【西麻布けんしろう】一つ一つ趣向を凝らした飽きさせない肉の食べさせ方と焼きの技術が素晴らしい！ なんとも高級感ある絶品肉割烹。 : 西麻布けんしろう

西麻布交差点の南側にある西麻布けんしろうさん。恵比寿うしみつ・目黒うしみつ一門さんグループの総本山、なんとも西麻布な高級な空気感漂うお店です。
和食と焼肉を合わせたような形で頂くスタイルは圧巻。シャトーブリアン・黒毛和牛タンなど高級食材を使用、でもそれに劣らない飽きさせない肉の食べさせ方と焼きの技術で、肉の良さを最大限引き出した料理が楽しめます。焼肉の一種の完成形、そんな感じがする素敵なお店ですよ〜。


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2018/04訪問
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この日はプライベートで東京。
ザギンの昭和な酒場で喉を潤した後は西麻布へ移動です。
前回訪問してそのオサレで豪華な焼肉に魅了されたうしみつさん。その本店が西麻布にあるってことで予約しちゃいました。

西麻布・・・どんな街か知りませんが、なんか私にぴったりなハイソなイメージですね。
もちろん、短パンで訪問です。

なんだか西麻布♡な空気感漂う外観。これは高級クラブの同伴やエライ人たちの接待に使われてそうな雰囲気。
奥の個室に通されてコーススタート。個室なのに、お肉はもちろん担当の方が全て焼きやきしてくれますし、お酒を頼めばソムリエさんがやってこられます。うん、短パンちゃうかったかもｗ

ってことで、山崎ハイボール 900円でかんぱーい。

この日はおまかせ20000円コース。たのしみ〜♪

・百合根の茶碗蒸し 春菊の餡掛け
・本日のサラダ
・ユッケとお刺身の盛り合わせ(全て山形牛)
・US prime 雪室熟成30日薄切りタン、黒毛和牛 タン厚切り
・けんしろう焼き シャトーブリアン 桜チップの燻製とトリュフ塩で
・塩焼き(ハラミ、えんぴつ)
・デコポン 土佐酢のジュレがけ
・ハラミの唐揚げ 和がらしのマヨネーズ
・タレ焼き(イチボ、リブ芯)
・牛出汁の土鍋ご飯 サーロイン乗せ
・ヒレカツ丼 トリュフの玉子とじで
・お吸い物
・自家製プリン、ほうじ茶のアイス 桜の花びらの粉末

ソムリエさんのワインベアリング
・Un Saumon la Loire Menu Pineau 2013(タンに合わせて)
・BOURGONE HAUTES-COTES DE NUITS AURELIEN VERDET 2016(赤身肉に合わせて)×2杯
・MER & COQUILLAGES JULIEN MEYER 2016(〆ご飯に合わせて)

まず開幕は茶碗蒸しから。
百合根のホクホク感、春菊の餡は濃厚な風味があってしっかりと美味しいです。
この和な感じがけんしろうさん？なスタートですね。

サラダは色々なお野菜を盛り合わせて。
ホタテの醤油漬け、タケノコ・菜の花・アスパラ出汁漬け、4種の人参、ミックスわかめ、ホワイトセロリとひとつづつ楽しめます。
ドレッシングはクレソンと蜂蜜。クレソン感は控えめ甘さはありますが、すっきりと食べやすいドレッシングで美味いです。

さ、野菜食べたからお肉ね〜。
まずは、ユッケとお刺身の盛り合わせ(この日は全て山形牛)からはじまります。

以下の4種類盛り合わせです。
・シンシンのお刺身 お塩と穂紫蘇で
・湯引き黒タン
・シンシンのユッケ 紅穂蓼
・細切りシンシン、北海道産雲丹、栃木県益子の卵黄

シンシンのお刺身はしっとりとそして肉の甘味がしっかり感じられる上質な仕上がり。
湯引き黒タンはコリコリっと小気味良い食感。そして、グレープフルーツと柚子胡椒の香りが良い感じに効いてます。コレ相当美味い！！

シンシンのユッケも甘辛な味付けと生肉のむにゅむにゅとした食べ心地が絶妙。
雲丹を乗せた細切りのシンシンは海苔で手巻きに。まぁ、美味いに決まってますよねw

前回も思いましたが、ここのユッケやお刺身類は質もさることながら、飽きさせない多種多様な味付けで相当クオリティ高いです。

続いてタンの盛り合わせ。
この辺りからソムリエさんにご登場いただき、次の料理に合わせたワインを持ってきて頂きました。

薄切りのコリッとした食感を残したレア焼きのUsプライムの薄切りタンももちろん美味いです。
が、やはり絶品な黒毛和牛の厚切りタン。サクッと周りの芳ばしさと中は舌に絡みついてくるようなレア感。質もさることながら焼きの技術の素晴らしさですね。もう、美味いというよりエロいｗ
ペアリングしたワインの酸味と厚切りタンにかけたレモンの酸味が相乗効果ね！！(と、ソムリエさんが言ってはった。)

ここで登場、けんしろう焼き。実はこれ3回目ｗ
でも、本家のけんしろうで食べるけんしろう焼きは格別(きっと)です。
シャトーブリアンと強めな燻製香、さらにトリュフ塩となんだか恐ろしくお酒を進ませてくれる逸品なのです。
むちゃくちゃしっとりと柔らかいその肉質は食べたことない新しい肉の食感ですね。

塩焼きはハラミと希少部位のえんぴつを。そして、それに合わせた赤ワインをチョイス。
ハラミは超厚切りでジューシー。周囲に香ばしさを出しつつ、肉汁溢れる感じ。
えんぴつはリブロースの先っぽノ部分で脂と赤身のバランスが素晴らしく、肉味がすごく強いです。赤身の部位に近いけど脂の甘味も感じられるいいとこ取りなお肉ｗ

いや、もうお腹いっぱいですよ。。
とここで小休止、デコポンの土佐酢ジュレがけでお口直し。うん、なんか肉まだ食べられそうｗ

小休止後の一発目は、ハラミ唐揚げが出てきましたよ。
珍しい一品にテンションあがりますね。
衣にパセリを使って色合いも良く、ハラミのレアな焼き加減もさすが。
自家製和がらしでいただくのですが、辛さは控えめにマヨネーズが入ってるので、唐揚げになんだかぴったり！ もちろん相当美味いんだけど、このB級な食べ物を昇華させた感じが落ち着きますｗ

タレ焼きはイチボとリブ芯。
リブ芯は、自家製黒醤油ベースの甘いタレで。イチボは白醤油とフルーツのタレで。
一つ一つのお肉の味付けに変化をもたせるところがなんともニクイｗ かなりの量の肉を食べることが出来るのはこのためですね。

で、この日の〆は2種類あります。と言われたので、負けじと〆に合うワインをとお願いしますｗ

まずは、牛出汁の土鍋ご飯 サーロイン乗せ。
土鍋ご飯の上にピンクのエロいサーロインがたっぷり鎮座。これを目の前で混ぜまぜして余熱で火を通したら出来上がり〜。
肉の脂の甘味と肉本来の味を最大限に活かした土鍋ご飯。お腹いっぱいだけどスルリとイケちゃいます。

続いては、ヒレカツ丼 トリュフの玉子とじが出てきます。
甘辛さは強めの玉子とじなんですが、なんとも〆にぴったりでご飯が進む〜。
ヒレカツは後のせサクサク。低温調理のレアな火入れで肉質はしっとりやわらか。これ、マジでおいしーーい！！

スイーツが出てきて、さっぱりしてコース終了です。

肉のボリュームはこの後何もできなくなるくらいたっぷりｗ 肉質の素晴らしさもあるのでしょうが、一つ一つ違う手の込んだ味付けで飽きること無くいただけました。
接客も丁寧で、でもしっかりと会話も楽しめる感じがさすがけんしろうさん。ってところでしょうか。全室完全個室なので、ゆったりと食事できるのもポイント高いです。
カジュアルにいただくなら目黒のうしみつ一門さん、デートな雰囲気なら恵比寿のうしみつさん。ここは特別な日(今日はただの飲み会ｗ)にまた来たいと思える素敵なお店ですよ。

ごちそうさまでした。