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冷たいのに熱い…、冷やし担々麺の不思議
ボクにとっては冷やし中華始めましたと言われるよりも、ずっと魅力的な季節を告げるおいしいフレーズ。
この店の近所のオフィスに通ってたときは、夏になるとかなり頻繁にやってきて、ここの冷たい担々麺で夏の元気をもらってた。
今年もそういう季節になった。今年もココでオキニイリの料理をたのしむコトができるというシアワセに、ニッコリしながらやってくる。
大層な繁盛店で、混雑しているに違いないと1時を目指してやってきたのだけれど、それでもほとんど満席で座敷の一角をもらって座る。
早速、冷たい担々麺の定食もらってのんびり待ちます。
それにしても本当に流行っているお店で、しかも近隣のオフィスで働く人ばかり。ほぼ完璧にリピーターという、それだけおいしいと評価されてるお店なんでしょう。
ただ一年前にきたときは、麺と料理をひとつづつ選んで組み合わせることができるメニューがあったんだけど、なくなっちゃった。
多分、忙しすぎて手が足りない状態なのかも。
まぁ、しょうがない。
やってきた冷たい担々麺のおいしいコトにワタクシ、骨抜き。
スープはキリッと冷たいです。
冷たい担々麺なのだからスープが冷たいのは当たり前で、ところが旨みがしっかりしている。
鶏ガラベースの上等スープで、そこに辛味がまじってる。
茹でたもやしも冷たくて、ピリ辛味に仕立てた挽き肉も冷たい状態。なのに脂がスープの上に浮かばないのです。
細めの麺はゴリッと固くしめられていて、にも関わらずスープをたっぷり絡めて口へと運んでくれる。
スープはポッテリとしているわけじゃなく、サラサラしていてなのに麺が口にやってくるその食感はクリーミーな担々麺。スープの上に浮かんだ胡麻やピーナツのペーストが麺と一緒に口の中へとやってくるからなのでしょう。
サラサラしてる。なのに食感クリーミーで、冷たいくせしてお腹がポカッと温まる。食べれば食べるほど、頭とお腹、口や舌が戸惑い、その戸惑いをたのしむような不思議な料理。堪能します。
ランチの定食にはほんの少しのご飯にシュウマイ。
エビとしめじを塩味炒めにしたものと、ネギとザーサイの和物がつく。シュウマイは肉がギッシリ。しかもザラリと舌触り。粗めに挽いた肉の食感がたのしめる。
ご飯をほんのちょっとだけ、小さな器に移したところに、冷たいスープを移してみます。
冷たいスープご飯のようにして味わうと、これまたサラサラ。麺の食感と違ったご飯のすべるような感じと一緒に、おいしいスープがやってくる。
どうやったらこういうスープができるんだろう。
辛い。けれどおいしくて、冷たい、なのに脂を感じぬなめらかさ。にもかかわらず口の中ではネットリとした味わいになり消えている。
レンゲですくって一口、そしてまた一口。味わい食べたら、あっという間にスープがほとんどなくなっちゃった。
二人で行って、二人で感心。
こういう料理を自分じゃ真似をできないことが本当に悔しい。
オゴチソウ。
二人でひとつ、日替わり定食をもらって分けた。
冷たい料理だけではお腹が冷えてしまうから、それで熱い料理がほしくなったのですネ。
今日の料理は、豚肉とタケノコ、きのこの炒め物。
オイスターソースの風味と旨み。見事なテリがうつくしく、ニラの風味が食欲湧かす。
油通しされた茄子が、トロリととろけて肉屋タケノコの食感を引き立てこれもなかなか旨い。
ご飯の上にのっけて即席丼のようにして味わうと、冷たい担々麺のお供にピッタリ。定食の一部をなした卵スープは、玉子と共に酸味を帯びた漬物を入れ、夏のお腹にやさしいもてなし。
今年は何度、これを食べに来るんだろう…、って思ったりした。オキニイリ。
腹の底から汗をかく
クラゲの前菜…、頭の部分のゴリゴリ固いところだけを集めてそれをマスタード風味の甘酢で食べる前菜料理。
ゴリッと奥歯に抵抗し大きな音を立てて歯切れて、最初は顎にゴツンゴツンとぶつかってところがそれがユックリとろみを帯びてなくなる…、アワビを食べてるみたいな食感。
それから辛い料理を2つ。
蒸した鶏のむな肉を使った「ヨダレ鶏」と、トリッパの四川風という、どちらも真っ赤なソースを従えやってくる…、上には山椒とニンニクを刻んだモノがタップリのっかる。
辛くてしびれるどちらも料理。
味の傾向は似てるのだけど、鶏肉の方は山椒の風味が最初にガツン!と響く。
辛味は後からジンワリ広がる。
一方、トリッパの方は最初に辛味。
ユックリ後からしびれが追いかけやってくるという、まるで真逆の味の構造。
鶏はフックラ。
トリッパの方はムチュンと粘り気のある食感で、それとソースが混じりあい違った効果を出しているのかもしれません。
食べてるうちにどんどんお腹がすいてくる。
香辛料のパワーにウットリ。
それから季節の前菜料理。
マコモダケと四万十川の青海苔使った料理。
ニンニク風味の塩ダレをまとわせながら揚げて仕上げたマコモダケ。
噛むとスパッとキレイに歯ぎれる。
ザクザクとした軽い歯ざわり。
自然な甘みと、仄かな苦味。
アスパラガスの根っこの方とか、ブロッコリの茎の部分のような食感。
そしてあじわい。
揚げた青海苔が口の中でフワッと広がり、磯の香りを吐き出していく…、それがさわやか、揚げた油をまるで感じぬオゴチソウ。
シェフの季節のオススメ料理が鉄鍋料理でいくつか揃った中からひとつ…、トロトロ牛肉と中国春雨の四川風。
鉄鍋の中でグツグツしながらやってくる、中は真っ赤で仄かなカレーの香りと山椒の香りがただよってしかもツヤツヤ、その表面が輝いている。
トロンとなめらか…、揚げた赤唐辛子やえのき茸、パクチーがタプンと揺れて浮いているスープのようなソースのようなその実体は牛すじ肉から出てきたコラーゲン。
しゃもじですくってヒックリ返すと、そこからタップリの牛肉が。
トロトロ牛肉と名前についているとおり、これがトロトロ…、筋も脂も肉もすべてトロンとほぐれてソースと渾然一体をなす。
味の基本は塩味と牛肉からでたうま味。
それにトマトが酸味をくわえる。
そこに香辛料がタップリまじって、食べてる間にどんどん体があったまる。
頭の先からジンワリ汗が流れ出てくる。
中国の板春雨がネロンとそこに粘る食感をくわえるのです。
そのムチムチとした食感が、中国の人が大好きなアキレス腱とか、フカヒレだとかに似ていて旨い。
牛肉からでたコラーゲン分とゼラチン質のダブル攻撃で、口の中がむっちりネットリ。
ゴージャスになる。
しかもコレを食べながら、前菜料理の鶏とトリッパを食べると不思議…、甘く感じる。
料理同士の組み合わせ方で、味が天地逆転するのが面白くって、箸が止まらずみるみるうちに食べ上げる。
それからオマール海老の炒め物。
衣をつけてまずはオマール海老をザックリ揚げる。
それを辛味とトーチのうま味をくわえたソースで煮込んで仕上げるモノで、熱々の殻を手づかみしながらむしゃぶりついて、身は当然、殻にこびりついたソースも一緒にハフハフ食べる。
どれも旨いが、ところどころにくっついた衣がソースを吸い込んでトロンとなったところが一番おいしかったりするのがたのしい。
〆は今日はがまんして、先を急いで失礼をする…、また参りましょう、オキニイリ。
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サカキシンイチロウ
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店名 |
掲載保留
三希房(サンキボウ)
|
---|---|
ジャンル | 中華料理、汁なし担々麺、居酒屋 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄九段下駅 5番出口 徒歩3分 九段下駅から208m |
営業時間 |
|
予算 |
¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
席数 |
38席 (10名~36名の掘り炬燵の個室) |
---|---|
個室 |
有 (10~20人可、20~30人可、30人以上可) |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり、座敷あり、掘りごたつあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、健康・美容メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、夜景が見える |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可 |
公式アカウント | |
オープン日 |
2009年11月17日 |
備考 | |
お店のPR |
3/22より通常営業致します。
☆厳選素材!3種類コース料理をご用意致しました◎10名様より個室ご用意できます! |
初投稿者 |
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もう冷やし担々麺がはじまっているだろうなぁ…、と思って九段下の「三希房」。
今でこそ冷やし担々麺を提供する店は多い。
けれどここがはじめた15年ほど前にはまだ珍しくっておそるおそる食べたらこれがびっくりするほどおいしくて、ふたりしてたちまちオキニイリになっちゃった。以来タナカくんの大好物。
ショートパンツが履ける季節になるとソワソワしはじめて、ひとシーズンで3,4回は必ず来ていた。
冷やし担々麺のセットに小麻婆丼を追加して、偲ぶランチにすることにした。
脂を丁寧にとったひき肉。
砕いたナッツ。シャキシャキもやしに刻んだネギ。
そしてたっぷりの粉山椒。具材すべての味がほどよく整っていて、それだけ食べても十分おいしい。
すりつぶしたゴマやナッツのとろみがスープをポッテリさせてキリッとしめた麺にからんで口の中へと滑り込む。辛みよりもうま味が最初にやってきて、じわじわ辛くなっていく。冷たいスープだからじっくり味わうことができるのが熱い担々麺と違うとこ。
スープ自体のうま味にゴマのコクに渋みに甘みがまじる。ほのかに酸味も感じて最後にビリリと山椒が風味をつける。
しまった麺はザクザク歯ごたえ心地よくスープの粘りを引き立てる。
麻婆丼の麻婆豆腐は一転、熱くてビリビリ辛い。辛い以上に痺れが強くて喉の入り口に大きな洞窟が開いたような感じがしてくる。水を飲むとヌルンと重たく甘く感じる不思議がたのしい。
塩と油で味ととのえたもやしに酸っぱい春雨サラダ。味付け玉子がよき箸休め。最後にお酢をスープにたらし口をスッキリさせて〆。おいしかったよと報告します、オキニイリ。