ショートケーキ、ノスタルジー : 近江屋洋菓子店

神田の地で古くから営業を続ける老舗の洋菓子店「近江屋洋菓子店」
老舗は現代のパティスリーと比べると、淡白すぎたりして物足りなかったりすることが多いですが
このお店は不思議と引きつける魔力があります。

イチゴの時期が終わる前に、苺のサンドショート（イチゴのショートケーキとは別物）をイートインで食べに行ってきました。

伺ったのは午後3時頃。オフィスビルの１Fにお店を構える近江屋洋菓子店。
オフィスさながらの無機質でレトロな、どこか懐かしさを感じる店内。

ティータイムなので混んでいるだろうな～と思ったら、案の定の大混雑。
ケーキ購入とイートインのどちらも並んでいました。

お目当ての苺のショートサンドはまだ残っていたので待つことに。
イートイン利用の場合は、ワンドリンク制？でドリンクかドリンクバー(648円)をつける必要があるみたいで、
ドリンクバーをつけました。ドリンクバーをつけると近江屋のデザインが入った紙コップが渡されます。

そして、待っているにもドリンクバーを利用できるのですが、このドリンクバーがヤバイ。
ストロベリー、ぽんかん、などの季節のフルーツを使った生絞りジュースが飲み放題。
他にもコーヒー、紅茶。さらにはビーフ＆ベジタブルスープのスープまであります。

ただでさえ、こちらのカウンター6席に相席のテーブル席が6席とイートインは広くない上に、
ファミレス以上の充実のドリンクバーシステムの出来が良すぎて、まぁ回転しない(^^;
スマホを片手にジュースとスープを飲み続ける人が続出（笑）

そんな状況でしたが、30分近くの待ちでカウンター席に座ることが出来ました。
さっそく、頼んだ苺のショートサンドが登場。

■苺のショートサンド（800円）
　苺のショートサンドは苺のホールケーキのミニサイズ版といったところでしょうか。
　円形のスポンジに苺と生クリームがたっぷりとサンド。

　プラスチックのトレイに、紙皿、銀紙、プラスチックフォークと今とは完全に逆行したカトラリー。
　ここまで来ると、時代に迎合しない心意気に関心します(^^)

　さて、肝心のお味の方は、ジューシーだけど、やや酸味がたっているイチゴ。
　そして、ふわふわの生クリームに、しっとりスポンジの王道の組み合わせ。
　イチゴの酸味、クリームの甘さのバランスも良いです。
　ここのケーキはアップルパイもそうですが、突出したものはないのに美味しいですね。

スープやフルーツジュースを飲みながら、30分ほど寛いだところで退散しました。

中々、空かないイートイン、プラスチックトレイ、フォーク、紙皿。
さらにはトイレがまさかの和式だったりと、現代と逆行した設備。

このあたりは賛否両論で、若い人には受け入れられないかもしれませんが、
しかし、どこかに温かみを感じてしまうのは、ノスタルジーがそうさせるのか。
はたまた、これが近江屋洋菓子店の実力のなのか。

どちらにせよ、しばらくは通ってしまいそうです。
ごちそうさまでした。

Camera：
　　　Fujifilm X-T20
Lens：
　　　Carl Zeiss Touit 1.8/32
　　　Fujinon XF 16mm F1.4 R WR

今回は、アップルパイで有名な「近江屋洋菓子店」さんです。
老舗ですね。
最寄は淡路町と東京からも秋葉原からも微妙な場所のため、
中々、何かのついでとしては行く機会がありませんでしたが、
年末の長期休暇中の勢いでついに訪れることが出来ました。

淡路町のオフィス街の中にあり、駅からは10分程でしょうか、
店舗の外観はオフィスビルのテナントのような外観で、一見すると気づきませんでした。

中に入ると、店内はレトロな内観で開放感がハンパないですね。
また、イートインが併設されていてこちらは満席でした。

早速ショーケースをみると、アップルパイがなかったので在庫を聞くと
すぐに出来たてを持ってきてくれました。切らさないように作っているみたいですね。
また、ショーケースにはアップルパイの他にもショートケーキやモンブランなど
オーソドックスなケーキもありましたが、今回は見合わせました。

帰宅後、温かいうちに食べました。

■アップルパイ
　　中にりんごがたっぷり入っています。
　　パイ生地は厚くサクサクで食べ応えのあるボリュームたっぷりの生地です。
　　また、よく使われるシナモンが入っていないので、リンゴの酸味と甘さがダイレクトで堪能出来ます。
　　食べだすと止まらなかったですね～
　　ボリュームたっぷりで食べ応えのあるアップルパイで美味しかったです。
　　アップルパイをたっぷり食べたいなんて方にはオススメです。

次回は、盛況だったイートインを利用してみたいですね。

「近江屋洋菓子店」さんでした。