コスパ高ランチもやはりこちらではビリヤニか… : バンゲラズ キッチン 神保町

【2022年1月3日再訪問】

2021年「神田カレーグランプリ」スタンプラリー125日目

年末から止まったままだったスタンプラリーへの活動。別にサボっていた訳ではなく、年末年始はしっかりとお休みを取るお店が多いというのがその理由。他店に先駆けて年始の営業を始めた内の１店舗がこちらのお店。到着したのは年始３日目の正午を15分程回った頃。先客は４人と２人の女性２組のみという状況でした。その後は年配の夫婦らしき１組が。

私のこちらのお店のイメージはやはりビリヤニ。ただメニューを見ると、それは金曜日に限定されている模様。念の為に確認をしてみましたが、やはりダメとの事で…今回は店員さんがイチ推しだった「コースタルターリ」を注文しました。

５分程の待ち時間にての到着です！メインは「マンガロールフィッシュカレー」。鰆の大きめの切り身の入ったカレーは南インド系のクリーミーなタイプかと思いきや…確かにココナッツも香る一品ではあったのですが、想定外に辛さから入って来ました。そして後から追い掛けて来るほのかな酸味…ただ、カレーとしての旨味が全く損なわれていない点は凄いかと！ビリヤニのイメージが強いとした通り、ライスの仕上がり状態もいつも良いこちらのお店、白米と雑穀米を選べたので、後者でお願いしましたが、問題無くしっくりと来る美味しさ。サンバルの様な「マンガロールスープ」はかなり酸味強め。故にカレーとの相性も抜群の良さでした！更には焼魚料理としてカサゴも添えられていましたが、鰆との違いがこれまた良くて◎でした。ライスに掛けてしまうパパダムと別提供のアチャールは、まあともかくとして、これまたルマリロティーと選べたも、チョイスしたドーサは私にとってはイマイチで…。ただトータルとしてはさすがのクオリティ！

昨年のスタンプラリーに続いて、今回で２回目の訪問となりましたが、やはりミシュラン掲載店は凄いなと。本当に該当店自体が少ないですからね。ただ、私の採点は伸ばせず…やっぱりビリヤニなんですよね。改めてちゃんと来よう…と。

ご馳走様でした。

ところで、これを以って、スタンプラリーの「Ａコース」もコンプリート！シルバーマイスター迄は確定させました！

【2020年12月30日初訪問】

神保町駅「Ａ９」出口から、神田駅方面へと向かうとすぐにある「神保町一丁目」交差点を挟んで斜め右前方に建つ「テラススクエア」のガーデン側の１階にあるお店。

９月の連休明けからと、随分と遅れて、しかも最初の内はチョロチョロというペースで参加をし出した「神田カレーグランプリ」のスタンプラリー。参加している店舗がカレー屋さんのみでない事から、コンプリートは考えもしていなかったのですが、逆にそれが楽しくなってしまい、徐々に１日に複数軒を廻る事も…そんな事をしている内にコンプリートが見え出して12月に入ってからは、カレー以外に食べるモノあるの…？という状態に…そして期限から１日前となったこの日２回目のランチとなるこちらで最後のスタンプを貰う事になったのでした。何故、連食になるのに夜迄待たなかったか…それはこちらの高コスパランチがどうしても気になって…。

という訳で、注文したのは「バンゲラズセット」。1,200円という安価にも拘らず、カレーが２品にサラダとサール、サンバルにライス、ブレッドにスナック、ピクルス、そしてデザート迄もが付いて来るとされるお得メニューなんです。カレーは全８種類の中から２品をチョイス。「バターチキン」と「バーリワンギ」にてのお願いをしました。更にブレッドも選べる事になっていて…「ウルドゥドーサ」か「ルマリロティ」か…即ち、モチっと系かクレープ系か…という事になれば…と、前者でお願いをしました。殆どの会社が年末年始の休みに入っているであろう平日の正午を20分程回った頃の入店になりましたが、店内の席はほぼ埋まっている状態である中にも拘らず、10分と待たずに料理が到着となりました。

先ず気になったのは「サール」なるメニュー。普通、この手のメニューであれば、サンバルと共に付いて来るのはラッサム。その正体は…？やはりラッサムに似た料理でしたが、過去に食べて来たそれよりも少し辛めの味付けで、サラッとしつつも、非常に美味しい。サンバルの方もスタンダードな味でありながらも、本来であれば豆料理が苦手である筈の私が美味しいと思える、深みのある素晴らしい仕上がりでした。

「バターチキン」はトマトや玉ねぎとバターのクリーミーソースで仕上げたマイルドなカレー。コクを感じさせつつもドロっと感は無く、意外とサラッとめの仕上がり。ゴロッとジューシーなチキンとの相性は当然ながら抜群で、後から追い掛けて来るほんのりとした辛さも◎。「バーリワンギ」とは「マサラを詰めたナスのカレー」との事ですが、今回のカレーグランプリを通して、私の中で一番活躍した野菜はやはり茄子。麻婆茄子を考えればそうなんでしょうけれど、辛いモノとの相性が抜群に良いんですよね。スパイスの辛さと香りを存分に活かしてくれています。ただ…このマサラはピーナッツマサラ。ナッツが強い分、香ばしさの演出をしてくれたモノの、この２つのカレーでは…どちらもライスには適さなかったかも。さすがの美味しいインディカ米でしたが…。

その分、モチっと系の「ウルドゥドーサ」にしたのは正解だったかな？カレーとの組み合わせで途中でほのかに感じる苦味も◎でした。…で、せっかくなので、ライスももっと愉しもうと、早い段階で全部混ぜてしまう事に。スナックはやはりパパド。これも砕いてサラダ？ピクルス？も一緒に混ぜて実食！う〜ん！やっぱりこうすれば、全てが美味しい！という事で不思議な和菓子の様な食感のクリーミーなデザートも含めて完食し…本当に値段以上に満足出来るランチでした！

こちらのお店、銀座にある店舗はミシュランでビブグルマンを獲得し、食べログでも百名店入り。店舗毎に少し色を変えている部分もある様ですが、基本のレベルが高いんで、満足しない訳ないんですよね。私の長かった「神田カレーグランプリ」の最後を飾るお店として、素晴らしいランチでした。

ご馳走様でした。

これにて、「Ｃコース」もコンプリートし、2020年の「神田カレーグランプリ」は除外された２店舗を除き完全制覇！