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郷土色が極めて強い中毒性の高いお店
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タケマシュラン
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店名 |
閉店
OSTERIA dieci(オステリア ディエチ)
|
---|---|
ジャンル | イタリアン、パスタ、ステーキ |
住所 | |
交通手段 |
営団地下鉄南北線の4番出口を出て建物の左側を直進。パティオを抜けそのまま直進。マツモトキヨシを過ぎて、「七面坂」を下り、右手の石積みが入り口。 麻布十番駅から224m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥6,000~¥7,999 ¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、iD、QUICPay) |
サービス料・ チャージ |
Copertoおひとりあたり550円となります |
席数 |
20席 (テーブル12席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 店頭に喫煙スペースあり |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、カップルシートあり、カウンター席あり、ソファー席あり、立ち飲みができる、無料Wi-Fiあり |
ドリンク | ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | ベジタリアンメニューあり、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ペット可、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 店内にベビーカーでのご入店が可能です。赤ちゃんの離乳食などのご用意はありませんが離乳食をご持参いただけましたら一緒にお食事をお楽しみ頂けます。 |
ドレスコード | 特になし。カジュアル、普段着でOKです。 |
オープン日 |
2015年12月11日 |
備考 |
ペット同伴可能な飲食店です。店内どこでもわんちゃんの同伴が可能です。わんちゃん用のお水・おやつ無料サービス。お食事のご用意もあります。カートでのご来店も可能です。 |
初投稿者 |
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OSTERIAdieci。ディエチはイタリア語で「10」の意味だから、十番にちなんでいるのかしら。洒脱で印象的な店構え。期待が高まります。
フランチャコルタで乾杯。一年ぶりにコレ飲みましたがいい泡ですよね。新鮮で、酸味がはっきりしてる。食前酒として最高の1本です。
前菜盛り合わせ。連れはトリッパが苦手なのですが。「ここのは食べれる!」と、クリアな味わいに大満足のご様子。個人的には緑色の物体が記憶に残りました。スフレのような食感で、後から香るチーズの風味がクセになる。
パンは密度が高くしっかりとした味わい。みっちりと濃くタイプです。
3人で飲んでいるので1本が空くのはあっという間。白へと突入。
ワインエキスパート女子にブラインドで飲んでもらい、このワインいくらだと思う?と問うと「6,000円ぐらいかなあ」と回答。正解は2,600円。十番でボトルが2千円台で飲める稀少なお店です。
サラダにはパルミジャーノとサラミがたっぷり。これはもはやサラダではなく酒のツマミである。
コトレッタ。ミラノの郷土料理です。極厚スタイル。フォトジェ肉なビーフがキメの細かい衣と共にカラリと揚げられています。赤身肉が滋味に富み、噛む度に旨い。日本で食べるいわゆる「ミラノ風カツレツ」は、真っ平らに広がり揚げ油をたっぷり吸った衣が妙に厚い印象。当店のそれは良い意味で全く別の料理です。
先のワイナリーの赤ワイン。こちらも2,600円。やっぱりワインは値段を気にせずガブガブ飲むに限る。
〆の炭水化物は多彩なパスタ料理。アラカルトでの注文なので、自分の好きなようにメニューを組み立てられるのがいいですね。イタリア料理のコースの構成は、前菜とメインの間にパスタを挟むのが一般的ですが、根っからの日本人としてはどうも慣れない。やっぱり炭水化物は最後に食べる方がしっくりくる。
タヤリンにラグービアンコ。タヤリンとはピエモンテ名物の手打ち細切りパスタのこと。行列のできるラーメン屋のように旨い麺。
ラグービアンコは白いミートソース。ウサギ肉とヘーゼルナッツから成り立っており北イタリアが冴え渡る。
ミラノ風リゾット。ミラノが位置するロンバルディア州はイタリア一番の米どころであり、名物料理のひとつとしてリゾットがあげられます。やや芯を残した噛みごたえのある火入れ。サフランの色合いがビビッドですが、米本来の美味しさを再確認できる一皿でした。
少し南に下ってカルボナーラ。生クリームを一切使用しない本物志向。卵愛好家の私としては断然このスタイルのほうが好き。ちなみに生クリームを用いるのは卵が凝固しなくなってソースとして作り置きし易いからなんですね。カルボナーラ・ジャポネーゼ。それはそれで旨いのですが、カルボナーラと名乗るのはちょっと違う。
「もうちょっと飲みたいね」ということでもう1本。オルトレポ・パヴェーゼがたったの3,500円。酒の値付けが安い店は良い店だ。
ツマミにオリーブと生ハムたち。黄色はポレンタ。トウモロコシの粉を練ってオーブンで焼き上げたもの。どの皿もいちいち本格志向であり現地感覚に溢れています。
郷土色が極めて強い中毒性の高いお店です。ドンチッチョを始めとした南イタリア系のお店は結構多いですが、北イタリア料理を前面に出したレストランは意外と少ないので、重要なお店です。
ところで、当店は珍しく店内わんちゃんOKで、麻布十番中の犬好きが全員集合しています。愛に満ちて育てられた品の良い犬たちがゆったりと寛ぐ様を見ていると、こちらの心にも余裕が生まれる。今度はわんちゃんと一緒に行こうっと。
■写真付きのブログはコチラ⇒ http://www.takemachelin.com/2016/12/dhiechi.html