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キドカラーさんの他のお店の口コミ
店名 |
うなぎ時任
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受賞・選出歴 |
うなぎ 百名店 2022 選出店
食べログ うなぎ 百名店 2022 選出店
うなぎ 百名店 2019 選出店
食べログ うなぎ 百名店 2019 選出店 |
ジャンル | うなぎ、日本料理、フレンチ |
予約・ お問い合わせ |
050-5596-0456 |
予約可否 |
予約可 アレルギーや苦手な食材は予めお申し付けください。 |
住所 | |
交通手段 |
都営大江戸線/東京メトロ南北線「麻布十番駅」4番出口 徒歩7分 麻布十番駅から248m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
¥30,000~¥39,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T9010401139147 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
8席 (カウンター8席と個室1室) |
---|---|
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可) L字カウンター個室(2~6名)になります。 個室料、別途サービス料頂戴いたします。 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くにコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、電源あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、ワインにこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | お祝い・サプライズ可(バースデープレート)、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 お子様連れのお客様は個室利用のみ |
ドレスコード | サンダルやジャージでの来店はご遠慮ください。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2018年6月28日 |
電話番号 |
03-6812-9671 |
備考 | |
初投稿者 |
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うなぎフレンチ、という新ジャンルを確立した、うなぎ時任さんを予約した。
18:00開始の一廻しのみ、ということで、時間に遅れないよう余裕を見て移動。途中、まだ建設途中の麻布台ヒルズを見上げたりして、麻布十番には17:50には到着。
最初カウンターは貸し切り状態で始まります。後で一組カップルが来られました。なんだ、一回廻しではないのか。
最初は、鰻バーガー。時任さんの代名詞といってよい名物料理です。鰻の脂がパンに染み、更にそれがフレッシュなレタスやトマトと合体した時、これが意外なぐらい自然に合う。そしてそこには、パンに塗られたマスタードの存在が大きいと見ました。
お酒は、サッポロの白穂乃香。お店でしか飲めないビールで、飲めるお店自体が少ないとのこと。確かに出来たてビール独特の味がし、注文して当たりでした。
続いてサラダ。うなぎの燻製の香りが旨味を上乗せしてくる。大きさといい切り方といい、鰻の燻製がチーズの燻製の代わりになっているような使い方です。
懐石ならここらで椀物になるところ、調理台では、お椀の中のポルチーニ茸のすり流しに揚げた鰻が投入されジュッとなります。この音まで聞こえるのが割烹のいいところ。蓋付きで提供され、蓋を開けるとポルチーニの香りがふわっと立ち上る。ローマのピザ屋で入荷されたばかりの箱入りポルチーニがムンムン香ってたのを思い出しました。
八寸です、と言って出された盛り合わせ。う巻きとレバーペーストのカナッペ、鰻の生ハム、煮込み。う巻きが、蒸籠から提供直前に引き出され、野田岩と同じように熱っつあつで提供されたのに感動。これぞ、う巻き。
そして、八寸を食べている間、焼き場で鰻が焼かれている。次は何か?
そう、次は白焼きでした。特に天然と養殖の食べ比べ、なんてこともなく、同じ個体の鰻(説明はなし。同じ個体というのも私が勝手に思っているだけです)を、カボスやゆず胡椒、梅肉など薬味を変えて楽しむ様です。仕上げは、たっぷりのキャビアと削りたてのハモン・セラーノ。私、配分を間違えて、キャビアと生ハムを残したままあと1.5切れになるまで食べてしまい、最後、慌てて生ハムとキャビアと白焼きを箸で挟んで口に入れる。キャビアの塩味が、それまでの他の薬味を飛び越えて、いい薬味になり、これが一番美味しかった。
ここらでビールは飲みきり、次は、佐藤(黒)を頂くことにしました。
お次はクリームスープに蒲焼きを合わせた物。さっきのポルチーニと被ってるかな。
いよいよ、メイン、肉料理です。和牛ステーキにトリュフソース、更にトリュフがたっぷり上から削られてます。あれ?鰻は?と質問すると、付け合わせみたいにして丸まってる、それが鰻の輪切りとのこと。鰻を輪切りで食べたのは初めてです。
いや、実は本当のメインはこれから。だって鰻屋さんですから。
うな重のご飯の量を聞かれ、「普通」と答えると「あれ、お料理足りなかったですか?」と聞き返される?いやいや、美味しかったから、もう一回り食べられます。
うな重の鰻は天然とのこと。パリッとした焼き目、それで中フワフワ…と、予想しながらかぶりつくと、意外な強い弾力が押し返してくる。え?蒸してない?
帰りに、この意外だった食感の感想をマスターの時任さんにぶつけたら、「本日の鰻は天然物の力強さを引き出すため、敢えて、関西風の地焼きにしました」とのこと。そうか、うな重になった鰻が、瓦のように一口大に切った形になっていたのも、櫃まぶしを意識しての盛り付けですね。
デザートは、バニラアイスとヨーグルト、シャインマスカットでした。
お会計、お任せコース48000円に飲み物が1300円×2、それと税で55660円でした。
最後に、鰻の可能性は広がったか?という命題に、この値段も加味してもう一度向き合ってみたい。
うなぎフレンチといわれていますが、かなり懐石のフォーマットに乗っている、というか、ほぼ和食。ポルチーニやトリュフを使った和食の一つと捉えたほうがいいかと思われます。例えば、映画『ブリキの太鼓』で食べられていた、ぶつ切りにした鰻のオイル煮のような、ヨーロッパでの鰻の食べ方を消化吸収した鰻料理、ではなく、洋の素材や調理法で鰻の蒲焼きを沢山食べて貰う、お料理になります。とすれば、この値段は、食べた鰻の量に比例した値段と見なすことが出来ましょう。ならば、料理法の広がりとしての鰻の可能性は、これからまだまだ追求出来そうですね。