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店名 |
歯車(ハグルマ)
|
---|---|
受賞・選出歴 | |
ジャンル | バー |
予約・ お問い合わせ |
03-5206-8837 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ有楽町線・南北線【飯田橋駅】徒歩4分 飯田橋駅から446m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済可 |
サービス料・ チャージ |
チャージ 1,000円 |
席数 |
10席 (カウンター6席、1人用テーブル席1つ、2人用テーブル席1つ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり |
ドリンク | ワインあり、カクテルあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
オープン日 |
2007年5月 |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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飯田橋から神楽坂へ、小道を入りなんの変哲もない住宅街の雑居ビル2階にある。
異様なほど蒸し暑い9月半ば。18時前。
まとわりつくような体感は、この店に入った瞬間洗いざらい清められる。キンキンに冷えた空間、暗がりで演出が行き届いた時間。
日が暮れるまでの夕方2時間…葉巻とシングルモルトとカクテルとマスターとの丹念なラリーを堪能した。
無駄なものを一切排除した純粋に目の前のものと向き合える時間は都会の喧騒で非常に貴重。
この地で開業して16年とのこと。
この店の前は新宿などでバーテンダーをしていて、この店を開く際に新宿から近いけど、より落ち着いたこの地を選んだとか。良い立地だと思う。
ここは葉巻を吸えるので、初体験してみた。初めての体験で、丁寧に時には物静かなトーンのまま頓知を効かせたマスターの教授で初歩的なことを教えてもらえたのは関心への第一歩としてとても恵まれていた。
そんな葉巻と一緒に楽しんだのは、まず…
スペイサイドのバニラの香りがするシングルモルトをオーダーして、3種ほど候補を出してもらい、グレントファーズ1997年のストレートを選ぶ。
これが良い。
最初の香りはラムレーズン。味わいはまさに濃厚でまろやかな甘味。
ゆっくり葉巻を味わっていると、段々グレントファーズの味は完熟した青リンゴのような爽やかな甘味に変化した。
続いて葉巻との相性も踏まえて、フレッシュミントかミントリキュールを用いた甘いショートカクテルをオーダー。グラスホッパー以外でと条件付けさせてもらって。
オリジナルカクテルで、ジンベースにチョコレートリキュールとミントリキュールを合わせたまるで洋菓子のようなカクテルを出してもらった。これもまたばっちしハマった。
2杯目を飲み終える頃合にはかなり気分が良くなっており、3杯目はラスティネイルが苦手な旨を伝えた上でのスコッチベースの甘いカクテルをオーダー。爽やかなテイストを足したソーダ割りだったはずだけど、写真も撮り忘れて全く思い出せない。書きながらモヤモヤしている。
でもこれもバーの一期一会な特性をよく表していてまた粋かもしれない。
この店Googleなども含めた口コミを拝見してると賛否両論あるようだが、誤解を招いていることもあるなと感じたので恐縮ながら補足。
マスターはこの空間を創り上げるために徹底的に演じている。これを主観の合う合わないの次元で片付けるのはこの店の真価を感じるにあたって相応しくない。
たとえ話の上手いマスターに準えるならば、例えばディズニーランドで普段不機嫌な人でもムスッとしてることはない。全員夢の国の住人になってその日一日は笑顔で過ごす。
マスターの創り上げた世界も同じことが言える。その世界の住人となって楽しめばすんなり没入出来る。
自分が思い描く理想のバーの先入観を一度棄てて、胸を借りるつもりで目の前の展開に集中する。
酒に関しては広く浅くと謙遜してらっしゃったが、こちらからすると葉巻のイロハやマスターの所作など、贅沢な時間を提供してもらったので何かの節目にまた行く。
訪問時226人3.77