無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
ネット予約
閉じる
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
050-5590-4612
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
〜 美しく、創造的で、知的で美味しい、詩的な気分にさせる場所 〜
口コミが参考になったらフォローしよう
★たかし★
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
★たかし★さんの他のお店の口コミ
とんかつ燕楽(池上 / とんかつ、かつ丼)
エクアトゥール(麻布十番、六本木、広尾 / イノベーティブ、フレンチ)
もうやんカレー 大忍具(新宿、西新宿、新宿西口 / カレー、居酒屋、ダイニングバー)
焼肉問屋 牛蔵(富士見台、中村橋 / 焼肉、ホルモン)
L'Octave Hayato KOBAYASHI(北参道、千駄ケ谷、国立競技場 / フレンチ)
そば処 湧水(調布、西調布 / そば、天ぷら、スイーツ)
店名 |
クレアバックス(Crear Bacchus)
|
---|---|
ジャンル | フレンチ、イノベーティブ、イタリアン |
予約・ お問い合わせ |
050-5590-4612 |
予約可否 |
完全予約制 アレルギー食材、召し上がれない食材がある場合前もってご連絡下さいませ。 |
住所 | |
交通手段 |
◇千代田線赤坂駅5a,5b出口より徒歩3分 赤坂駅から156m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥4,000~¥4,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥8,000~¥9,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% 税別 |
席数 |
10席 (完全個室あり) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 8人 |
個室 |
有 個室チャージ ディナー 10,000円頂戴しております ランチ 5000円頂戴しております(ランチタイムは禁煙) |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 個室のみ可 ランチは完全禁煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | ワインにこだわる |
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる |
お子様連れ |
子供可 コースメニューを召し上がれるお子様は制限ございません。 |
ドレスコード | ビーチサンダル タンクトップ 短パンでのご来店はご遠慮下さい |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2016年3月7日 |
電話番号 |
03-5797-7260 |
備考 | |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
閉じる
必死に探しているときには見つからず、こう、こころが渇いてるときに見つかるものだ。久しぶりに、素敵なお店を見つけた。自分だけの秘密の隠れ家にして独占してしまいたいぐらいだ。クレアバックスは誘われて訪れ、最初は何の思い入れもなく足を踏み入れたが、圧倒的に気に入った。
料理は、美しく、芸術的で創造的であり、知的で美味しい。居心地は、予約を限定しているためか、席間隔が広く、周りを気にせず、お喋りなり、料理を楽しめる。きれいで、居心地もいい。そしてコスパの高さが際立つ、トリュフやキャビア、あわび、ダチョウ、すっぽんなどの高級食材を惜しみなく使い、空間もたっぷり提供しているにも関わらず、コースで9800円とは驚きだ。やっていけるのか心配になるぐらいだ。サービスもいい、提供はオーナー兼ソムリエの安齋さん自らやってくれるが、プレゼンは毅然としているものの、質問をすると優しく丁寧でちょっとかわいい。
予約は自分がとり、別チャージで個室をお願いした。自分たちの世界だけでと思ってお店を訪れたが、テーブルに花が飾ってあり、個室もきれいで、コースが始まればすぐにクリアバックスの世界観のほうに魅き込まれた。さて、そのコースを紹介しよう。
1.四重奏
食前酒として出される4種類のベリーのカクテルだ。飾りつけがきれいだ。下皿を引いたグラスに料理、その周りは生け花のように植物を飾りつけてある。通常はゼリー状でパチパチの飴が入っており、確かに四重奏みたいに食感が弾ける。自分が車できたことを告げると、ノンアルに変えて、目の前で液体窒素で瞬間冷凍したベリーのカクテルでこちらのほうが四重奏かもしれないと思った。美味しい。
2.始まり、インスピレーション
これまた美しく、独創的で美味しい逸品だ。アミューズとしての位置づけで、竹炭のカキである。透明な下皿にはどんぐりなどの冬の雑木林をイメージするものが配され、岩ガキの殻の上に竹炭のカキが置かれる。美しい。ソースは、カブなど4種類の野菜のポトフとポタージュをムースにしたもので、注射器で白ワインのクリームソースをカキに注入する。このカキが甘みと旨みを含み、とっても美味しい。きれいなだけでなく、独創的で、味が重なり合い美味しい。
3.収穫 茨城県大和田農園露地栽培有機野菜
Narisawaの里山を思わせる逸品であり、ブナラのような木皿の上に、木を模した器があり、その中に土と野菜が入っているという盛り付けである。土はもちろん本物ではなく、黒パウダーにオーガニックのオリーブオイル、ヴィネガーとヨーグルトを混ぜたもので、マヨーネーズのような味わいで美味しい。黒にんにくもこの土の中に入っており、野菜には紅芯大根の他、アイスプラントというサボテンの仲間、下皿の上にはパプリカ、パセリパウダーが配されており、飾りに見える菊は食用で薬膳効果があるらしい。これらの中心にある土と野菜を小さなスコップで掘り食べるのだが、土も野菜も美しいだけでなく、酸味や甘みが重なり合い、美味しい。
4.薫り 埼玉県駝鳥 雲丹 キャビア
瞬間燻製したダチョウのタルタルとラッディシュのキャビア載せである。透明な蓋を開ければ、燻製スモークが玉手箱のように広がり、花々の器に上に料理が現れる。7枚の輪切りのラッディシュの上全てにキャビアがたっぷり載せられて、黄色と赤い色のトマトは実はパプリカソースをアルギン酸で固めたものでトマトではない。ダチョウのタルタルは、津軽りんごとバルサミコ酢で食べる。ダチョウは初めてだったが、埼玉県産?という驚きがあったが、食べると旨味のある味つけのせいか、かなり美味しかった。うに、キャビア、ダチョウ、そして燻製の薫りが、味の重なりに加えて薫りまで重なり、これまた美味しくいただいた。
5.調和 甘鯛 すっぽん あわび 丹波本しめじ
メインの魚料理であるが、いわゆるフレンチの魚料理とは全く異なっている。すっぽんの甲羅の蓋を開けると、通常メインになる甘鯛の松笠焼きが横に添えられてる格好で、すっぽん料理が中心に広がる。これがまた美味しい。すっぽんと昆布出汁でとったスープにアワビのムースを重ね、すっぽんのフラン、あわび、しめじを浸すのだが、このスープが濃厚で美味しいこと。
6.恵み フランス仔牛フィレ ロース 信州きのこ
肉料理の提供の前に10種類のナイフから、自分が使うものを選ぶ。自分はシャトーラギオールのナイフを選んだが、切れ味は抜群だったような気がする 笑
料理は仔牛のフィレ肉とロース肉両方楽しめる。ロースは52℃〜62℃の低温調理でローストし、フィレは相当こだわり、生ハムを巻いてオリーブオイルに漬けて焼いたものであり、柔らかくて美味しい。これを牛肉とトリュフのソースで食べる。他にもトリュフと鹿のレバーも配されて、意外に豪華な肉料理だ。ワイン塩もあり、お好みでそちらで楽しむこともできる。
7.パン
トリュフオイル、レモン塩、炭塩などを選んで食べるが、トリュフオイルをスポイルしてばかりいた。外がさくさくで中がモチモチの謎のパンが美味しかった。
8.デザート 朝露
大きな葉の中心に朝露のようにぷるぷるしているのが信玄餅であり、黒蜜ときなこをかけて食べる。密やかにずんだ餅も一緒に提供される。
9.デザート モンブラン
モンブランにクリとホワイトチョコを液体窒素で冷やしたパウダーを目の前でふりかける。ここでもアルギン酸を使ってカシスを固めていくらに見たてている。全て食べ終わると、完全に液体窒素浸したアマレッティが提供されて、氷温で舌が痺れるような食感を楽しんだ。
10.デザート ヘーゼルナッツクッキーを探せ
面白い。石の中にヘーゼルナッツクッキーが隠れているのでふたつ探すというゲーム形式のデザートであり、木の上にはマカロン、ベリー、メレンゲが美しく盛り付けられている。
液体窒素といい、注射器といい、アルギン酸といい、今はなきエルブジを思わせる一方で、素材も調理もこだわり、さらには見た目の美しさも、器や飾りを含めて細部にまでこだわり、そして楽しく、美味しい。グラスにまでこだわりがあり、傾いたグラスを使い、絶えずビジュアルを楽しませてくれた。
美しく、独創的で、知的で美味しく、居心地も良く、その上、コスパの高さも際立っており、クレアバックスは秘密にしておきたいぐらい気に入った。最後は安齋オーナーだけでなく、鈴木シェフまでお店の外までお見送りしてくれた。
赤坂の街はずれから空を見上げれば、夜空の中に月が浮かび、夜の静けさが満たされたこころに染み渡っていく。風は吹いていない。街の灯りが空に映される。車が赤い尾を引き走っていく。やっぱり僕はこの先もここで生きていき、そして永遠に美味しいものを食べることに幸せを覚え続けるだろう。