なかなかいい雰囲気のランチスポット。食べログ評価低めの分、穴場感も有ります。 : サル・ド・ルポ

食べログと株式会社韓流村(炭火焼肉・韓国料理 KollaBo)との間の訴訟の地裁判決が出ました。
この点についてここに書くのは不適切との指摘がありましたので、別途日記に記載しておきました（「食べログ対韓流村訴訟の第一審判決について」）。興味のある方は御覧ください。

さて、この日は、昨年＝2021年の秋以来復活していた初代ランチ友との定例の会食の日でしたが、初代ランチ友の異動可能性が高いことを考えると、残る会食はこの日を入れてあと2回となりました。

6月15日に今通常国会が閉会したので、霞ヶ関は人事の季節に入り、民間でも株主総会のピークを迎えるこの時期はやはり人事異動の時期になります。
人事異動と言うと4月というイメージを持っている人も多いかと思いますが、ざっと言えば、4月は職員絡みの人事異動で、この時期(6月〜7月)は役員絡みの人事異動が多いということになるのでしょうね。

初代ランチ友とは名残り惜しさもあるのですが、サラリーマンには人事異動は宿命でもあり仕方ないことで、そんなラス前(多分)のランチは、駿河台にあるこちらの洋食店を利用することにしました。

当店のオープン日は、食べログの店舗情報には未掲載でしたが、調べてみると、1977年(昭和52年)の創業のようですので、今年＝2022年は創業45年の節目の年に当たるようです。
思った以上の老舗ですね。
その割には食べログのレビュー件数は僅か17件で、評価3.18点と盛り上がりはイマイチです。

こちらのマスターが飲食業の道に入ったのは、元々学生時代の夏休みに期間限定で友人と飲食店を経営した経験があったことが大きいらしいです。
会社勤めをするようになってからも、その楽しさややり甲斐が忘れられず、一念発起して当店の開業を思い立ったとのこと。
その意味では異色の経営者と言っていいかもしれません。

駿河台道灌道からちょっと南に入った裏路地にあるお店ですが、オフィス街の立地ということもあって、客の中心となるのは、やはりそちらで勤務されているOL層ということになるようです。

この日は11時50分頃の訪店になりました。
どちらかと言うと閑静な場所にあるお店ですが、なかなかしゃれた外観で、店頭にはテラス席も4席設けられています。
店内は、奥にカウンター席が5席あり、その手前にテーブル席が大きく2か所に分かれて18席配置されています。
テラス席も含めると27席のキャパということになると思います。

先客は予想通りほとんどが女性客で、カウンター席は満席でしたが、テーブル席は空席があり、我々は一番手前左手のテーブル席に案内されました。

卓上には、ランチメニューが置かれていましたが、意外に種類があって、パスタ7種類、魚料理2種類、肉料理3種類に欧風カレーが加わったラインナップ。
いずれもドリンク付きでお値段は@1,100円均一です。
パスタと一品料理もありきたりのものではなく一捻りある感じのメニューなので、この点もイメージはいいですね。

注文は、私がローストポーク マスタードソース、ランチ友はトリ肉のソテー パセリバターソースにしました。
パンorライスの選択がありますので、二人ともライスにしました。

提供は比較的スムーズで、待つこと5分弱で二人の注文がほぼ同時に提供されました。

私のローストポークは、ロース肉が使われており、見た目の色合いは良くなく脂身も少なめですが、かなりの厚切りの割には柔らかく、赤身の味を堪能出来ます。
たっぷりかかっているマスタードソースも良く絡みますね。
添えられているラタトゥイユやフレッシュサラダとの取り合わせも良く、なかなか美味しかったです。
それから、ライスがとても美味しかったことも評価を後押ししてくれます。

ランチ友のトリ肉のソテーも、添え物は私のものと同じでしたが、ランチ友はトリ肉ソテーの味についてはかなり高い評価をしていました。

食後のドリンクは、私がホットコーヒー、ランチ友はアイスカフェ・オ・レにしましたが、ホットコーヒーはキチンと抽出されたコーヒーで香り高く思いがけない美味しさがありましたし、ランチ友もカフェ・オ・レがチョイス出来ること自体に満足していたようで、料理も含めて予想していた以上に高い評価をしてくれました。

食べログ評価がイマイチだったので、ラス前のランチとしては不安もあったのですが、結果オーライで良かったです。

当店、なかなかの穴場店ですね。
食べログ評価がこのレンジのお店には穴場店が隠れていることもあるのですが、3.3点〜3.4点台のお店と比べるとその可能性は小さいと思っていただけに、その分嬉しさも大きかったです。
コスパ的には際立って高いものは感じませんでしたが、落ち着いてゆったりとランチをとれる点は大きな魅力ですね。
創業半世紀も視野に入っているみたいなので、頑張ってもらいたいです。