無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
03-6230-8477
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
腕のいい大将と気の利く女将の小料理屋・・・というフランス料理店
木曜日の午後6時、当日のお昼頃に電話して予約した。ドタキャンされることが多いようで、一見さんにはOMAKASEを使って予約する(つまり事前に決済する)ことをお願いしているとのこと。防衛策としてやむを得ないどころか、当然の対応であると思う。
さて、この日は(感染症対策もあって)席数を少なめにしているとはいえ、それでもお客さんは4組8名だったから、とても繁盛していると言って良いであろう。素晴らしいことだし、本当に安心する。
まずはシャンパンをグラスで。ユグノー・タサンという知らない造り手のブラン・ド・ノワール。しっかりした作りのシャンパーニュだが、重くはなく、この日は久々に涼しかった日だったこともあってちょうど良かった。
メニューを眺めながら、シェフの意見をお聞きしつつお料理を選んでいく。夏のスペシャリテである牛肉と鰻のパイ包みをオーダーすることはお店にいく前から心に決めていたし、こちらのお店では必ずスープをいただくことにしているので、既に二品は決まっているも同然。パイ包みは1人だとちょっとボリュームがあるので、前菜の「おばんざい」を4つだけにして、尾崎牛150グラムをオーダーした。
まずは「おばんざい」。いままで食べたことがなかったのだが、チョリソーが入ったミニアメリカンドッグというのが秀逸。ピリッとした肉々しいチョリソー、それを優しく包む軽めの衣。ワインがススム。他の三つは水蛸とトマトのマリネ、そしてオーソドックスにキャロットラペと紫キャベツマリネ。
スープは「小玉スイカのガスパチョ〜白身魚のフリットと根セロリのラムナード」。オレンジ色のガスパチョが入ったガラスの器、その上に小振りなガラスの器が重ねられていて、その小振りな器の中に白身魚のフリットと根セロリ。小振りな器の中にあるものを「ザッと」ガスパチョの中に落としてから食してもいいが、小振りな器の中にあるフリットや根セロリ、ニンニクを少し強めに使ったクレームエピスを味変的に使う方が愉しいと思う。ガスパチョはパンを使うことによって少し濃厚な食感に仕上げられている。白身魚のフリットもこれまたなかなか濃厚な肉質で美味しいなと思ったら、なんとコチ。ウルトラ高級魚とは言わないかもだけど、「白身魚」の一言で片付けるには勿体無い。そのフリットをガスパチョにジックリと沈めて頂く・・・絶品である。
三品目は夏のスペシャリテといって良いであろう、鰻のパイ包み。丸い月餅のようなルックスのパイ包み、その中には熱々の鰻と牛肉とが混在するトロッとしたお料理。なかなか濃厚。ソースもそれに負けずに濃厚で、フグのアラから取った出汁と白ワインを使ったもの。パイを二つに割り、そのソースを断面からトロリと掛けて頂く。
メインはやっぱり尾崎牛。ウチモモの部位。150グラムほど。「まるで旨味調味料を練り込んでいるのではないかと思うほど」とシェフがおっしゃる通り、とても旨味の強いお肉である。火入れはジューシーな感じ。
ボトルでオーダーした赤ワインはシモン・ビーズのコルトン・ルナルド(ルナール)2015年。シモン・ビーズがコルトン赤をやっているとは知りませなんだ。
この日も大満足なディナーでした。
下記はベース投稿
***
カジュアルなフレンチ・レストランは世に数多あるが、このお店ほどお料理のクオリティが高く、サービスがそつなく、それでいて雰囲気もお値段も適度にカジュアルなお店はなかなかないであろう。
ご夫婦で営まれているカウンター10席程度の小躯なお店。ビル自体が新しいので店内はとても美しく清潔。お二人はベージュ(アラン・デュカス東京)で出会ったと記憶しているが、その後にパリの星付きなどでも修行され、肉料理で有名な格之進系列の「KABUCO」で働いた後、2019年10月から独立したという次第。
コースもあるが、アラカルト主体のお店。れっきとしたフレンチではあるが、自分のイメージはフレンチ版の小料理屋という感じである。居酒屋ではないが、懐石でもない、腕のいい大将と美しくて気の利く女将が二人で切り盛りする小料理屋。食材にも調理にもお酒にも拘りがあるから居酒屋のように安いということはないが、正統派日本料理店並みのクオリティをカジュアルな雰囲気のなかでリーズナブルに頂くことができる小料理屋。そのフレンチ版・・・というのが自分の勝手なイメージ(感違いだったらごめんなさい)。
そんなイメージを体現しているのが「おばんざい」。常に10品程度の「おばんざい」が一品700円程度で用意されている。どれも手の込んだものばかりで、まずはシャンパンと一緒にさっとお凌ぎで頂くのにとても良い。盛り合わせにしてもらうことももちろん可能で、自分を含め多くのお客さんは「おばんざい」の盛り合わせを最初にいただいていることが多いのかな。もし自分が近くに住んでいたとしたら、「おばんざい」から2〜3種類選んで、シャンパンやグラスワインを数杯頂いてサッと帰宅するなんて使い方をしたのではないかと思う。
前菜もだいたい5つほど用意されている。サラダとかフォアグラとか。お魚料理も前菜の中にある。オマールブルーをお得意とされているようで、常になんらかのオマールブルー料理が置いてあるイメージがある。お店をオープンしたばかりの頃に頂いた鰤大根という名の一皿はとても良かった。4種類の大根と鰤の一皿で、紅芯大根はピクルス仕立て、紫大根はそのまま、緑大根は軽く茹でて、普通の大根は下のピューレとして使い、鰤はミキュイを(たしか3種類か4種類のお酢を使って)マリネにしたもので、とても手がかかった一品だ。また、お魚料理と言っていいかは分からないが、牛煮込みと鰻蒲焼のパイ包みも美味であった。河豚の濃厚ソースを掛けていただくという逸品。
スープ好きの方に朗報となるポイントが、なんとスープが常に2種類用意されていることだ。グランメゾンだってオンメニューするスープはせいぜい二つほどだろうし、最近のスープ軽視の風潮を受けてスープを用意しないフレンチの方がむしろ多いなかで、しかもお二人だけでやっている小躯なお店だということを念頭に置くと、とても貴重なお店である。
こちらのお店の真骨頂はなんといっても肉料理。「KABUCO」ご出身だからということもあろうが、かなりの確率で尾崎牛が選択肢に入っている。ほかにも豚、鹿、鴨、仔羊など、やはり毎日5〜6種類の選択肢がある。厚めに切ったお肉に溶岩石の遠赤外線でジックリと火を入れるというスタイルなので、お肉をまず初めにオーダーし、焼き上がるまでの時間をご自慢の「おばんざい」や前菜・スープ、ときにはオフメニューのパスタなんかも動員して繋いで待つというのが自分のスタイルである。食べ応え、噛み応えのあるしっかりした肉質のお肉を(しっかりした肉質を失わせることなく)瑞々しくジューシーに仕上げてくださる。ステーキ以外にも赤ワイン煮込みなどもある。
ワインは、まだまだ若いお店ということもあり、古いヴィンテージのものを豊富に持っているというわけではない。一流どころのボトルもオンリストされてはいるものの安くはなく、ワインを飲み慣れていない人には高いお値段だなぁと感じてしまうかもしれない。反面、グラスシャンパンをはじめとしてグラスで供されるワインのお値段はリーズナブルな印象である。
腕のいい大将と気の利く女将の小料理屋・・・というフランス料理店
緊急事態宣言が解除された後の10月に男性2名にて訪問した。お客さんは自分達を含めて3組7名、ゆったりと席間を開けたオペレーション。
いつも通り、おばんざい盛り合わせを前菜として頂き、こちらのスペシャリテである「ぶり大根」(下記ベース投稿ご参照ください)、スープを頂いたのち、牛肉を2種類200グラムずついただいた。
ドリンクはアンリ・ジローのコード・ノワール、そしてソシアンド・マレ2005年をそれぞれボトルで頂いた。
下記はベース投稿
***
カジュアルなフレンチ・レストランは世に数多あるが、このお店ほどお料理のクオリティが高く、サービスがそつなく、それでいて雰囲気もお値段も適度にカジュアルなお店はなかなかないであろう。
ご夫婦で営まれているカウンター10席程度の小躯なお店。ビル自体が新しいので店内はとても美しく清潔。お二人はベージュ(アラン・デュカス東京)で出会ったと記憶しているが、その後にパリの星付きなどでも修行され、肉料理で有名な格之進系列の「KABUCO」で働いた後、2019年10月から独立したという次第。
コースもあるが、アラカルト主体のお店。れっきとしたフレンチではあるが、自分のイメージはフレンチ版の小料理屋という感じである。居酒屋ではないが、懐石でもない、腕のいい大将と美しくて気の利く女将が二人で切り盛りする小料理屋。食材にも調理にもお酒にも拘りがあるから居酒屋のように安いということはないが、正統派日本料理店並みのクオリティをカジュアルな雰囲気のなかでリーズナブルに頂くことができる小料理屋。そのフレンチ版・・・というのが自分の勝手なイメージ(感違いだったらごめんなさい)。
そんなイメージを体現しているのが「おばんざい」。常に10品程度の「おばんざい」が一品700円程度で用意されている。どれも手の込んだものばかりで、まずはシャンパンと一緒にさっとお凌ぎで頂くのにとても良い。盛り合わせにしてもらうことももちろん可能で、自分を含め多くのお客さんは「おばんざい」の盛り合わせを最初にいただいていることが多いのかな。もし自分が近くに住んでいたとしたら、「おばんざい」から2〜3種類選んで、シャンパンやグラスワインを数杯頂いてサッと帰宅するなんて使い方をしたのではないかと思う。
前菜もだいたい5つほど用意されている。サラダとかフォアグラとか。お魚料理も前菜の中にある。オマールブルーをお得意とされているようで、常になんらかのオマールブルー料理が置いてあるイメージがある。お店をオープンしたばかりの頃に頂いた鰤大根という名の一皿はとても良かった。4種類の大根と鰤の一皿で、紅芯大根はピクルス仕立て、紫大根はそのまま、緑大根は軽く茹でて、普通の大根は下のピューレとして使い、鰤はミキュイを(たしか3種類か4種類のお酢を使って)マリネにしたもので、とても手がかかった一品だ。また、お魚料理と言っていいかは分からないが、牛テール赤ワイン煮込みと鰻蒲焼のパイ包みも美味であった。河豚の濃厚ソースを掛けていただくという逸品。
スープ好きの方に朗報となるポイントが、なんとスープが常に2種類用意されていることだ。グランメゾンだってオンメニューするスープはせいぜい二つほどだろうし、最近のスープ軽視の風潮を受けてスープを用意しないフレンチの方がむしろ多いなかで、しかもお二人だけでやっている小躯なお店だということを念頭に置くと、とても貴重なお店である。
こちらのお店の真骨頂はなんといっても肉料理。「KABUCO」ご出身だからということもあろうが、かなりの確率で尾崎牛が選択肢に入っている。ほかにも豚、鹿、鴨、仔羊など、やはり毎日5〜6種類の選択肢がある。厚めに切ったお肉に溶岩石の遠赤外線でジックリと火を入れるというスタイルなので、お肉をまず初めにオーダーし、焼き上がるまでの時間をご自慢の「おばんざい」や前菜・スープ、ときにはオフメニューのパスタなんかも動員して繋いで待つというのが自分のスタイルである。食べ応え、噛み応えのあるしっかりした肉質のお肉を(しっかりした肉質を失わせることなく)瑞々しくジューシーに仕上げてくださる。ステーキ以外にも赤ワイン煮込みなどもある。
ワインは、まだまだ若いお店ということもあり、古いヴィンテージのものを豊富に持っているというわけではない。一流どころのボトルもオンリストされてはいるものの安くはなく、ワインを飲み慣れていない人には高いお値段だなぁと感じてしまうかもしれない。反面、グラスシャンパンをはじめとしてグラスで供されるワインのお値段はリーズナブルな印象である。
腕のいい大将と気の利く女将の小料理屋・・・というフランス料理店
カジュアルなフレンチ・レストランは世に数多あるが、このお店ほどお料理のクオリティが高く、サービスがそつなく、それでいて雰囲気もお値段も適度にカジュアルなお店はなかなかないであろう。
ご夫婦で営まれているカウンター10席程度の小躯なお店。ビル自体が新しいので店内はとても美しく清潔。お二人はベージュ(アラン・デュカス東京)で出会ったと記憶しているが、その後にパリの星付きなどでも修行され、肉料理で有名な格之進系列の「KABUCO」で働いた後、2019年10月から独立したという次第。
コースもあるが、アラカルト主体のお店。れっきとしたフレンチではあるが、自分のイメージはフレンチ版の小料理屋という感じである。居酒屋ではないが、懐石でもない、腕のいい大将と美しくて気の利く女将が二人で切り盛りする小料理屋。食材にも調理にもお酒にも拘りがあるから居酒屋のように安いということはないが、正統派日本料理店並みのクオリティをカジュアルな雰囲気のなかでリーズナブルに頂くことができる小料理屋。そのフレンチ版・・・というのが自分の勝手なイメージ(感違いだったらごめんなさい)。
そんなイメージを体現しているのが「おばんざい」。常に10品程度の「おばんざい」が一品700円程度で用意されている。どれも手の込んだものばかりで、まずはシャンパンと一緒にさっとお凌ぎで頂くのにとても良い。盛り合わせにしてもらうことももちろん可能で、自分を含め多くのお客さんは「おばんざい」の盛り合わせを最初にいただいていることが多いのかな。もし自分が近くに住んでいたとしたら、「おばんざい」から2〜3種類選んで、シャンパンやグラスワインを数杯頂いてサッと帰宅するなんて使い方をしたのではないかと思う。
前菜もだいたい5つほど用意されている。サラダとかフォアグラとか。お魚料理も前菜の中にある。オマールブルーをお得意とされているようで、常になんらかのオマールブルー料理が置いてあるイメージがある。お店をオープンしたばかりの頃に頂いた鰤大根という名の一皿はとても良かった。4種類の大根と鰤の一皿で、紅芯大根はピクルス仕立て、紫大根はそのまま、緑大根は軽く茹でて、普通の大根は下のピューレとして使い、鰤はミキュイを(たしか3種類か4種類のお酢を使って)マリネにしたもので、とても手がかかった一品だ。また、お魚料理と言っていいかは分からないが、牛テール赤ワイン煮込みと鰻蒲焼のパイ包みも美味であった。河豚の濃厚ソースを掛けていただくという逸品。
スープ好きの方に朗報となるポイントが、なんとスープが常に2種類用意されていることだ。グランメゾンだってオンメニューするスープはせいぜい二つほどだろうし、最近のスープ軽視の風潮を受けてスープを用意しないフレンチの方がむしろ多いなかで、しかもお二人だけでやっている小躯なお店だということを念頭に置くと、とても貴重なお店である。
こちらのお店の真骨頂はなんといっても肉料理。「KABUCO」ご出身だからということもあろうが、かなりの確率で尾崎牛が選択肢に入っている。ほかにも豚、鹿、鴨、仔羊など、やはり毎日5〜6種類の選択肢がある。厚めに切ったお肉に溶岩石の遠赤外線でジックリと火を入れるというスタイルなので、お肉をまず初めにオーダーし、焼き上がるまでの時間をご自慢の「おばんざい」や前菜・スープ、ときにはオフメニューのパスタなんかも動員して繋いで待つというのが自分のスタイルである。食べ応え、噛み応えのあるしっかりした肉質のお肉を(しっかりした肉質を失わせることなく)瑞々しくジューシーに仕上げてくださる。ステーキ以外にも赤ワイン煮込みなどもある。
ワインは、まだまだ若いお店ということもあり、古いヴィンテージのものを豊富に持っているというわけではない。一流どころのボトルもオンリストされてはいるものの安くはなく、ワインを飲み慣れていない人には高いお値段だなぁと感じてしまうかもしれない。反面、グラスシャンパンをはじめとしてグラスで供されるワインのお値段はリーズナブルな印象である。
口コミが参考になったらフォローしよう
頑張れ自分
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
頑張れ自分さんの他のお店の口コミ
店名 |
ラ レーヴ(Petit Restaurant La Rêve)
|
---|---|
ジャンル | フレンチ |
予約・ お問い合わせ |
03-6230-8477 |
予約可否 |
予約可 ご紹介制にて運営しております。 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ南北線および都営大江戸線「麻布十番」駅5b出口より徒歩2分です。 麻布十番駅から53m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)) QRコード決済可 (PayPay、d払い) |
席数 |
10席 (カウンターのみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 隣に小規模のコインパーキングあり |
利用シーン |
|
---|---|
公式アカウント | |
オープン日 |
2019年10月13日 |
備考 |
フランス郷土料理をおばんざいに仕立て、 尾崎牛や北海道産の仔牛などを溶岩の遠赤外線で火入れをし、それらをアラカルトでワインとともに気軽に召し上がっていただけるカウンター10席のアットホームなフレンチ小料理屋です。 |
お店のPR |
カジュアルな気分で味わえる、おばんざい仕立てのフランス郷土料理をワインとともに
フランス郷土料理をおばんざいに仕立て、尾崎牛や北海道産の仔牛などを溶岩の遠赤外線で火入れをし、それらをアラカルトでワインとともに気軽に味わえる【La Rêve】。夫婦揃って渡仏経験がある実力派シェフのアットホームなフレンチ小料理屋です。パンも自家製で、全粒粉入りの田舎風パンと、しっとりとした丸パンの2種類が店で焼かれています。店名は、フランス語で「夢」を意味する単語を奥様の名前にちな... |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
5月中旬の平日、午後6時に1名にて訪問。
この日いただいたお料理は下記のとおり。豚肉と牛肉のどちらにするか、決心がつかず、最終的な両方ともいただいてしまった。
◯グラスシャンパン(シャピュイという作り手のもの)
◯おばんざい3種類(牛すじと茄子のクタクタトマト煮、ズッキーニと新玉葱のオムレツ、水ダコとセロリのサラダ)
◯赤パプリカのポタージュスープ(美味。チョリソーとアサリを使ったライスコロッケが中に浮かんでいた)
◯国産豚ロース肉の溶岩焼き
◯尾崎牛ウチモモ
◯ボトルワイン(バターフィールドのコルトン2011年)
最後にサービスでラルロのフィーヌをいただいてしまいました。ありがとうございます。
下記はベース投稿
***
カジュアルなフレンチ・レストランは世に数多あるが、このお店ほどお料理のクオリティが高く、サービスがそつなく、それでいて雰囲気もお値段も適度にカジュアルなお店はなかなかないであろう。
ご夫婦で営まれているカウンター10席程度の小躯なお店。ビル自体が新しいので店内はとても美しく清潔。お二人はベージュ(アラン・デュカス東京)で出会ったと記憶しているが、その後にパリの星付きなどでも修行され、肉料理で有名な格之進系列の「KABUCO」で働いた後、2019年10月から独立したという次第。
コースもあるが、アラカルト主体のお店。れっきとしたフレンチではあるが、自分のイメージはフレンチ版の小料理屋という感じである。居酒屋ではないが、懐石でもない、腕のいい大将と美しくて気の利く女将が二人で切り盛りする小料理屋。食材にも調理にもお酒にも拘りがあるから居酒屋のように安いということはないが、正統派日本料理店並みのクオリティをカジュアルな雰囲気のなかでリーズナブルに頂くことができる小料理屋。そのフレンチ版・・・というのが自分の勝手なイメージ(感違いだったらごめんなさい)。
そんなイメージを体現しているのが「おばんざい」。常に10品程度の「おばんざい」が一品700円程度で用意されている。どれも手の込んだものばかりで、まずはシャンパンと一緒にさっとお凌ぎで頂くのにとても良い。盛り合わせにしてもらうことももちろん可能で、自分を含め多くのお客さんは「おばんざい」の盛り合わせを最初にいただいていることが多いのかな。もし自分が近くに住んでいたとしたら、「おばんざい」から2〜3種類選んで、シャンパンやグラスワインを数杯頂いてサッと帰宅するなんて使い方をしたのではないかと思う。
前菜もだいたい5つほど用意されている。サラダとかフォアグラとか。お魚料理も前菜の中にある。オマールブルーをお得意とされているようで、常になんらかのオマールブルー料理が置いてあるイメージがある。お店をオープンしたばかりの頃に頂いた鰤大根という名の一皿はとても良かった。4種類の大根と鰤の一皿で、紅芯大根はピクルス仕立て、紫大根はそのまま、緑大根は軽く茹でて、普通の大根は下のピューレとして使い、鰤はミキュイを(たしか3種類か4種類のお酢を使って)マリネにしたもので、とても手がかかった一品だ。また、お魚料理と言っていいかは分からないが、牛煮込みと鰻蒲焼のパイ包みも美味であった。河豚の濃厚ソースを掛けていただくという逸品。
スープ好きの方に朗報となるポイントが、なんとスープが常に2種類用意されていることだ。グランメゾンだってオンメニューするスープはせいぜい二つほどだろうし、最近のスープ軽視の風潮を受けてスープを用意しないフレンチの方がむしろ多いなかで、しかもお二人だけでやっている小躯なお店だということを念頭に置くと、とても貴重なお店である。
こちらのお店の真骨頂はなんといっても肉料理。「KABUCO」ご出身だからということもあろうが、かなりの確率で尾崎牛が選択肢に入っている。ほかにも豚、鹿、鴨、仔羊など、やはり毎日5〜6種類の選択肢がある。厚めに切ったお肉に溶岩石の遠赤外線でジックリと火を入れるというスタイルなので、お肉をまず初めにオーダーし、焼き上がるまでの時間をご自慢の「おばんざい」や前菜・スープ、ときにはオフメニューのパスタなんかも動員して繋いで待つというのが自分のスタイルである。食べ応え、噛み応えのあるしっかりした肉質のお肉を(しっかりした肉質を失わせることなく)瑞々しくジューシーに仕上げてくださる。ステーキ以外にも赤ワイン煮込みなどもある。
ワインは、まだまだ若いお店ということもあり、古いヴィンテージのものを豊富に持っているというわけではない。一流どころのボトルもオンリストされてはいるものの安くはなく、ワインを飲み慣れていない人には高いお値段だなぁと感じてしまうかもしれない。反面、グラスシャンパンをはじめとしてグラスで供されるワインのお値段はリーズナブルな印象である。