玉笑の真髄は夜コースにあり : 玉笑

都心のど真ん中で頂ける、極上の蕎麦。全く蕎麦に精通してませんが、23区内でこれ以上のお店ってあるのだろうか。。

1ヶ月空けて再訪。週末夜の蕎麦呑みは、ゆったりと心穏やかになれる良き時間。
前回良すぎたし、、ハマりそうで怖い。。

渋谷から歩いて玉笑へ。
今日も素敵なマイレビ様とご一緒に。

19時の予約。予約時間まで入店出来ませんので、入り口手前の控室で大人しく＾＾

今日はカウンター、テーブル席とも予約客で一杯。

前回と同じ9900円のコース。
もう一つの13200円のコースと何が違うんだろ？

前回のおさらいで。

◇ 蕎麦がき⭕️
◇ 茶豆豆腐
◇ 天ぷら　(蓮根、そら豆)
◇ 板わさ、ぜんまい、お新香
◇ 蕎麦味噌⭕️
◇ 玉子焼き
◇ 海老味噌漬け焼き　【追加】
◇ 納豆そば　【追加】⭕️
◇ あつもり蕎麦⭕️
◇ 甘味
◆ 佐藤麦ソーダ割
◆ 佐藤麦蕎麦湯割り


◇ 蕎麦がき⭕️
玉笑の魅力が全開。私のNo1蕎麦がき。
丁寧に練り上げ、蕎麦の香りをダイレクトに感じる。醤油やカエシを付けるのが惜しい。そのままが1番☝️

◇ 蕎麦味噌⭕️
これさえあれば、、って感じの万能アテ。
味噌は辛さはなく、叩いた野菜の甘みで優しく。
これで白飯食べたい...

◇ 納豆そば　【追加】⭕️
久しぶりだけど、主役は納豆だけにあらず。
海苔、鰹節、葱それぞれで成立する美味しさ。
あまり混ぜすぎず、パーツ毎に食べるのが好き。
最後だけ良くかき混ぜる。納豆も大豆に拘った、ハイスペック。当然のように美味しい。

◇ あつもり蕎麦⭕️
せいろ蕎麦が美味いのなんて、分かりきってる。
あつもり蕎麦こそ、玉笑の必食メニュー。
馴染みがなくても、騙されたと思って食べるべし。

太切りの蕎麦と、卵に熱々の濃いめのカエシ。
油は使ってないけど、卵と絡んで蕎麦ボナーラ？
でも蕎麦を殺さず、引き立てる。
これ考えた人誰なん？


2回目も感動は継続、コースの流れとクオリティひ非の打ち所がなし。
満足度は高くて、
これは又夜来ちゃうよね...再来月予約しないと。

頻繁には来れない玉笑は、夜コースを余す事なく堪能するのが正解。
時間と心にゆとりがある方に、オススメ。
腹を量で満たすだけの目的なら絶対アカンわ。

ご一緒頂いたマイレビ様と、美味しい蕎麦と楽しい時間を過ごせた、最高の週末でしたとさ(๑˃̵ᴗ˂̵)

今更改めて語るのは野暮な、竹やぶ系の頂点玉笑。
原宿、表参道あたりにいると食べたくなりますが、凄まじい行列に怯んで断念するしかない人気店。

長い事再訪叶わず、5年ぶりです。
今回は念願の夜コース(要予約)
昼はアラカルトしか頼めず、長い事幻でした。

18時開店で21時閉店の1回転営業
テーブル3席(2人×1、4人×2)とカウンター2席。開始時間は決まっておらず、全員揃ってから開始。


夜はコース2種のみ(税別9000円、12000円)
コース最後に蕎麦の追加確認があり、LOの合図。

◇ そばがき
◇ 湯葉と寄せ豆腐
◇ 海老味噌焼き　【追加】
◇ 野菜天ぷら(舞茸・蓮根・そら豆)
◇ 摘み3点盛り(いたわさ・ぜんまい・牛蒡練り物)
◇ 蕎麦味噌
◇ 玉子焼き　【追加】
◇ 粗挽きせいろ
◇ 熱もりせいろ
◇ とうふそば　【追加】
◇ 甘味　抹茶アイス
◆ 焼酎　
1.佐藤麦ソーダ割り
2.佐藤黒芋ソーダ割り


蕎麦を語れるレベルではありませんが、素人なりに簡単におさらいを。

◇ そばがき
初っ端そばがきから心奪われ。。
そばがき頼む機会が多いですが、香りと舌触りが完璧。とろける寸前の餅ほどの柔らかさは、他店のものと違う。。粗挽き過ぎず、ボソッとした感触もない。山葵は予想以上にピリリと効き、甘さが立ちます。

《蕎麦前》
◇ 寄せ豆腐
豆腐の上にそっと湯葉が乗ってます。
色からすると青大豆でしょうか？品ある甘味と大豆の香り。汲み上げ湯葉のトロッとした舌触りも素晴らしい。山葵は最初より辛味が落ち着いてます。

◇ 海老味噌焼き
玉子焼きに並んで、玉笑人気の定番。
頭から尻尾まで頂きます。西京味噌の浸かり具合が完璧。ありがちな味噌が強い海老味噌焼きとは、雲泥の差。
叶うなら、あと3尾イケました...

◇ 野菜天ぷら
小ぶりで詰まった舞茸や蓮根の食感は、火入れも上等。野菜だけでも十分満足出来ます。
雪塩をほんの少しつけ、一瞬で無くなりました。

◇ おつまみ3点盛り
蕎麦屋で食べる、いたわさって何で美味しいのか不思議w
ふっくらと炊いたぜんまいも素晴らしいかな。
牛蒡には何のすり身か不明でしたが、旨し。　
蕎麦前の見本！

◇ 蕎麦味噌
海老味噌焼きと共通してますが、味噌の塩味がいやらしくない。葱などの薬味も適量。
こういうのは、職人のセンスだよなぁ...

◇ 玉子焼き
出汁が滴る完璧な玉子焼き。卵がきめ細かく、滑らかな舌触り。たかが玉子焼き、されど玉子焼き。
出汁が全面に出過ぎもせず、雑味なき私のストライク！

《蕎麦》
冷温を1種類ずつ選択

◇ 粗挽きせいろ
蕎麦がきと同じく、香り舌触り喉越しが完璧。
玉笑に塩は置いてありません。
何だろ、、せいろだけでも別次元。

山葵、蕎麦湯まで抜かりなし。参りました...

◇ 熱もりせいろ
今日のハイライトで、これが食べたかった！
生卵に熱もりは、他には大阪の夕霧そばしか知らない。。他にもあるんだろうか？

食べ方のガイド通り、先に溶いた生卵に薬味を入れ、熱々のかえしを少しずつ注ぐ。
今日のハイライト熱もりせいろが提供。

これが1番楽しみでした。平打ちの蕎麦に玉子がたっぷり絡んでも、香りは負けず。蕎麦の舌触りが心地よく、太麺で蕎麦食ってる気持ちが高まる。
あぁ、これ優勝だわ...

最後に残りの蕎麦つゆを足して、蕎麦湯を注ぐ。
卵がふんわりと固まり、卵雑炊の如く。
締めまで美味い熱もりそはでしたʅ（◞‿◟）ʃ

熱もり否定派だった私...
玉笑でそんな事する？蕎麦が美味いのに、必要ないやんって。。
いや、そんな自分を殴りたい(*´-`)
美味いしか口に出ない。。

◇ とうふそば
お連れの方も少し余裕があり、追加を。
温かいものは花巻そは、冷たいのは納豆そばと迷いましたが、どちらも実食済み。
コース前半の豆腐が美味しかったので、とうふそばを選択。

冷たい蕎麦は器の底に蕎麦つゆがあり、よく混ぜて食べます。青大豆の豆腐の柔らかな甘味と、蕎麦のバランスも良き。

納豆そばの海苔の芳しく香りが、私まで届くw
知人の納豆蕎麦も相当美味しかったようです。

◇ 甘味　抹茶アイス
系譜の水あずきが出るかと思いきや、提供なし。
バニラ、抹茶、ほうじ茶から1つ選択。

抹茶アイスに寒天、求肥、あんこ。
みつ豆みたいだなと口にし、びっくり！
濃厚抹茶ではなく、抹茶ジェラート。寒天はしっかり硬めで天草抽出の高級品でしょう。ほんの少し添えられた餡子も上品。レベチにも程がある笑

これだけでも甘味処のお店出せるわ...

以上2時間のコースでした。
昼はアラカルトで気付きませんでしたが、コースで頂くと無駄が何一つない。
蕎麦前から締めまで完璧で衝撃...

蕎麦の美味しさは勿論、玉笑の秀逸さで気になった点は、

⑴ 一品毎に変わる山葵の表情。辛味が立ったり、甘味の変化？おろし方なのか、山葵のパーツが異なるのか...山葵そのものが美味い！

⑵ こんなにも蕎麦湯が美味しい店あっただろうか？
せいろ、あつもり、とうふそばで計3回。
普段は満腹になるので、蕎麦湯はほんの少しだけで止めます。今日は都度提供される蕎麦湯の飲む手が止まらず、3人とも完飲w

今更蕎麦湯割を頼まなかったのが心残り。。

玉笑の高いハードル、、予約方法が困難(T-T)

まず予約の電話が繋がりません。今日の営業中もずっと鳴りっぱなし...
昼営業と夜営業の間、営業終了に何度かけた事やら...

昼に早く来て並ぶか、夜の予約を運良く取るか...
今回取れたのは、ホント奇跡的でした(^ ^)

蕎麦は特に蘊蓄語れませんが、大人になり蕎麦は竹やぶ系で育った私は、玉笑やじゆうさんが刺さる。

12月の蕎麦会をした親友に、柏まで足を伸ばそうかと話してますww

最後に、、
蕎麦を沢山食べたい方には、こちらのお店をオススメしません。大盛りの設定はなく、追加のせいろを頼むしかありません。

酒、蕎麦前と蕎麦を嗜むお店ですし、
折角並んで蕎麦だけ食べるだけでは勿体ない。
せめて温冷どちらも頼んでみるのはいかがですか？
それなりに金額は張りますが...

次は3月頭に再訪確定。2人で伺います。

夜玉笑の凄さに圧倒され、余韻も長く幸せな蕎麦でしたとさ。

本当にごちそうさまでした。