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「イトヨリダイ」の「さつま揚げ」~♡
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パコ崎ミャ子
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店名 |
福島屋(ふくしまや)
|
---|---|
ジャンル | おでん、居酒屋、食堂 |
予約・ お問い合わせ |
050-5595-6086 |
予約可否 |
予約可 「お一人様」のご予約の場合、「カウンター席」にご案内させていただく場合がございます。ご了承いただけますようお願い申し上げます。 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄麻布十番駅4番出口徒歩1分 麻布十番駅から106m |
営業時間 |
|
予算 |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥3,000~¥3,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
28席 (テーブル22席、カウンター6席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり、バリアフリー |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
※2階席に限り、未就学のお子様のご入店をお断りさせて頂いております。 |
電話番号 |
03-3451-6464 |
初投稿者 |
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「温かい食べ物」と耳にすると、人によりけり脳裏に浮かぶものもイロイロと有るモノでして。
魚なんかも、この秋口から冬にかけて、随分と旬を迎えるモノも多くあります。
私なんぞも、それほど口は肥えてはいませんが、この時期と言うと・・・「イトヨリダイ」・・・。
この時期のイトヨリダイの上手さには、ちょっとばっかし目が無くて。えぇ・・・と、はい。
タイの名が示すように、身の背から腹にかけて、紅から薄紅、そして腹身の白銀と流れる色味が美しく、
また突口から尾にと流れる綺麗な黄金の虹が、ほのかで高貴な漂いを魅せます。
まるで、仙なる尼さんの法衣の上、黄色い袈裟と見まがうほどの艶と美しさすら感じます。
まな板に、するリとのせた身は、一尺と二、三寸ほどで、細長でやや平たく、無駄な瘤も腰曲がりも無く、穏やか。
その姿が、また、板の上で身の栄えが役者のごとくに輝いて、味の映えをこちらに伝えてくるほど・・・。
魚と言えば、新鮮な身で、刺身、お造りなんぞが一等一番なのは、私も異論は御座いません。
しかし、このイトヨリダイは、皮目も薄く、身がフルフルと瑞々しく、とっても柔らかいモノでして。
そのまま刺身にしても、それはそれで美味しいのですが、どうしても瑞々しいのが、水々し過ぎると感じることもあり、
そんな時は、一晩、昆布でしめたり、酢洗い後に薄い醤油で緩く漬けてみる・・・。
そんな一手間があった方が、その過分なまでの瑞々しさをギュッと凝縮出来て、旨味も厚く幅広くなり、舌遊びが出来るほどの濃い味わいが楽しめる気が、私はします。
まぁ・・・採りたての刺身よりも・・・と、そこまで言ったなら、さらりと終いまで言ってしまいますが、
私は、イトヨリダイは、ササっと強火で甘辛く煮つけたものが、一番好きでして・・・。
強火でドッと身幅に潜む水っぽさを飛ばし、身の緩みを甘辛く引き締めながら煮たイトヨリダイは、
ほかの魚の煮つけと比べると、旨味が何層にも重なり合って、しかも柔らかい優しさが、ホロホロと剥がれる身の食感と供に口に抜群に拡がります。
ちょっと、いつもの魚の煮つけよりも、皿の上の位がかなり上の笏の色合いに感じ、上の贅沢な味を感じ楽しめます。
何度か、イトヨリダイを煮るとフッと気がつくことが一つあるのですが・・・。
普通の魚よりも身に美味しさの元の水分が多く蓄えているから、まさにその水分こそが旨さと柔らかさなのですが・・・、火がコウにも、すっーと入ると、切り取った身の全面からジワッ―と、とっても美味しい出汁が出てくるのに気がつきます。
魚から出る出汁は、アラや骨だけでは無くて、身からも出ているのか・・・と、当然な事なのナノに、発見に感じてしまうほどの出汁が出てきます。ソレに気がつくと、イトヨリダイの煮つけは、普段の魚の煮つけより、滲み出る出汁を味わうべく、ちょっと薄めに味付けするのがコツと気がつけます。
味付けを程よく薄めにすれば、イトヨリダイから出た出汁入りの贅沢な煮汁も余すことなく味わえる。
残った出汁に、出汁を吸うものなら何でもよくて、私は、サッと炙った葱と油揚げをきざんだ和え物をまぶして楽しむことが多いです。色味は淡白で透明感の強い出汁ですが、魚の持つ海のモノ独特の塩味の広がりと、鼻に抜け切る落ち着きの味わいが、唯一少なめのお揚げの油を芯として、味が潤と合いまみれます。また、遅れて香る葱の切れ味鋭い歯離れで、一口一口の止め華が舞い、いつまでも頬が緩むほどで、たまりません。
また、器を変えて、熱燗を注ぎ出汁割りにしてじっくりと味わうのも、中々に、寒さの始まったこの時期には何とも味わい深い楽しみでして・・・。
イトヨリダイの美味しさは、薄く紅色に馴染む白身の身の間にひそむ、濃く深く秘めた強さの味わい。
火により、その身から、滲み出る出汁は、透明感が強く、くゆむほど、より深く味を濃く引き上げていきます。
熱が入ってもその身はボソボソには固く縮むことはなく、滑らかさとホロホロと柔らかい舌遊びをいつまでも確かに持ち続けています。
その身をまとめて・・・さつま揚げにしたら・・・、最上の「出汁」を出し続けるタネとなる・・・。
そんな「さつま揚げ」・・・。
「イトヨリダイ」の「さつま揚げ」が・・・、
麻布の十番の、おでんとさつま揚げのお店、「福島屋」様に・・・あります・・・ル♡。
・・・。
「おぉ~寒い寒い。日中はまだ日がさすから、そうでもないが・・・、朝に夕げに寒さが手先から肩にと背中に伝わるとなると、いよいよ秋口・・・、冬もまじかに感じると言うものだな・・・」
一日、仕事も滞ることなく、なんにも無いようでいて、それが一番の日の進みと感じられると、人と言うものは「食べる」に引き寄せられることは、よくある話で・・・。
秋の空気、キーンと始まった冷たい空気の装いを感じて、麻布十番駅を出て、十番通りを六本木方向に、爪先を手の平でこすりながら進む・・・。
「そうか・・・、おでん なんかもそろそろ良いな・・・。ぐつぐつ言ってるところをふぅふぅとなだめて、顔を斜めに口を縦にして、しゅこっと頬ばれば、はふぅはふぅとシミ出る出汁と風味を舌と下顎で回しながら、おっかなびっくりの餅つきみたいに、歯の角ではしゅはしゅと叩いて砕いて・・・ほどよく味わったとこで、とどめの燗をキュッと流す。・・・あぁ~、胃の腑の底から甘美がせせり起こり、鼻息と一緒にふんがぁ~と溢れ出せば、身体がとろけて舞い上がる心地よさ・・・。あぁ~そうと決まれば・・・、そうそう、ここ、ここ、福島屋と、きたもんだ! おいっよ! じゃまするよ!」
なんやかんやと、出汁茶の色に染まった店の顔である色良い茶色の、暖簾をくぐり抜け、指紋や手垢を付けるには躊躇するほど磨かれたガラス戸を半身ほど開けたら、声をかけつつ、こう、平で、ぐ、ぐぃい~と戸口を広げて入り込む。
『いらっしゃい。おっと、旦那自らのお越しとは珍しい。・・・まぁ、元気そうで。何より、なにより・・・』
顔なじみの おでん屋のオヤジ の挨拶に、気の利いた返事をするつもりでいたが、笑顔の先に見える おでんタネ さつま揚げ の黄金色と言うべきか濃い朱と茶色の深みで、あのキレ良い油の清々しいまでの喉の鳴りに訴えるほどの色味を目の端に捉えたら・・・、こう、自然と歌舞伎の にらみ のように、寄り目でがらす四角い鍋の中身の品ぞろえに見入ってしまう・・・。
「・・・おっ、おぉ~よ。さしぶりだな。こう、寒くなりだすと、おでん の色香を思い出してな・・・」
『そうですなぁ、今日昨日と寒さが決まって続く日はそうでもないですが・・・、昨日と比べると今日が急に寒くなりだすと、不思議と人は おでん をグーンと身近に引き寄せたくなるようですなぁ・・・』
「あぁ~、そうだな。急に寒さが気になりだすと、確かに、 おでんのぬくもり とかは欲しくなるよなぁ~」
『何年も何年も独り身を続けていれば、改めて 独り身の寂しさ なんては、そうは感じないでしょうが、何年も連れ添った古女房がプイと行方が分からなくなったりしたら、シーンと 部屋の寂しさ寒さ も身に沁みるってヤツですよ・・・』
「おぉ、何だい、藪から棒に、オイラはまだ女房に捨てられちゃいないぜ・・・、うんっ? いやいや、捨てるも何も・・・さしぶりに顔を出したと言うのに、とんだ話だ。まったく。・・・ねりもの屋のオヤジにかかっちゃ、何でも混ぜ込んで、話のタネになっちまう・・・。まあ、いい。そうは、そうと・・・なんか、今日の勧めはあるかい?」
『ウチは、何でも勧めですよ。えび天、生姜天、かおりに利休、イカにゲソ、変わりがよければ、シュウマイに紫蘇なんか・・・ 「滲み出し」 が味わいたければ、定番の大根に玉子にハンペンなんかも、仕上がってますよ』
「・・・そうか、そうか、・・・ 「滲み出し」 か・・・、これまたヨダレを啜らずにはいられない、旨い事を言うねオヤジは・・・」
『そりゃそうでしょ。ねぇ。代々、おでん を生業にしてるんだ、酸いも甘いも裏も表も、なんなら中身まで こんな風に 見ているんだから・・・。目は見過ぎ使い過ぎで、だんだんとまつ毛が長くなり、かけた眼鏡も押し込まないと鼻に乗らないくらいで・・・はははっ』
「はははっ。なんだい、 おでん の見過ぎでまつ毛が伸びるとは、てぇーしたもんだ。脇目をせずに商売に打ち込むのは、商いの鏡だ・・・。そういえば昔、オイラがガキの頃、そっちの奥にあった干物屋の とっつぁん があんまり立派なクレヨンみたいな鼻毛をズドーンと出しているから 使いに 行く度に、ジロジロ見ていたら、その視線に気づいた とっつぁんが 「くさやを50年と匂いで良し悪しを見分けるとこんなふうになるんだ。これは、自慢の触角みたいなもんだ。この鼻毛を通して嗅ぎ分けて選んだ くさや に間違いはネぇーんだ。いちいち味見しなきゃならねー見習いとは、年季が違うんだぞ。ちょっとやそっとじゃココまでは育たねーんだ。スゲーだろ」と、自慢げに言ってたなぁ~。口や舌先で味を見るのではなくて、目で見て味を知るっタァー、てーしたもんだ。まったく。恐れ入り谷の鬼子母神って言うもんだ・・・」
『おいおい、まぁ・・・まつ毛を褒めるのは良しとしても・・・、クレヨンが飛び出していると間違えるほどの鼻毛なんて・・・食い物屋で、なんて話をしやがんだ。まったく・・・つまんねーこと言ってると、煮あがったツユダクのハンペンを口に押し込むぞ・・・。はははっ。』
「はははっ。それだけは、勘弁してくれ。はははっ。おでん屋のオヤジにしたら おでん は、商いにも仕置きにもなるってか。はははっ。 おでんの扱い方は、おでん屋のオヤジにかなわネーな。はははっ」
『はははっ。まぁ、干物屋のとっつぁん の言い分も、おでん屋にしたら、ちったー分かると言うもんだ。売りはするが、おでんは 子 みたいもんだし、「美味しく食べてもらえよ」と売れていく度に、先に思うもんだ。銭金だけが商売の旨味では無いし、楽しみはもっと深いとこまで 「滲み」 ているもんだ・・・』
「ぉお~お。上手い事言うもんだ。 おでん は、確かに、「滲み」 込んだ味わいを楽しむもんだよな・・・えっと、えび天3枚と・・・。・・・。・・・。」
・・・。
おでん のタネ? ネタ? ・・・具? ははっ~♡
おでん は、その種類の豊富さで、毎年、新しい仲間が増えているみたい。
最近知ったことで、タラバガニとか、牛ハラミとか、タコ焼きとか、・・・フランスパンとか、あるらしい♡
凄い事だ~♡
おでん の具は、「味を出す」グループ と 「味を吸う」グループ が あると思う。
「味を出す」モノとは、さつま揚げや昆布、牛筋とか・・・。
「味を吸う」モノとしては、大根とか玉子とかハンペンとか・・・。
麻布の十番に、おでんとさつま揚げのお店、「福島屋」様でも、
出来立てのおでんが売っているし、その場で食べれるし、一杯楽しむことも出来る。
でも、こちらで種類豊富な さつま揚げ を買って、家でそのまま大根と煮ただけで、信じられないほど美味しい おでん が出来る。
下茹でも、油落しも何にもしないで、水にただ入れて煮るだけで、十分。
味付けもしない・・・。
たった、それだけで、 さつま揚げ から、じわ~っと美味しいく 雲のような優しい 味わいが出てきて、
それを大根が吸い込んで口に 鍋の中の美味しさの全て を運んでくれる~♡
麻布の十番に、おでんとさつま揚げのお店、「福島屋」様
の 「さつま揚げ」 。
つきなみに言ってしまうと・・・、そんじょそこらのモノとは、ちょいと違う・・・。
身が柔らかく、ホロホロとしっとりと・・・ちゃんと魚の「味」がする。
魚の「味」がする練り物は、結構、と、言うより、珍しい・・・。
家で、魚の白身で つみれ とか作ると分かるが混ぜ物の無い すり身 は、出汁が濁らない・・・。
澄んだ魚の出汁は、余計な味は必要ない。昆布出汁すら余計に感じる。
味を何層にも何層にも重ねる美味しさも知っている。濃く強くハッキリした味はクセになり、快楽にも似ている。
でも、薄く淡く、ほのかな味わいは、「愛」に似た味を持っている。
自分の向き合い方一つで、馴染むようにも滲み出すし、時には口の中で熱く燃え上がる・・・。
「おでん」は、自分のさじ加減で、いくらでも面白くも楽しくも美味しくも・・・なる♡
ふぅーふぅーと安全に冷ますのも・・・良し♡ 辛子たっぷりと熱々を頬ばるのも・・・良し♡
寒くなりだした、このひと時の味わいは、「人肌」の懐かしみに「おでん」は、ピッタリ~♡
ははっ~♡
・・・。・・・。・・・。