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蓼喰人さんの他のお店の口コミ
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店名 |
閉店
河鹿(カジカ)
|
---|---|
ジャンル | 洋食 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ銀座線・丸ノ内線【赤坂見附駅】徒歩1分 赤坂見附駅から104m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
33席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 (ランチタイムは禁煙) 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 近くの有料駐車場:ビックカメラ駐車場30台収容、ほか |
空間・設備 | カウンター席あり、スポーツ観戦可 |
ドリンク | ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
オープン日 |
1963年 |
備考 |
創業は昭和38年。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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この日は夜にサントリーホールでの演奏会を控えていたが、用事の都合で赤坂見附から向かうこととなった。
その前の食事の場として選んだのは、昔から一度寄ってみたかったこちらの洋食屋。
見附の交差点から田町通りを入ってすぐで、地下鉄の出口から一番近いレストランと言っても良い好立地。
しかしその佇まいは、およそこの場所に似つかわしくないレトロ感が漂っており、店頭のガラスケースには蝋細工の食品サンプルが納められている。
創業は東京オリンピックの前年の昭和38年で、50年以上にわたりこの辺りの変貌ぶりを見続け来た店である。
18時少し前に扉を押すと、先客は3人と言う状況。
年季の入った店内はいかにも昔ながらの洋食屋の風情で、テーブルを覆う紅白のギンガムチェックのクロスが印象的。
壁に沿って4人掛けのテーブルが並んでいるが、一人の私は中央の8人掛けの大テーブルの一角に通された。
昼はお得なランチメニュー目当てにかなり混雑するようだが、夜のメニューも多彩で一般的な洋食系の仕事が網羅されている。
横文字表記が先行して載っているのは外人観光客向けなのだろうが、店のレトロ感から何となく'進駐軍'を想起してしまう。
迷ったが色々と試したかったので、フライものやハンバーグが盛り合された「スペシャル定食」(1,300円)を選択。
それに合わせて瓶ビールを頼むが、3社が用意されているのは立派。
その中から「サッポロ黒ラベル」を選択。
ビールのグラスを傾けるうちに7.8分で、盛り合わせの大皿が登場。
メニューの説明では、ヒレカツ・海老フライ・ハンバーグとなっているが、2切れに見えたヒレカツの一方は魚フライで、これは嬉しい誤算。
まず大きな海老フライにタルタルソースをつけて頬張ると、少々揚げ過ぎなのか食感は硬めながら、旨味は有り食べ応えは十分。
カジキ鮪と思われる魚フライも、特製のとんかつソースが添えられたヒレカツもまずまずの美味さ。
ドミグラスの掛かったハンバーグは、流行りの肉汁が噴き出るようなタイプでは無いが、しっかりとした食感と凝縮した旨味が楽しめた。
添えのスパゲッティのケチャップ炒めも懐かしい味で、やや乱雑ながら手切りされた刻みキャベツも微笑ましい。
軽めでお願いした皿盛りのライスは、洋食屋ならではの多少粘りを持たせた炊き加減。
豆腐や若芽が入った味噌汁は'出汁の素'が良く効いていると言った味だが、決して悪くない。
価格は税込みのため、ビールを含めて1,850円という値段は良心的。
接客は外国人女性2人が担当しているが、手慣れた応対ぶりは好印象。
隣のテーブルを占めたサラリーマングループは常連のようで、生ビールと洋食屋らしいつまみ類を肴にアフターファイブならぬ'アフターシックス'を楽しんでおり、こんな使い方も出来る店。
突出した美味さは無いが、郷愁を感じさせる料理の出来と妙に落ち着く空気感は捨てがたい。
50年前この辺りを闊歩していた若者にとっては、この味と雰囲気がトレンドだったと思われ、その頃を懐かしむオールドファンは多いようだ。
この店構えとスタイルが何年も続くとは考えにくいが、出来る限り残して頂きたい。