿体ない感じはする。岩に見立ててるだけあって黒い（焦がしてる？）んだけど、食べると違和感ない。見た目きれいでしょっぱなからテンションあがる
②分子オードブルだと。この分子料理というのがいまいちわからないが、食材や調理のプロセスを分子レベルで捉えるというものらしい。トマトはゲル化されてプディングのようになり、ほうれんそうは凍結粉砕してペーストのようになる。これらも面白いし、ほうれんそうもトマトもとても味濃く良い素材なんだなと思うが、分子でないタケノコがとても美味しかった。どろっとしたバター醤油につけて食べる。
③この不思議な青いゼリーたち。なんと茶わん蒸し。ほんとに下の方は茶碗蒸しだった。海岸イメージだそうで、うにやホタテのる。下は青いのはさとうきび、もうひとつは忘れた。それが粒々のゼリーみたいになっている。不思議な感じだが皆ちゃんと美味しい。
④サーモンお造りは青じそやアボカド＆わさび、しょうゆジュレ等が添えられる。
⑤ぶり大根は、じっくり出汁しみてる大根に、いくら的な粒々がのる。これもやはり出汁を人工いくらの手法で粒にしている言ってたかな。
⑥牛肉をウィスキーオークで燻しているのは、いろんな塩と揚げ玉ねぎが添えられる。燻し中のパフォーマンスも楽しい。
個人的にはこの牛肉が一番美味しかった。
⑦エビフライは5本一緒になってる。食用接着剤でくっつけて云々言ってた。すっごく食べ応えある。そりゃ5本だし。
⑧うなぎひつまぶし。赤富士にみたてているそうだ。北斎の富嶽三十六景らしい。上に飾ってある紙も食べられる。あぁ、今まで時々出てきてた花も全部食用。豆乳出汁をかけて最後お茶漬けのような食べ方をするが、これは正直かけないほうが美味しい。
⑨液体窒素を使ったアイスクリームやムースで、上のいくらみたいな粒々はざくろ。

これら料理の合間合間に、そのテーマに沿ったようなCGが流れる。

CG自体は、それほど美し～というものではないんだけど、いろいろ変わっていくのはけっこう楽しめる。料理に沿ったテーマで変化していくので、あ、エビフライだから油の絵ね!?とかいろいろ話のネタにもなる。こういう他の店で体験できない演出というのは楽しいなぁ。
分子料理とか聞くと宇宙食のようで美味しいんかいな、と若干疑問に思っていたが、個人的に少々口に合わないものはあったものの、総じて美味しい。素材がいいの使ってること多いんだろうなという感じ。
ボリュームは控えめではある。毎日食べたいものではないが、一度体験してみるのはありだと思う。先行レビュアーさんのところにはサービスのレベルが…的なのあったが、すっかりオペレーションも落ち着いたのか、私はこちらについてはとてもいいと思った。やっぱり1食に5桁出すならこういう店内雰囲気とかサービスのセンスに納得したいなぁ。いい経験できた。メニュー変わればまた行きたい。

ついでに言うと夜の湯島天満宮はすいててよかった。当然屋台とかはないが、昼間イライラしながら行くより正解と思う。