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店名 |
今荘(いましょう)
|
---|---|
ジャンル | うなぎ |
お問い合わせ |
03-3263-3061 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
都営地下鉄新宿線、東京メトロ半蔵門線【神保町駅】徒歩3分 神保町駅から242m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥3,000~¥3,999 ¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥3,000~¥3,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
24席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
オープン日 |
1897年 |
備考 |
創業は明治30年頃 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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この日のランチに訪れたのは、神保町のこちらの老舗鰻屋。
場所は神保町と言っても少し九段寄りの「専大前」の交差点より少し南に向かった所。
創業は明治の中頃まで遡るが、現在の店舗も昭和の8年創建の戦災を免れた趣ある造りで、3階部分の'千鳥破風'が印象的。
周りがすっかりビル群になった現在では、遠くからでも良く目立つ。
11時半の開店より少し前に到着すると、既に'営業中'の札が出ていた。
交差点角に面した'唐破風'を戴く引き戸が入口。
店内は厨房を囲むカウンター3席と、靴を脱いで上がる座敷に数卓のテーブルが置かれている。
外で待っていた常連さんのために早めに開けたようで、年配の女将さんと同じくらいの年恰好のベテラン女性スタッフの2人に温かく迎え入れられ、カウンター端の席に通された。
こちらは現在は昼だけの営業で、メニューも3,500円の鰻重の一択で注文の際にご飯の量を訊かれるだけ。
定刻に上から息子さんと思われる職人が降りてきて、仕事に取り掛かる。
蒸しの作業までは済まされており、炙りながら3回ほどタレの壺に潜らされて仕上げられる。
女将さんがご飯を盛りタレを満遍なく垂らした上に、蒲焼が串から外されて乗り、きちんと蓋を被されて提供される。
いつもながら鰻重の蓋を開ける瞬間のワクワク感は、鰻屋での醍醐味の一つ。
実際の景色は重箱がやや小さ目なこともあるが、1尾の鰻が重なるように横たわっている。
キャラメル状の照りは無く、多少の焼斑は有るが比較的あっさりした色合い。
箸を当てると弾力が感じられ、蒸しはやや浅めのようだ。
しかし差し込むとサクッと切れて、身と皮が剥がれるようなこともない。
結構厚みがあり、中々のボリューム感。
タレは甘みの少ないさらっとした小粋な味わい。
関西系の濃厚なタレを好む人には、さっぱりし過ぎていると思われるかも。
硬めに炊かれたご飯にも斑なく垂らされていても、しつこさが無いのは有難い。
半身には粉山椒を掛けて味の変化を楽しむ。
「肝吸い」が付くが、丁寧に下処理された肝と腸管が入り麩と三つ葉が散らされている。
吸地の加減は控えめで、鰻の味を引き立てるには好適。
「香の物」は壺漬けのような沢庵がたっぷりと出される。
定番の奈良漬けはアルコールが苦手な人が居るので最近は出す処は減ったが、せめて自家製の一夜漬けの様なものが入ると嬉しい。
食べ終えた印象はまずまずの満足感。
粗方の作業が予め施されるのは一時に集中する客を捌くには仕方ないことで、決して雑な手法とは言えない。
焼きは炭火では無くガス使用で、ガス焼は水蒸気が発生するため水っぽくなると言う人も居るが、ガスで熱した炎管の輻射熱で焼くので直接炎が当たることはない。
仕上げにもう一回くらい炙れば香ばしさが増すと思うが、これがこちらの伝統なのだろう。
税込み3,500円の値付けは、昨今のご時勢に鑑みればリーズナブルに思う。
穏やかな接客ぶりも好印象で、気持ちの良いランチが楽しめた。
帰り際に女将さんに建物について訊いてみた。
同じくらいの時期に建てられた「まつや」や「竹むら」などの淡路町の一群のように、東京都選定の歴史的建造物にはなっていないが、千代田区の「景観まちづくり重要物件」に指定されているとのこと。
保存のための補助金が出るようだが、貰うと手直しするにも何かと融通が利かないようで断っているそうだ。
営業スタイルは、店構えも含めてなるべくこのままを維持して欲しい。
これからも時々利用したい。