【0499】上野（湯島）の亀戸ホルモン系 : マル超ホルモン

2,753文字★

食べログのレビュアー様ら6人でのオフ会（二次会）で利用。

お通しのキャベツ（300円×人数）
トロミノ（700円）
ゴマ塩レバー焼（850円）
ホルモン（700円）
タン刺（600円）
牛タン塩（1,500円）
マル超ロース（1,500円）
コムタンスープホワイト（500円）
コムタンスープハイパー（550円）

※上記価格は外税です。
6人でお会計21,384円、1人あたり3,564円。

お通しのキャベツは以前は千切りだったのですが、
今は一口サイズの大きめカットとなっていました。
千切りだと油を吸いやすいのでこちらのほうが良いです。
ただホルモン焼き屋にお通しはそもそも不要とも思います。

トロミノ、ホルモン、タン刺は前回と同じぐらい。
レバーは前回より良くて3.5ぐらいの印象でした。
それでも本家の亀戸で食べたレバーよりは劣るのですが、
同じお店でも質に差異が出るのがホルモンの難しいところ。

1,500円もするだけあって牛タンやロースはなかなかの質。
牛タンは表面積の広いカットで食べ応えもありました。
マル超ロースはすき焼き風に卵黄と絡めて。

本郷三丁目にあるジャンボの野原焼きに似ています。
さすがにジャンボに比べると肉質は劣るのですが、
値段も相応に安いので悪くないと思いました。

コムタンスープはインスタントラーメンを思い出す味。
ケミカルな味のうえに具は春雨だけで肉は無し。
500円とはいえちょっと物足りなさも感じてしまいます。

ハイパー（大辛）は直線的な辛さでむせました。
カイエンペッパーで辛さを増しているのでしょうか。
こちらもイマイチでコムタンは標準点未満の評価。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

1人焼肉度◎（カウンター席があるので余裕です）

上野エリアの亀戸ホルモン系、マル超ホルモン。
最寄り駅は千代田線の湯島駅です。
お店の看板に亀戸ホルモンの文字があるように、
店主はホルモン焼きの名店亀戸ホルモン出身者。

亀戸ホルモン系ということで供されるホルモンは良質。
ただ上野エリアの場所代の高さゆえか値段は高め。
ホルモン類の値段が1皿700円ぐらい。

同じ亀戸ホルモン系のホルモン平田（新小岩）は590円。
ホルモン平田には無かったお通しも出てきます。
下町葛飾区より割高になっているのは否めません。

お店の立地はメトロ千代田線の湯島駅から徒歩1分。
湯島駅A2出口を出て左手、春日通りを御徒町駅方面へ。
すしざんまい湯島店と松屋不動産の間の路地へ左折。
細い路地の右手にお店はあります。

店内は厨房前にカウンター6席。
テーブルが20席ぐらい、合わせて30席はありそうです。
椅子はバケツを転用しているようで中に荷物を入れられます。
各テーブル、カウンターには排煙機を設置。

亀戸ホルモン系なのでもちろん七輪（炭火）で焼きます。
金属製の容器に消火用の氷も盛られて。
天井から下りるダクトが煙を吸うので換気は良好です。
カウンター席があるので1人焼肉も余裕。

飲み物はホッピー（450円なかみ200円）を注文。
生ビール500円、サワー類450円、ソフトドリンク300円。
お通し代は300円で表示価格は外税。
ホルモン焼き屋として安いお店ではありません。
今回は食べたホルモンの種類が少ないので【】内に個別評価も。

【2.0】お通し（300円）

キャベツの千切りに胡麻油、塩ダレ、酢がかかったもの。
原価の安いキャベツで315円（税込）はマイナスポイント。
大手チェーン居酒屋を思い出す集金システム。

しかも底には大量の胡麻油がたまっていてオイリー。
脂っ濃いホルモンを食べるのにこのお通しはセンスを疑います。
これでは口直しになりません。

【3.7】シマチョウ（700円）

牛の大腸。
亀戸ホルモンらしく脂を残した処理で好印象。
焼くと脂が炭に落ちて七輪が炎上します。
脂を綺麗に処理してしまっている焼肉屋が多いですが、
この脂にこそホルモンの魅力はあると思っています。

鮮度の良さ、ホルモンの旨味を感じる良質なシマチョウ。
ただ味噌ダレの味噌の濃さが個人的にはマイナスポイント。
本家の亀戸ホルモンでも同じことを思ったのですが、
この味噌ダレはホルモンの味を引き立てるのでしょうか。

どうもタレによるホルモンの味の昇華を感じないのです。
シマチョウ自体は4.0クラス。
値段の高さと味噌ダレでややマイナス評価となっています。

【3.8】トロミノ（700円）

ミノの脂だけの部位。
一般的なミノサンドよりさらに脂に特化しています。
豚のモツ焼き屋で言えばガツアブラ（超希少部位）に近い印象。

ミノのコリコリ感は無く脂のフワフワ感を楽しめます。
脂から溢れ出る旨味にホルモン焼きの真髄を感じます。
そしてシマチョウ同様に値段とタレがマイナスポイント。

【3.5】タン刺（600円）

豚タン刺し。
醤油ベースのタレと薬味におろしニンニク、スライスタマネギ。
やわらかさの中にタンならではのコリコリ感。
食感は良いのですが旨味に少し物足りなさ。
先日堀切菖蒲園で食べた豚タン刺しのほうが美味しかったです。

【3.3】ゴマ塩レバー焼き（850円）

厚切りかつ正方形のような形をした角切りの牛レバー。
胡麻油塩も添えられて。
1つのカットが大きく迫力はあるのですが角は立ってないです。
本当に新鮮な牛レバーはもっとエッジが効いています。

食べると中心に少し臭み、弾力に乏しくやわらかい食感。
旨味も本家亀戸で食べたレバーに比べると月とすっぽん。
凡百のお店で出すレバーよりは遥かに美味しいのですが、
亀戸ホルモンの金看板を背負うレバーとしては不満が残りました。
標準以上に美味しいレバーではあります。

亀戸ホルモン系だけあってホルモンはどれも平均以上。
ただ高いレベルでの争いとなると亀戸の本家亀戸ホルモン、
新小岩のホルモン平田には満足度で負けました。
お通しの出る点やホルモンの値段が高めな点も足を引っ張ります。

とはいえ上野、京成上野、御徒町、上野広小路、上野御徒町、
湯島と色々な路線の駅から行きやすい立地は魅力的。
上野は値段の割に飲食店レベルはそこまで高くない印象なので、
このエリアで飲むときは十分選択肢に入るお店だと思います。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
2014年2月初投稿、2014年8月更新