神楽坂下の顔 : 紀の善

外堀公園の桜を見た後、久しぶりに訪問。
11時30分だがまだガラガラ。
コロナ禍で客は減ったか？

この日は私が「田舎しるこ」（961円）、かみさんが「苺あんみつ」（1,045円）。
しかし、切りの悪い値段だこと（笑）。

さて、注文した料理は5分ほどで出てくる。
見た瞬間、かみさんの「苺あんみつ」の美しさに目を見張る。
良い感じですのん。
苺の色が抜群だ。
ちょいと味見させてもらったが、苺は酸っぱくなく美味しかった。
あんみつも上品でほんわかする。
さてさて田舎しるこ。
当然、つぶ餡。
良い仕上がりだ。
この餡子は見事なくらい旨い。
餅もなんだかやけに美味しく感じる。

やはりここは神楽坂下の顔だ。

神楽坂に来たら此方に寄りましょう。
結構高くなったけど、満足感はあります。

この日はかみさんが「田舎しるこ」（874円）、私が「もちぜんざい」（924円）。

たっぷりの粒餡に焼の良いお餅が入ってます。
しるこかぜんざいの違いだけですが、満足できます。

しかし、一杯1,000円近いとは（呆）。
ビルに建て替えが出来るのも分かる。

(2014年8月）
お盆休みに何故か神楽坂へ。
別に理由はありません。
観光地でないと食事をするのに苦労するからです。
その点神楽坂はたくさん店があるので安心なのです。
さて、猛暑日なので一休み。
かき氷でも食べたい気分で開店直後の「紀の善」へ。
開店直後はお客さんもまばらなので入りやすい。
「氷宇治金時」（874円）を注文です。
しかし、かき氷も高くなりましたなぁ。
ラーメンより高いかき氷って、どうよ！って気もしないでもないですが(笑)
注文するとすぐに出てきます。
その間1分。
珈琲チェーン店並みのスピード。
見た目は涼しげですねぇ。
フアフアのかき氷です。
蜜も甘い。
抹茶ババロアが有名な当店ですので、抹茶の味もすこぶるよろしいようで。
白玉はさっさと食べないと固くなるので注意が必要かも。
完成度が高いですねぇ。
なんだか、ほんのりします。
ほんの15分で食べ終えてしましました。
喫茶店と違って、甘味処は意外に時間がつぶし難い。
さて、お昼を食べに行きますか。

(2009年8月）
外堀公園から靖国通りを回って一息つけるために神楽坂に来ました。
懐かしいですね。
神楽坂で甘味処といえば、紀の善と不二家　飯田橋神楽坂店は外せません。
ただ、先週は人形焼をたらふく食べたせいか、「ペコちゃん焼き」は今回はパス。
ということで、必然的に紀の善へ。

混んでいたら止めようかと思ったが、平日のせいか何とか空いている。
2階へ通される。

ここは、本当に老舗中の老舗ですな。
店名に「紀」があるから、おそらく紀州の人が創業だろうと思っていたが、果たしてそうであった。
江戸末期に、紀州藩からきた善兵衛さんというのが創業者だそうです。
なるほど、落語みたいだが、そのまんまですな。
最初は、料理屋さんだったそうだが、戦後の焼け野原を見てなにか提供したいと思い甘味処となったそうです。
ちなみに創業は、昭和23年。
もう60年以上続いているわけだ。
会社の寿命が30年といわれているのを考えると大したものです。
60年も維持していくのは大変です。

改装したせいか、随分と綺麗になりましたね。
学生時代に来たときは、もっと古めかしかったのを覚えています。

考えてみると、ここの名物の「抹茶ババロア」（787円）は食べていなかったことを思い出した。
私、抹茶はあまり好きじゃないんです。
昨年来たときに食べたのも「白玉あんみつ」だったし、夏にくればカキ氷だったし・・・。
今日はそれにしよう。
相方は、餡子ものは見たくないというので「ひやし白玉」を注文（787円）。

初めての「抹茶ババロア」。
見た目は、まさに抹茶そのもの。
苦そうですな。
まずは、緑色をした固まりを一つ崩していただく。

ほお、苦くない。
さっぱりとした味。
緑色のプリンみたいだ。

それでいて、抹茶の風味はちゃんと残っている。
不思議な味と何ともいえない食感がいいですね。

おお、餡子は私の大好きな粒餡ではないか。
これもさっぱりしていますな。
もう少し、甘みが濃いと思っていたが・・・。

クリームと抹茶と餡子をまとめて口に入れる。
さらさら、つるつるって感じ。

男性でもあっという間に平らげてしまいそうだ。
もう一つ欲しくなる。
でも、７87円だしね。
ラーメン一杯分の値段だわな。
考えてみりゃ、良い値段だ。

人形町の初音も良い値段ですが、老舗はどこも高いですね。
これが、長寿の秘密でしょうか。
多店舗化すると、利益は増えるけど、デフレの波に巻き込まれますからね。
ときには、我慢が大事って訳ですね。