トリュフフェアは絶対に外せない！ : ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー

冬には各レストランこぞって始めるトリュフフェアですが、当然良いトリュフは数も少なく需要は高く畢竟高値になるものです。しかし、こちらのトリュフフェアは毎年「行かなきゃ損する！」と思わせるほどのお値打ち価格。もちろん下野シェフのこと、安いだけではありません。
今年はシェフ本人がアルバまで行き仕入れてきた逸品。
そしてこれも当然といえば当然ですが、素材に頼らない見事な料理。トリュフをうまく生かす芸術的な料理の数々。

この日特に印象に残ったのは
トリュフのガレット…山口産のしっかりとした味わいのレタスをトリュフとともともに手で巻いて食べるものです。これは専門料理2019年5月号にも出ていた料理ですね。コンセプトも素晴らしい、香りも味もバランスが絶妙で世界一贅沢なガレットだと思います。

オムライス…これは直球でうまかったです。ココットで炊いたオムライスに和牛がゴロゴロ入ったデミグラスソース。これにトリュフを豪快に。卵料理は下野シェフ、本当にお上手。

デザートのマドレーヌも豪快にトリュフが削られていて贅沢な気分で〆られました。

また来年も絶対来ないと！

私が一番通うフレンチレストランです。時折無性に食べたくなる。そして来るとすべての皿が美味しい。サービスも心地よい距離感。ワインペアリングもノンアルコールペアリングもできる懐の深さ。
そして「こんな感じのワインをボトルでお願い！」と予約の時に頼んでおくとフワッとしたリクエストでも「そうそう、こんなのが飲みたかったの！」というワインが、しかもとってもお値打ち価格でいただける。
こんなレストラン、なかなかないでしょう。

この日はアニュの中でも一番好きな白トリュフフェアの日。今年は下野シェフが自らある場に訪れて仕入れてきたという逸品の白トリュフ。白トリュフも色が薄いものから濃いものはてはピンクのものまで幅広くあるそうですが、ともかくこちらの物は香りが抜群。
メインディッシュに添えられた蕪もあのベストレストラン常連の西麻布フレンチのシグニチャーディッシュより美味しいし、デザートのスフレも、トリップアドバイザー1位になった日本橋のあの分子料理のお店よりも美味しい。
「スペシャリテ」というものが無い下野シェフだが、全ての料理がどの店のスペシャリテよりも美味しい。さらにこんなことをいうのは野暮かもしれないけれど、「行かなきゃ損なんじゃないのか」と思う程ワインも料理もお値打ち。
下野シェフの料理はここでしか味わえないのだから「コスパ」なんて言葉はそもそも意味が無いのかもしれないけれど、それでも「コスパ良すぎ」と感じてしまうところであります。

毎年恒例の白トリュフフェア。この季節になるとあちこちで白トリュフコースをやっていますが、アニュは断然お得で、おそらくトリュフ代だけでも足が出ちゃっているのでは、というお値打ち価格。 
今年のメニューは 
芽レンコンのフリット＆ザクロ、ビーツ、炭酸のカクテル 
セップ茸の炭火焼、石垣牛の内臓煮込み＆グレープフルーツ、コリアンダー 
カルボナーラ＆凍頂烏龍茶、味醂 
サンマのムニエル＆昆布、大葉、炭酸 
ホロホロ鶏とリゾット＆椎茸、生姜、ダージリン 
柿のソルベ、ねずの実の香り 
白トリュフのプリンとアイスクリーム 
＆の後はペアリングで頼んだノンアルコールカクテルですが、これが絶品。アイデアも良いのですが、それだけではなく出汁を引いたり卓上で炭酸をボンベで入れてくれたりと手の込み方もすごい！ 
お酒を飲めない方はぜひこのノンアルコールペアリングを頼んでみてください。お料理がより一層おいしくなるカクテルです。 
お料理は、ひそかにパスタが絶品です!イタリアンをやってらっしゃった牛ノ濱シェフが作る手打ちパスタはそこらのイタリアンでは太刀打ちできないレベル。 
もちろん、逸品のワインもあり、料理はしっかりクラシックなフレンチに帰着しまて、上質なフレンチというのを保ちつつ、遊び心があり、リピし甲斐のあるお店です。 

こちらは私が一番通っているレストラン。下野シェフの料理はいつ行っても新しい発想と出会えて大好きです。 
それに加えて、最近はノンアルコールでペアリングもやってくれるようになりました。 

この日は 
・新生姜、パッションフルーツ、青柚子…鱧のスープに合わせてさっぱりと。パッションフルーツはスプーンに添えられてカクテルと口の中で合わせるとあら不思議、これはこれでまた別物に。 

・エスプレッソ、コリアンダー、炭酸…こちらはヤングコーンの炭火焼、サマートリュフ掛けとともに。炭火焼の強い味に負けないのど越しなのに、サマートリュフの香りを消さない旨い塩梅。これも絶妙です。 

・カシス、オレンジ、スパイス…こちらは石垣牛の煮込みと新玉ねぎに合わせる感じで煮込みをさっぱりといただけます 　

・レモン、砂糖、炭酸…アユに合わせてレモンサワーの乗りでクイっといけます 

・ワサビ、ほうじ茶…こちらは牛肉の第三のソースのように、ワサビがいい感じです。 

・桃、アニス、胡椒…トリュフとムール貝のパスタに合わせるように、ですが、このカクテルと極上のタヤリンだけでもたべてみたい! 


お料理とワインは逸品。これはアニュなら当たり前ですが、ノンアルコールペアリングも実はトップクラスの物が出てきます。お酒を飲めない方、たまには気分を変えてみようかという方にはぜひ試してもらいたいです。 

銀座店が出来て、銀座と広尾を行き来する下野シェフは大変だと思いますが、テーブルに挨拶に来るときにはそんな大変さを微塵も感じさせず、何時ものように飄々としていて、やっぱりいいです!

何時来ても新しい発想のお料理で、全部美味しいし、本当に満足感高いのですが、最近はそれ意外にもノンアルコールカクテルのペアリングにハマってます。仕込みがあるので当日は難しいみたいですが、事前に予約の時に頼むと、とても凝ったカクテルが(^^)
ワインよりもむしろこっちのほうが料理に合うんじゃないのーって組み合わせもたくさんあって、お酒そんなに強くない方は、ノンアルコールカクテルのペアリングもオススメです♪

再訪です。前回のランチがとてもよかったので、その日に次回の予約をしてきました。
この日は白トリュフコースをいただきましたが、これが外食人生最高のコスパでした。
シリアルナンバー付きのアルバ産白トリュフが一人当たり20グラム（もしかしたらそれ以上？）でお値段なんと1万2000円!!
不定貫の白トリュフでもアルバ産ならグラム1200円はしますよね。白トリュフだけでも2,3万は堅いでしょう。
まぁ値段だけでなく、料理もなのですが、どれも絶品でした。中でも猪のロティは素晴らしい。白トリュフに合わせるとクリーム系に偏りがちになりそうですが、ロティしたイノシシがまた白トリュフの香りをうまく引き出す。これに合わせるソースも絶品。ソースなんてないような現代フレンチが主流になっている現在、クラシック出身だという下野シェフの作るソースは日本一でしょう。
僕はやっぱりソースが好きです!
それと、食後のお茶。フレンチで玉露が置いてあるのは珍しいと思って注文したのですが、本当に美味しい玉露でした。和食の料亭でも出ないレベル。あまりに美味しかったので失礼かとは思いましたが、もういっぱいいただいてしまいました。そんなわがままも笑顔で聞いてくれるし、水やワインをサーブするタイミングもいい感じ。サービススタッフも料理人志望の若い子たちが多いようで、料理の質問にも的確にこたえてくれて本当に素晴らしい。
ちなみにこちらのお店がプロデュースするセットセッテもオープンしたてなのでぜひとも行かねばと思いました。

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ブルギニオンから始まり、フランスのトロワグロ、タイユバンなどの名店で修行し、そこでも大役を担ってきた有名シェフ・下野シェフのお店。以前から行きたいと思っていたのですが、なかなか予約が取れず。今回は台風の日だったので当日キャンセルが出るかと思い、電話をかけてみたらラッキーにも予約が取れました。
まず店内なのですが、ともかくきれい。壁に並べられているリーデルやロブマイヤーのグラスも神経質なくらいぴかぴかに磨かれています。内装もセンスがよく、豪華だけど時代遅れではない、心地よい日常感もあり素敵です。
お料理ですが、今日は６０００円のランチコースでメニューは
０アミューズ
１ムール貝のマリニエール ラタトゥイユのジュレと共に
２サンマのタルトとヴルーテ 北海道産 ハーブと一緒に
３フォアグラのソテー 栗のデクリネゾン
４鰆と焼きナスのコンポジション、ペリグーソース
５北海道産 仔牛のパネ エピスのソース
６ア・ニュのピーチメルバ
どれもこれも本当に凝っていて発想も素晴らしい。サンマはタルトだけじゃなくスープとの二本立て。スープはサンマをまるまる一匹スープにしたものと言う。さんまの香りも素晴らしいけど、臭みはなく上品な感じ。タルトは本当に芸術品のよう。
フォアグラと栗の組合せは斬新だし、この皿も華やか。鰆は旬の戻り鰆。
メインはカツレツなのですが、別建てでついてくるソースも独特の香りがさすがタイユバンの肉担当と言う感じ。
ピーチメルバも絶品。
２年前、当時凄いと思ったお店の料理と比べると明らかに別物で、これが今の最先端かと感じられました。
料理人、レストラン関係者は絶対行ってみるべき。まぁ僕がやってるのは医業なのですが。
ここは完全に個人店なのですが、こういうお店にありがちな（仕入れコストを抑えるための）コース一本化、みたいなこともなく、食材のかぶりもなく、このお値段でご提供はコスパ日本最高ではないでしょうか。

しかも１１月半ばに提供されると言う「白トリュフ祭り」は白トリュフ２０グラムで１万２０００円、これトリュフの仕入れ値だけで原価割れしちゃってる気が。。。これは行かないと損する気がしてお支払いの時に次回の予約までしてきました。
5点に足りない0.1はパンが美味しかったのですが、1種類しかなかったことです。これで3，4種類くらいパンがあれば完璧だと思います。