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東京で実はなかなかお目にかかれないオーセンティックなイタリアン
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森の動物
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森の動物さんの他のお店の口コミ
店名 |
掲載保留
ミラノレッドバー @ マリオ・イ・センティエリ(Milano Red Bar at Mario i Sentieri)
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---|---|
ジャンル | イタリアン、バー、レストラン |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ・都営地下鉄六本木駅 徒歩10分 広尾駅から782m |
営業時間 |
|
予算 |
¥5,000~¥5,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
サービス料・ チャージ |
ディナー時のみ サービス料 10% |
席数 |
32席 (バーカウンター7席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人~50人可、20人以下可、50人以上可) |
禁煙・喫煙 |
分煙 テラスカウンターのみ喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、カウンター席あり、ソファー席あり |
ドリンク | ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる、カクテルにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり、ベジタリアンメニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
お店のPR |
西麻布の洗練された空間で、有名シェフ・マリオのアラカルトやコース料理を楽しめる店
TVでもおなじみの有名シェフ、マリオ・フリットリが作り出す目にも鮮やかで華やかなアラカルトメニューとプリフィックスコースメニューを中心にお楽しみいただけます。 コースメニューは日替わりで各お皿につき2種類のお料理からお選びいただけるコースや、マリオおまかせのスペシャルコースなどをご用意しております。 料理内容は当日のお楽しみ! 四季折々の旬の食材でおもてなしいたします。バーカウンターも常設しており、バーのみのご利用はもちろん、世界の銘酒、旬のフルーツを使ったスペシャルカクテルとともに軽くAntipastoを召し上がられたり等、食前、食後、最初から最後まで存分にMilano Red Bar at Mario i Sentieriをお楽しみいただけます。 |
初投稿者 |
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イタリア人オーナーの西麻布のイタリアンという聞いただけでも美味しそうだが、実際に行ってみるとその通りであった。
恐らく、ここまでオーセンティックな日本に媚びていないイタリアンは東京には決して多くはないと思う。
客層もしかりであるが、インテリアの色使いや漂う香りが欧米の一流レストランに行ったような感覚にさえなる。
窓際のテーブル、あるいは壁側のソファー席はよいが、中央の席は若干隣席との距離が近いように思う。
コースは12,000円と7,500円。内容も良いので、コースで頼む人も多いだろう。
今回はアラカルトで注文。
私が食べたメニューは、以下の通りだが、日本人好みに(というか、正確には日本人向けはこうだという誤った解釈で)イタリアンを変えてしまっているイタリア料理ではなく、正真正銘のイタリアンであることをきちんと感じさせてくれる。
前菜
ホワイトチェリーバレー鴨のスモーク 柿のグリルとクレソンのサラダを添えて
このメニューは私がこれまで食べた鴨料理の中で最も美味しいと言っても過言ではない。
パスタ
オマール海老のタリアテッレ 甲殻類の香るアラビアータソース
栗とキタアカリのカペレッティ サラミと黒トリュフのプレア
オマール海老の方がレストランのお勧めであったが、私のお勧めはカペレッティ(帽子型の詰め物パスタ)。
パスタの出来栄え、ソースの味、栗とジャガイモの触感等、秀逸である。
メイン
ニュージーランド産仔羊とキノコのファルチータ ラデッキオブラザードと平茸のフリットを添えて
普通に美味しい。
デザート
マリオの特製ティラミス ピスタチオのジェラートを添えて
このティラミスはやばい。マスカルポーネクリームとコーヒーケーキ部分が層になっているティラミス。
洋酒が効きすぎることもなく、どちらの層もそれぞれ美味しく、しかも両方が一体となった触感。
もっと食べたかった。
グラスワイン
Logonovo 2010年。
5種類のブドウ種を使っていることで有名なトスカーナのモンタルチーノのワインで、しっかりしたフルボディ、かつやわらかく非常に好みの味であった。
2010年という若さとは思えない味で、これがグラスワインで提供されるのはすばらしい。
尚、ワインリストも豊富だが、若干高めの設定に思えた。
ということで、実にすばらしいディナーだったと言いたいところなのだが、一つ大きな問題が。
それはサービス。フロアには3人いたが、全くなってない。
まず、サンペルグリーノ(750mlのボトル)を頼んだので、当然なくなれば注いでくれるものと思いきや、こちらから言わないとだめ。おそらく全部飲めなかったと思う。催促すると、何の侘びもなく当然のようにただただ注ぐだけ。
そして、面食らったのが、デザートメニューをもってこないこと。これも催促。
押し売りをしないと善意に解釈したいところであるが、一声欲しいところではある。
我々がメインコースを終わったということを把握していない、水がなくなったことを把握していない、つまり、お客それぞれの状況を把握しようとは全くせず、注文をとり、できた料理を運び、呼ばれたら言われたことをやるだけ。(それもできないよりはよいが)
最後に、頼んだエスプレッソが出てこない。仕方がないので、催促してみると、「連絡不足でした」とのこと。連絡不足ではない、流れ作業しかしていないからであって、コーヒーが出ていないことも把握していなかったということ。
料理の合間ギャルソンがかける時として無駄とも思える一声がどんなに大切か、こちらも改めて認識した。
残念ながら、サービスについては1点と最低点を付けざるを得ない。あくまでこのレベルの店に要求されるサービスを前提にしての採点ということではあるが、まだ採点できるレベルに達していない。
店の雰囲気や料理の質から考えれば、できうれば、イタリア人オーナーの店らしく、もっと陽気な雰囲気を演出してくれたらと思うが、そこまではまだ遠いかもしれない。
陽気で「少々のミスは見逃してよ」というのも、それはそれで評価したいがその方向性にもまだない。
このサービス、そしてフロアスタッフが造り出す雰囲気の点がクリアされれば、イタリアンというかレストランの激戦区西麻布において他を圧倒するポテンシャルをもっていると思う。
さて、総合評価であるが、実に悩ましい。上記のような致命的な点はるもののそれでも十分に楽しい時間を過ごすことができたし、サービスについても逆にそれさえ知っていればこちらから指示を出せばよいので、料理と雰囲気は素晴らしく、再訪してもう一度確認したいと思う。もう一点としては、席の配置をもう少し工夫してほしいところである。席による違いが大きすぎると思う。
特に料理の味に関しては、東京の他のイタリアンとははっきりと一線を画す味、西麻布はこのレストランを大切にしなければならない、というほどの味。このレストランがある限り、他のイタリアンの採点を厳しくしなければならない、そういう味である。
総合点としては、サービス面での減点で足を引っ張るには惜しいレストランであるので、その味に免じてミシュランの星付レストランにも引けをとらない高得点、もちろん私のイタリアンの採点において最高得点を付けさせて頂いた。