東大の中でいただく、鉄人くろぎの和菓子処 : 廚 菓子 くろぎ

友人と上品なとんかつを食べ、岩崎邸を観光し
まだ話したりないねと、お茶するところ探しました。
ちなみに、友人はお酒が一滴も飲めません。

友「この辺に有名な和菓子屋さんあったよね」
私「くろぎかな？　東大の中にあるんだ」
「東大」このフレーズに友人は食いつきました。

確かに、こんなことでもなければ入ることのない
日本最高学府。
私なんぞが足を踏み入れられるようなところじゃ
ありません。
ということで。。
いそいそと、こちらに近い春日門へ回り、東大中に
入りました。

私は、５年ぶりの訪問です。

大学内とは思えないお洒落な空間に友人は感心しきり。

日曜の午後でしたが、待ちはなし。
ただ、店内の席が満席のため、外のテーブル席に
案内されました。
外は少し肌寒かったので、わらび餅ではないな、と。

先に店内の注文カウンターで注文&支払。

ぜんざいと絹むらさき(コーヒー)
セットで2200円
確か、単品価格は　ぜんざいが1,300円、
コーヒーが900円。
うーん、高い。ちょっとおののくほど高い。

けど、こちらは、ほとんどこんなお値付け。

寒いかな、とわらび餅を見送りましたが、
椅子に座ってわかったのですが、一人ひとりに
電気毛布が配されているので、外でも寒さは
まったく気になりませんでした。

しかも、ぜんざいが提供される前に店内の
席が空いたので、店内へ誘導されました。

これなら、かき氷もいけたかも。。

ま、今日のとこはぜんざいを。

仰々しくお盆に乗せられてやってきた
ぜんざいは、七輪付き。
七輪の上でお餅が二つ焼かれています。

この七輪の中の炭も、キャンプで使われる
粉を固めた炭燃料ではなく、本物の備長炭です。

金額の差はこういうとこで付加価値を付けるのかな。

炭火でパチパチと焼かれるお餅はたしかに
美味しそうでそそります。
炭の香りがお餅に移り、それも香ばしさの
エッセンスに。


お餅が焼けたところでぜんざいに入れて。

パリパリのところと、少しぜんざいに浸った
ところが両方楽しむのが好きです。

ぜんざい。甘さはとても控えめ。
豆の量が多くとても濃い味。
きっと小豆も最高品を選ばれているのだろうな。
これは、さすがに美味しい。
あしらわれている桜の花の塩漬けの香りが
ふんわりと鼻を抜けていきます。

好みだと思いますが、私はせっかくの美味しい小豆。
ぜんざいだけの方が好きだな。

コーヒーは酸味のほどよい薄口。
ごくごく飲めるカンジです。

東京の真ん中とは思えない、ゆったりした空間での
お茶タイム。
とても贅沢な時間とぜんざいでした。

ー追ー
隣の方が食べていたかき氷は、一人前とは思えない
巨大なもので頼まなくてよかったと心底思いました。
真夏でもあの大きさを一人は大変そうです。

予約困難な湯島のくろぎ。
一度は伺いたい和食の名店。
そのくろぎの和カフェがオープンしたと知り居ても立っていられず、梅雨明け直後の猛暑の中行って来ました！

わらび餅をこよなく愛する私としては、放っておくわけにいきません。

場所は、なんと東大構内に、と。
すごいところに出店したなぁ〜と、ドキドキしながら春日門から足を踏み入れました。
こんな機会でもなければ、入る事もなかったです。東大。

春日門から入ればわかりやすいとマイレビュアー様のレビューからリサーチ済み。
ですが、ぼーっとしてたら通り過ぎてしまいそうな小さな裏門でした。

わらび餅と珈琲のセット¥2050にしました。
ちょっとしたお夕飯が食べられるお値段ですね。
珈琲は濃口と淡口選べました。暑い日でしたので、淡口にしました。(でも、ホットです)
淡口だと、カフェラテなどにも出来るそうです。

とても暑い日だったので、つるりと葛切りにも惹かれたのですけど、まずはわらび餅をいただかねば！
珈琲は猿田彦珈琲さんとコラボなのだそうです。

注文すると、奥からペッタンペッタンとわらび餅を練る音が響きます。

この音を聞きながらの待ち時間、いいですねぇー。

しばらくすると。。。
来ました。わらび餅。
松花堂弁当でも入ってそうな大きな器でやってきました。
打ちたての柔らかさが見た目でも伝わります。

ただ、ちょっと京都のわらび餅の名店と比べると、盛り付けに風情がないかなぁ、と感じてしまいました。
味には影響ないですけどね。

わらび餅の上には干し桜。きな粉と抹茶糖がついてきました。
黒蜜は別容器で提供。
黒蜜でいただくには、黒蜜を何に入れたら良いかわからず店員さんに尋ねると、優しく明るい口調でお客様のお好きなところに出して下さいと。

氷入りのわらび餅にかけるのもヨシ、きな粉にかけるもヨシだそうですが、私はきな粉だけでも食べたかったので、ついてきた干菓子の小さな器に黒蜜を出させていただきました。
この方がいろんな味のバージョンを楽しめて好きです。

席は、天井の高いガラス張りの店内でも、屋根のついたテラス席でもいただけるようです。
テラス席も気持ち良さそうでしたが、今回は店内で。
ガラス越しに緑を見ながら頂く、最高のわらび餅。
至福の時です。

しかも思いのほか空いていて、のんびりとしたお茶の時間を過ごせます。
珈琲もたっぷり提供されるので、つい長居してしまいました。

隣に座られた男性は、ノートを持ち込みお勉強されていました。東大生かな？

お値段はソコソコしますがいつもこれくらい空いているなら、ご褒美オヤツとして何度でも行きたいなぁ。