限定の海老とまとリッチいただきました。 : 五ノ神水産

妻を連れての再訪は春爛漫の土曜日の昼。到着は11時半でした。
店先の看板には「本日限定やってます」の文字が。海老リッチと海老とまとリッチとのこと。
残念なことに妻は海老が苦手です。妻はこの店の看板メニューの「銀だら搾りらーめん」を。私は限定の「海老とまとリッチらーめん」に決めました。

この店は正面から店内がまったく見えません。扉を開けて入店すると先客はカウンターに三人だけ。あら、どうしたのでしょう？？？ 私たちにとってはラッキーで２卓あるテーブル席のうち、入口に近い片方に二人で座りました。

ちょっと活気がない感じ。どうしたのだろう、などと考えながら着丼を待っていました。

着丼は７分後。先に私の海老とまとリッチが。続いて妻の銀だら搾りが届きました。
妻は私の海老とまとリッチを見て「インスタ映えしそう！！イタリアンみたいだね」と。

海老とまとリッチは、海老そのものが具材に使われているわけではなく、スープに海老がふんだんに使われているよう。スープは赤く、トマトピューレでしょう。ミニトマトが丼の内周に並んでいます。キャベツと紫キャベツが中央に盛り付けられ、その上に白いコールスローのようなものが乗ってます。黒い海苔が添えられていることでラーメンだと分かります。

スープは海老の香りがガツンと来ました。トマトの甘味もと酸味に魚の旨味の脂が溶けて濃厚。イタリアン風ながら、やっぱりラーメンに仕上がってます。旨いです。
添えられたトマトは火が通ってなかったように感じました。生のまま投入されているようで皮が硬かった。酸味の強いミニトマトでした。
キャベツは湯通しされていてよい歯応えでした。
コールスローのようなものはわずかな酸味があってアクセント。よいのではないでしょうか。
チャーシュー３枚は味がしっかり。これが低温調理のものなら、より華やかな丼になったでしょうね。

ご馳走さまでした。美味しかったです。
またの限定を楽しみにしています。

未明から雪に見舞われた東京。23区内の東の端にある自宅の周辺は車のボンネットに雪が積もり、いつものように車でのらー活はリスク大。
ということで、今日は車を使わずに家を出発しました。

出発時の候補は２店。ひとつは銀座のオープン間もない某店。もうひとつがここ五ノ神水産。
都心に向かう電車のなかで逡巡。「いつも行列の銀座の店も雪の今日は行列は短いだろうなあ」。「雪の降る寒い今日は、寄せ鍋のようなものを食べて温まりたいなあ」。
決めました。

日本橋で下車して腹ペコの度をアップさせるために小雪のなかを神田まで歩きました。

到着は12時を少し回ったところ。さすがに行列はえりません。店のなかが外から窺えないこの店。ドアを開けて入店しました。

L字カウンター席とテーブル席が２つ。満席にはなっていませんでした。
券売機で食券を購入してウォーターサーバーでセルフでグラスに水を注いでからカウンター席につくよう、スタッフから促されてました。

券売機で「らーめん銀だら搾り(全部入り)」1080円を選択。店の代表作をいただきます。

着丼まで10分。満席でもないのに、少々時間がかかりました。限定ラーメンの調理に手間がかかっていたようです。

届けられた丼ですが、見た目が地味でした。色が全体的に薄茶色。アクセントは海苔の黒。鮮やかさ、華やかさとは無縁の絵です。店内カウンター席の椅子の座面がカラフルなのにどうして？少し意外でした。
チャーシューは鶏で薄茶。味玉は薄茶。メンマも薄茶。そぼろと思われるものも薄茶。透明な脂の厚い膜の下のスープも濁った薄茶。ネギだけが白いけれど。。
見た目より、味に全力を投入した一杯なのでしょう。そう考えながらスープをレンゲでゆっくりと口に運びました。
「なんじゃこりゃ？！」まさに銀だらです。銀だらは個人的に大好きね魚。ラーメンのスープでこれほどダイレクトに銀だらを味わえるなんて。
銀だらの味はしっかり出ていました。銀だらの脂も。ただ、個人的には脂は多すぎに感じました。毎日食べたいとは思えない。やりすぎかな。

麺は加水率50パーセント前後かなと思われる細麺。大盛はなく、替玉で対応です。低加水率のパツンな麺は苦手なのでこれは好き。トロミがあるスープなので組み合わせとしてはよいように思います。

鶏のチャーシューはまずまず。気になったのは味玉の塩気の強さと、食べ進めるうちに濃すぎると感じたスープの塩加減。たまたまだったのでしょう。

いつもは大盛ですが、大盛に出来ずに並でいただきました。でも、腹には十分でした。
旨かったです。身体も温まりました。ただ、やはり脂は多すぎかな。店を出たあと、さっぱりしたものが欲しくなりました。年かなあ。。