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超万能型
年始早々に1人でお邪魔しました。お正月はお休みのお店が多い中で有難いですね。お正月という事もありご家族で来られてる方が2組もいました。そんなお洒落な一家になりたいものです。
お料理はアラカルトでも頼めますが、それらアラカルト料理を少しずつ出すお任せコースも5800円〜9500円というお値段で出来るとの事でそちらをお願いしました。お腹いっぱいになったら伝えるスタイルで品数に応じて値段が変わって来ます。コースに組み込んで欲しいアラカルト料理もお願い出来るというスーパーフレキシブルタイプ。1人客でも対応してくれるのが素晴らしいですね。
まずはグラスのシャンパーニュで。たっぷり。どっしりとした泡で好みです。
サーモンの海苔巻き。ザーサイ、サーモン、クリームチーズを海苔で巻いてあります。ザーサイの食感が良いアクセント。食材だけ見ると何料理か分かりませんが泡とよく合います。海苔の風味と泡って合うんですね。
海老とふきのとうのフリット。ふきのとうの苦味と海老の風味がよく合う。これ美味しいなあ。パクパク食べてしまいます。
パンは素朴な味わい。温めて出して頂けます。こういう面倒だけど簡単な事をやってくれると嬉しいですよね。
牡蠣のマリネ、下にはネギが。ネギの酸味と牡蠣の仄かな苦味が良い。
鱈の白子、トマトソースとオリーブオイル。この2つと合わせると白子って魚介なんだなと再認識。面白いなあ。
最初の白グラスはシャブリ。THEシャルドネな分かりやすい味わい。牡蠣にはシャブリ、1192作ろう鎌倉幕府より聞きました。
ボラのカルパッチョ。ボラとは珍しい。脂のノリが丁度良く弾力も合わせてパワフル。ボラって結構雑魚扱いされるイメージだったんですが美味しいじゃないですか。
グラス白二杯目はブルゴーニュのシャルドネ。先程のシャブリとは全く異なり、2017年とは思えない豊潤な樽の香り。めっちゃ美味いぞこれ。好みど真ん中。
穴子を蒸したもの。下には長ネギ。長ネギの香りが高いのは良いですが良過ぎてちょっと穴子が消えちゃってます。酸味が続いてるのは個人的には好きだけどちょっと飽きが来る人もいるかも知れません。
鰆の瞬間燻製。燻製の香りが爆発。淡白な鰆が変身。鰆である必要性は無いかも知れませんが1つの料理として美味しいです。
グラス赤に切り替え。ブルゴーニュのピノ。ピノにしては華やかな香りがブルゴーニュ。ていうかワインのセレクトが値段の割にどストレートで大好きです。最近ニューワールド系のワインが続いていたので、こういうブルゴーニュ縛りは嬉しい。
あん肝のペースト。なんだこれ、美味いぞ。あん肝の自然な甘味が強調され肝の臭みは全くありません。更にブリオッシュでしょうか、仄かな甘味であん肝とベストマッチ。華やかで軽いピノとめちゃくちゃ合うやんけ幸せか。
締め鯖とポテトサラダ。先程から薄々感じてましたが和風のテイストがとても良く、酸味の使い方が上手いですね。私は個人的に和食のテイストが入るフレンチやイタリアンはウェルカムです。要は美味しければ何でもOK。
帆立の串揚げ。アメリカンドック的な見た目がユニーク。帆立の甘味が良く引き出されていて、アメリカンドックの10倍ぐらい美味しいです。
合わせるのはブルゴーニュのカベルネ主体でメルローとのブレンド。タンニンが感じられてこれまでの流れからするとかなりパワフルでした。サンキューカベルネ先輩。
そろそろお腹が膨れたので次で最後とお願いしました。
メインは牛タンの赤ワイン煮込み。パイ生地が敷かれその上に茄子、牛たん、トマトが乗る形です。
牛タンがナイフを入れた瞬間に崩れそうな程柔らかく煮込まれてます。パイ生地とパン粉が風味のアクセントになり軽いはずなのにしっかりとした食べ応えです。
ちゃっかりデザートまでお願いしてしまいました。ガトーショコラにバニラアイス。正統派の味わいで心から美味しい。チョコ好きなんです。
ずっと気になっていたお店だったのですが、思っていたより素晴らしいお店でした。フレンチのテイストですがジャンルに拘らない料理や味付けであり肩肘張らずに頂けます。もちろんベースとして美味しい。
ワインも素晴らしいですね。グラスのシャンパーニュが1600円で、グラスワインは1000円から1500円ですが、しっかりと美味しいワインでした。ブルゴーニュ縛りなのも嬉しい。
しかも最後のグラス赤2つに関しては少なくなると注いでくれるサービスまで。ほぼ2杯ずつ頂いた形でお会計びびってたんですが一杯分の値段でした。神かよ。最近こういうの多くて嬉しい。日頃の行いが良いんですね分かります。
サービスや皿出しのペースも滞る事ありませんでした。料理は1人で作られていて、かつ他にもお客さんが結構居たのにも関わらずです。ソムリエのマダムのサービスも素晴らしかった。
少量多皿を1人客に対しても対応してくれる点が素晴らしいですね。食材とか大丈夫なのかとこちらが心配してしまう程。もちろん2人やグループでも問題ありません。その意味でかなり使い勝手の良い店です。
お会計は17000円ちょっとと結構してしまいましたが、これだけ食べてシャンパーニュ含んで5杯飲めばむしろリーズナブル。普通の方ならこんなに食べないでしょうし、ボトルで頼めば1人1万以内で済ませられるでしょう。
しっかり食べるのもOK、二次会使いもOK、1人でもグループでもOKと超万能型。意図しなくてもまた訪れてしまう、そんなお店です。
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店名 |
掲載保留
麻布・れとろ
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---|---|
ジャンル | フレンチ、ワインバー、創作料理 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ大江戸線・南北線 麻布十番駅7番出口より徒歩5分 麻布十番駅から398m |
営業時間 |
|
予算 |
¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
20席 (一階カウンター5席 テーブル2~3席、二階テーブル15席) |
---|---|
個室 |
有 (2人可) 二階は6名様から貸切り可能です。 カーテンで仕切られた2名様の半個室あります。 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 一階禁煙、二階喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カップルシートあり、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、ソムリエがいる |
オープン日 |
2011年11月 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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毎年年始は実家のある東京で過ごしますが、夜は難民になりがち。特に今年はコロナ禍でもあり例年以上に空いている店が少ない。
という事でこちらにお邪魔しました。去年も全く同じ日に来ています。店内は満席であり、考えている事は皆同じ。素晴らしいセーフティーネットぶりである。
この日のメニュー。アラカルトでも良いですが、お任せのコース仕立てでも出来ます。私は前回同様コースにしてお腹いっぱいになったらストップする形にしました。
まずはシャンパーニュ。酸がはっきりしていますが、エレガントな余韻。この時2021年もしこたま食べて飲むと決意しました。
アミューズ的に出てきたのはふきのとうと海老のフリット。ふきのとうの苦味が良いですねえ。海老の柔らかい甘味と共にシャンパーニュとぴったりです。
続いては締め鯖とポテトサラダ。しっかりと締められた鯖とマヨネーズ感の強いポテトサラダがよく合います。そうそう、ここのシェフは酸味の使い方が上手いんだった。
パンは仄かに甘い香りで美味しい。やっぱり麻布十番で買ってんのかな。
泡を飲んだので白のグラスをお願いするとサンロマン。樽香と酸のバランスが良いですね。2017年と若いヴィンテージらしい瑞々しさです。
こちらはホッキ貝とマカロニサラダ。ホッキ貝は大蒜で炒めたのか香りが強く半生。見た目通り居酒屋チックな料理ですが、ワインとばっちしです。
ニシンの酢漬けにクリームチーズを挟んでチーズケーキ風にしたものが登場。正直出てきた瞬間は「うげ、不味そう」と思いましたが、さっぱりとしたチーズケーキの様でニシン臭さも無く案外イケる。意外な発想ながらワインに合う事がよく考えられてます。
真鯛のソテーにオランデーズソース。いきなりのド直球にのけぞる。見た目通り単刀直入な美味しさ。やはりフレンチとはソース。見事に三振してしまいました。
ルーサンヌの白。花の様な香り。私はヴィオニエと言い、花の香りのするワインが大好きなのです。
左がフォアグラのテリーヌ、右があん肝のテリーヌ。あん肝は少し生臭かったですが、フォアグラのテリーヌが美味しい。パンに蜂蜜が塗ってあり、フォアグラがバター代わり。
豚足と空豆のコロッケ。テリーヌの後コロッケとは本当に自由自在。空豆の香りは控えめであり、豚足のコリコリ感がアクセント。コロッケはコロッケなのですが、一筋縄ではいきません。
ブルゴーニュルージュ。これはちょっと冷えすぎ。慌てて手で包んで温めます。
岩中豚のカツサンド。もう何でもあり。味わいは普通のカツサンドですが、地味に付け合わせのザワークラウトが美味い。クミンが入っていてオリエンタルな香りでカツサンドとよく合う。おもろいなー。
牛タンの香草焼き。またも不意にフレンチに戻ってきます。香りが良く、しつこくないのでこれだけ食べても美味しく頂けます。
ボルドーの赤。わお、ど真ん中。こういうの好き。私はブルゴーニュが好きですが、ボルドーど真ん中も大好きなのです。
七面鳥。まだ食べるんかいとシェフの声が聞こえて来そう。これもやはり香りが良い。七面鳥ってクリスマスぐらいしか聞きませんが、もったいないぐらいしっかりとした味わいでした。
さて、お腹はパンパンですがデザート。普通の紅茶のティラミスですが量がたっぷり。なるほどシェフはよう分かってる。余は満足じゃ。
という事でかなりの量を頂き、グラスワインも5杯とたっぷり頂いてお会計は2万弱。そらこんだけ食べればなと納得。普通の方なら飲んで食べても1万そこそこじゃないでしょうか。
フレンチ割烹とも言うべきか、どこか和食や居酒屋のニュアンスのあるお料理で、ありそうでないものばかりでした。それでいてブルゴーニュメインのワインにはぴったり合う。華美な食材を使わずとも発想で補っており、これを人はセンスと言う。
テンポも良いんですよね。これだけの品数でも待たされたと殆ど感じませんでした。割とお客さんも入っていて食べるものもバラバラなのですが、このテンポは素晴らしい。ど真ん中のフレンチも作れるし、基本がしっかりされているんでしょう。
ワインもブルゴーニュメインで高いワインではないのですが、ちゃんと美味しいものを揃えています。ワインバーとしてもかなり使い勝手が良い。サービスも不満無く、客層も良く、凡そ欠点が見当たりません。
昨今予約困難だとか華美な食材だとか、そういう本質的では無い所で注目されるお店も多いですが、本来良い店とはこう言う店の事を言うんだなと改めて思いました。色んなお店に行けば行くほど、こちらの素晴らしさや有難みがよく分かる。立地的にも落ち着いてますし、食べ慣れた人がふらっと食べに行って、やっぱここだよなあって一息つく、そんな感じのお店です。
今年中にまた行こうっと。次はもう少し料理控えめにして、グラスでいっぱい飲もうかな。楽しみ方も自由自在。御馳走様でした。