盛合せ550円カレーかけ50円 : キャッスル食堂

　タイトル「2020年の東京芸大卒展②、行くなら13時半以降なキャッスル食堂」

　2020年の芸大卒展です。今回は東京都美術館での展示よりスタートし、13時前に本校舎の展示を見に移動しました。

　お昼は勿論キャッスル食堂さんです。今回は友人のK兄とレスラーの3人でやってきました。キャッスル食堂さんは13時までは学生・教職員さんの優先なので、それまで他の展示を見たりして時間を潰しました。

　13時15分くらいに食券を買い、カウンターに提出しました。

　今回の注文は「盛り合せ」550円に「カレーかけ」50円を足して600円です。

　カレーライス＆盛り合わせになるイメージです。盛り合せ1番が私に割り当てられた番号です。

　待つ事13分で呼ばれました。13時までは一般利用者が利用を控えていたので、その分13時を過ぎたら一般利用者がどっと押し寄せ、混雑している印象です。キャッスル食堂さん、行くならば13時半を超えてから利用した方が良さそうです。

　カレールー50円
　平皿に盛られたライスにカレーがお玉1杯分程度かけられています。見た目は赤っぽい茶色で、ドロッとした粘度高めのタイプです。味わってみるとケチャップの味が仄かにして、洋風カレーの雰囲気です。妙に旨味があって辛くないのに美味しいです。この味ならば、老若男女誰でも美味しくいただけると思います。
　
　ご飯チェック
　ご飯は平皿に盛られています。ご飯の量としては、牛丼並1杯分程度かなと言った印象です。以前と同じでややべちゃっとしていて、もちもちっとくっ付いていました。ご飯そのものはふっくらして美味しいですが、一般的なカレーにはあんまり合わないかもしれません。

　具材チェック
　カレールーの具材としては、ジャガイモ、玉ねぎ、豚肉など。ジャガイモやや大きめで存在感がありました。豚肉は柔らかめで美味しいです。玉ねぎもかなり柔らかくなるまで煮込まれており、やや小さめに切られていました。

　盛り合わせ
　盛り合わせについては、日替わりなのか週替りなのか、その時々で内容が違うようです。今回はロールキャベツ、イカフライ、具入りの出し巻き卵、キャベツ千切りなど。ロールキャベツにはソースがかけられていて、なかなか良い味わいでした。イカフライは揚げたてサクサクで非常に美味しいです。具入りだし巻き卵もかなり美味です。だし巻き卵の中では一番美味しかったかもしれません。和食というよりも、洋食的な料理になっていました。

　美味い！そしてボリュームも多く、これで600円は大満足でした。一昨年から比べると20％近く値上がりしているようですが、それでもまだ一般洋食店よりも安いと思います。安い事もそうですが、何より美味いです。市井にある下手な洋食店よりも美味しいんじゃないかと思います。

　(2020.1.28)

　タイトル「2019年の東京芸大卒展②全部美味かった盛合せランチ」

　毎年恒例、東京藝術大学の卒展にやってきました。今回は友人のＫ兄弟兄貴と一緒です。

　朝は大浦食堂でカレーを食べましたが、お昼はキャッスル食堂へ。今回は2回目の利用です。Ｋ兄は初めての利用になります。

　このお店は先ず入って直ぐの有人発売所でプラカードタイプの食券を買い、隣の受け渡し口にてプラカードを渡すシステムです。

　こちらの食堂は学生や職員が優先なので、12時頃から13時頃までは一般の利用はご遠慮願いますとあります。今回は13時20分頃の利用で3割程度の入りでした。テーブル席がまるまる空いていたのでそこに座ります。

　そして今回の注文は”盛合せランチ”510円です。Ｋ兄はスペシャルランチ610円を奮発していました。
　
　注文から1分で登場！

　盛合せランチの内容は

　ミートソーススパゲッティ
　ハンバーグ
　チキンカツ
　キャベツ千切り
　ライス

　など。同じプレート内におかず、別皿でライスが盛り付けられていました。

　ライス
　ライスはややパサ気味でしたが普通のライスです。平皿に盛り付けられそうなタイプのライスでした。量も普通です。

　キャベツ千切り
　キャベツの千切りはパスタとハンバーグの下に入り込むような形で添えられていました。卓上のソースか醤油か塩を使って食べるか、またはハンバーグソースで食べるかして食べます。

　ミートソーススパゲッティ
　これが超絶美味！というか個人的に好きな濃い味付けで美味いです。パスタ自体は茹でたてではないのでやや劣化していましたが、それを補って余りあるミートソースの濃厚さ、旨味が凝縮されたような味わいでした。こんなに美味いミートソースを食べた事が無いってくらいに美味かったです。ただしこれは個人的に好きな味だったからだと言う説もあります。

　ハンバーグ
　ひき肉の肉感があり、粗挽きの旨味がありました。こちらもかなり美味いです。1000円位するハンバーガーを出すハンバーガー店のハンバーグって感じです。ソースも濃厚で美味いです。

　チキンカツ
　チキンカツ、最初はトンカツかと思いましたがチキンカツでした。サクッとした衣の軽快な歯応えと、油の重量感がバランス良く、チキンも柔らかジューシーでめちゃうまです。こちらも超絶美味でした。

　総評。
　スパゲッティ、ハンバーグ、チキンカツがそれぞれ信じられない美味しさでした。もちろん、学食だからと言う理由でハードルが低くなっている分の落差で美味く感じているだけなのかもしれませんが、それにしても美味かったです。浅草や神田辺りの、昔からある街の洋食屋さんで出てきそうな味わいでした。Ｋ兄もかなり美味いと感動していました。来年もまた是非食べようと誓い合いました。来年はスペシャルランチにしようかと思います。

　余談ですが、13時半を過ぎてから注文できるスペシャルオムレツが結構出ていました。 スペシャルオムレツも気になります。再来年はスペシャルオムレツですね。

　(2019.2.1)

　タイトル「藝大卒展でオリジナルカツカレー」

　毎年恒例の東京藝大卒展鑑賞へとやってきました。毎年1月終盤の1週間、入場無料で東京藝大上野キャンパスと東京都美術館で行われる展示会で、下手な有料の展示会よりもハイクオリティ＆圧倒的展示ボリュームで楽しみにしています。今回は初めて入る学生会館へとやってきました。いつもは芸大美術館となりの大浦食堂で食べていたのですが、今回は学生会館内にある”キャッスル食堂”さんへ。

　金曜日の13時過ぎに来店で、食堂は7割程度の入りでした。こちらの食堂は学生食堂なので12時から13時の間は学生や職員が優先となります。

　初めて入る食堂なので緊張感・・・・かと思いきや、薄暗いのに開放的な雰囲気がありました。流れもスムーズで、食券の購入から注文、料理の受け渡しまで工場のラインのように進んでいきました。料理のメニューは少ないですが、時間帯限定のメニューもあるようです。今回は310円のカレーライスにしようかなと思ったのですが、プラス150円でカツカレーに出来るようだったので、こりゃあカツカレーだろう！と言う訳でカツカレーをオーダーしました。白いプラスチックのプレートを受け取り、それを料理の受け渡しカウンターにて渡します。

　食堂に入ってから食券購入、料理注文、受け渡し、着席まで1分程度でした。

　早速カレーから食べてみます。 　
　見た目が何故か赤っぽいです。もしやと思って食べてみたら、かなりケチャップ味が付いたカレーでした。辛味は殆どありませんが、たまにカレーが自己主張して微弱な辛味を感じることもあります。ケチャップ味の甘味とほのかな酸味。子供っぽい味ではありますが、これが妙にクセになる味わいで、今度家でもやってみようと思うようなハマリ系の味でした。

　一応ご飯チェック。
　ご飯はもち米をモチにする途中なのかと思うほどのモチっとしたご飯でした。ベチャを超越して”モチ”です。スプーンで山になったご飯を崩して食べますが、モチ過ぎてスプーンにまとわり付いてきます。ご飯量はそれほど多くは無く、この位ならばカツもつけても十分食べきれそうです。逆に言えば物足りないとも思いました。

　具材も確認。
　カレーの具材はタマネギ、ニンジン、ジャガイモなどが入っているようですが、定かではありません。ニンジンはこのケチャップっぽい色にかき消されていて、本当にニンジンがあるかどうかはわかりません。ジャガイモはやや大きめの個体が1個だけ乗っていました。盛り付けるおばちゃんの温情なのかもしれません。

　カツですが、切られていない長細い1個で、キャベツの千切りが添えられていました。卓上にソースがあったのでそれをかけ、ソース付きカツカレーに。カツを一口食べてみると、殆ど脂身のような感じで柔らかく、かなり自分好みの味で美味いです。これは美味い！と思って食べ進めると、脂身部は減っていき赤身部が増えていきました。それでもまだ脂身感が多く、これはロースと言うより豚バラみたいです。

　学生食堂なので街の値段よりもかなり安くなっています。このセットならば、街では味噌汁を付けて700円以上はするでしょう。そう考えると安さを実感します。味はカレーっぽくないのですが、「本格カレーに近づけないのであれば、むしろ振りきって”カレーっぽくないけどなんだか美味い路線”に行ってしまおう」という軽食堂のノリ、これが上手い事成功していて独特だけれども美味しい味に着地していました。これは成功じゃあないでしょうか。

　時間帯によりそばやうどん、中華そばなども食べられるようなので、軽食としてそばorうどんを食べるのも良さそうです。来年の卒展での楽しみが増えました。

　(2018.1.30)