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デラ/あなたにハンバーグの一番な大切なものをあげるわ
“小さな胸の奥にしまった大切なものを……”
外堀通りを一直線に北上すると、神田川を越えたあたりでその名を昌平橋通りに変えて、そのまま上野不忍池にぶっつかる。
今は昔のゴルバチョフ大統領来訪時や紀子様ご成婚時に、各々警視庁のパトカーや白バイを従えての行列大行進の様は、普段あまり陽の当たることのないこの通りを、限りなく華やかに演出してくれたものである。
その通りに、いつの間にか“赤い”店が出来ていた。一瞬、ソヴィエト社会主義共和国連邦の出先機関かと訝ったが、どうやら、まだ真相は不明だが、表向きはワインBarのようである。
無論、その手の店の夜に無縁の私がその戸を引いたのは、むちゃくちゃに暴力的な太陽が、まだ頭の上にいる真昼間のことである。
――しかしこの地球温暖化は、一体どこまで進むのか…… なんて真顔で言うやつがいるからほんとうに閉口する……
「Bistro Dera」
午後12時40分。
BGMは、やや大きめのボリウムでのフレンチ歌謡。単独、二人組、併せて四組ほどの先客は、揃って全員女性。お店の方は、人当たりの良い若い男性デュオ。ランチメニュウは、こちらも揃って全部ハンバーグステーク。ソースを数種類から選べるようである。
窓際一面にボトルキャビネット、というには簡単な棚にずらりと並べられたワインボトルが、外光を店内に蠱惑的に乱反射させ、その雰囲気を盛り上げていた。ワインに詳しくない私でも、お酒を長時間直射日光に晒して大丈夫なのかと心配したが、よく見ると全部空のボトルのようで、そこはかとなく安心した
“Deraハンバーグ デミグラスソース” @850也。
サラダはフレッシュだったが、手作りのフレンチドレッシングの塩分が少々不足しているようで、ヘルシー志向による、これも女性客吸引の一要素なのかなと、その時には無理矢理こじつけた。
先客が四組あったといったが、料理の出ていない卓はないようである。
空中に泳がせた視線の、とうとう行き場が無くなった。数回、アラームの音が鳴るのが聞こえた。スパゲッティを茹でるときにセットするような、あの料理用のアラームである。いったいどれだけの工程を経ているのだろうか。一瞬、注文を忘れられているような不安な気持ちに陥ったが、女性の中にこんなむさ苦しい野郎ただ一人、そんなわけはない。
結局、皿が運ばれてくるまで、いや、時計を外してきているので、感覚的なことを言うのはやめておこう。私のブログは常に、客観的データに基づいた事実だけの淡々とした記録のみで、常に構成される。
ドミソースはたっぷりで、甘かった。
女性陣が引き上げた後、状況は一変、今度は私の周りが常連と思しき男性陣に占拠された。各々盛りの量を指定しているようである。これはご飯の盛りのことなのであろうか。しかし何も指定せずに供された私のライスも、けっこうなボリウムがあって、ハンバーグが足りるかどうかを計算しながら食べ進めたほどである。
料理は悪くはなく普通だったが、食べ進めながらも、この漠然とした物足りなさがいったい何なのかを、ずっと考えさせられた……
――ああ、これ付け合せがないからだ!! ハンバーグの付け合わせって、意外と大切なものなのよ……
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Jackie_m
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Jackie_mさんの他のお店の口コミ
店名 |
Dela(デラ)
|
---|---|
ジャンル | ビストロ、ハンバーグ、パスタ |
予約・ お問い合わせ |
03-3834-1308 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
「湯島駅」4番出口より徒歩10秒 湯島駅から77m |
営業時間 |
|
予算 |
¥3,000~¥3,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (Diners、VISA、Master) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
お通し(300円) |
席数 |
20席 (カウンター8席、テーブル12席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、ソファー席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可、テイクアウト |
公式アカウント | |
オープン日 |
2012年10月3日 |
お店のPR |
湯島駅徒歩スグ◆フレンチをベースとした料理と100種類のワインが楽しめる下町ビストロ♪
7月23日(木)、7月24日(金)7月25日(土)祝日は営業致します。 |
初投稿者 |
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「デラべっぴん復刻してんじゃねえよ ……」
「それ、俺も思った」
久しぶりに朝からの晴れで非常に気持ちが良い。
昼になり、職場の稼働人数が極端に減ったとき、突然ザーッ ! と地鳴りが轟いたと思ったら、空が一転にわかに掻き曇り、大粒の雨のざ~ざ~降りとなっているではないか !!
―― 久しぶりに傘を持たずに出てきたと思ったらこれかよ ……
朝のテレ朝のお天気お兄さんを責めるつもりはない。
明け方のテレ朝女子社員の降水確率が予測困難なように、このような局地的大雨だって、予想出来る確率は低いのだろうと思うから
<R3.8.18>
「Dela」
雨の上がった隙を突き、昌平橋通りを北上。デラべっぴんに似た名前のお店に飛び込んだ。
ちょうどお会計のお客さんと重なった為、いまいち気付いてもらえないぼくは、カウンターの入り口付近に謙虚に陣取らさせていただくことに。同じく入り口近くに若いカップルがいて、彼女の真白い腕がとても魅力的に直感しているのだが、両サイドがワインボトルでバリケード状に囲われている為、じっくりと様子を窺うことは出来なかった。
「あっ、ごめん ! ハンバーグ終わっちゃった !」
こちらへは数年、いや、それ以上前に一度訪れたことがあったと思ったが、本日は如何に。
席に着いてしまってから気付いたことだが、この位置はオーナーと思しき男性の目の前の席のようで、彼は積極的にお客さんにコミュニケイションを図っていくタイプの御方とお見受けする。そしてまた、カウンターのこちらと向こうとの距離感もほど良く身近であって、だから私としては警戒し、なるべく目を合わせないように注意した(笑)。
今も常連さんがランチに訪れたようだが、フランクにランチの終了を告げるオーナー。図らずも自分が最後の一つのハンバーグをgetできてしまったことに、これも日頃の行いの良さかなと、そこはかとなく勝ち誇ってみたりして ……
“Delaハンバーグ/デミグラスソース” @950也。
サラダのドレッシングは玉葱の香りもフレッシュ。
この皿の周りを謙虚にデコレイトする薄切りの白い野菜はカブだと思うんだけど、何カブだろう ? デルタカブじゃなければいいのだけれど ……
そしておっかけ、というよりはそこそこの時間の経過を以て舞い降りたハンバーグは、熱帯魚屋で売ってる水草を纏い、たっぷりのドミソースの真ん中にぽかりと浮いていた。
ステーキ屋さんのものではなく、ナツメッグの効いた如何にも洋食屋さんのハンバーグは久しぶりに食べた気がする。
最後はドミソースを舐めながらなんとかご飯を消化して残存するこの奇妙な物足りなさは、マイコンから過去の訪問リポートを掘り起こしてみればそのときの感想とまったく同様、皿におかずとして機能する付け合わせを持っていないことに依る、ということか。
「ビニ本なんか万引きして !」
「ビニ本じゃねえよ。エロ本だよ ……」
茨城は大洗を舞台とし、零細タクシー会社を営む夫婦の夫は激しい暴力気質。ドライバーも兼ねて会社を支えていた母親は、その日も酔って帰って暴力をふるい始めた夫を、子供たちの為にも轢殺す。
その母親役を田中裕子さんが演じた「ひとよ」という映画に、デラべっぴんが一つのアイテムとして効果的に使われていたことを、鮮やかに思い出した
入り口付近に着いていたカップルがお会計をして立ち上がる。
オーナーが外の雨に気を使って大丈夫ですか ? と語りかけると、彼らはすぐ駅に入りますから、とのこと(湯島駅への階段はすぐ隣)。
これからすぐHOTELに入ります ! だったら今日これからの元気、やる気、勇気がすべて粉々に打ち砕かれるところだったが、首の皮一枚で繋がったことは私にとって果たして吉か、はたまた凶か ……
木々やアスファルトは濡れそぼったまんま、見上げればさっきまでの雨が嘘のように、雲のwhite&空のblue。
ならばもう意気揚々と、水蒸気に揺れる春日通りを往った