西池袋１丁目、四川料理「一路香(イルシャン)」。【1st】 : 一路香

スコップ料理もイイが、お得なランチもおススメ。

別の席でスコップ料理を注文していたお客さんがいたが、従業員の皆が笑顔で、中国語で歌っていた。
「コールドストーンクリーマリー」を思い出す感じだった。


写真掲載したが、この店のランチ、おススメである。
ＣＰの面では、申し分ない。ほぼ、780円均一である。

ランチでは、メインの料理を注文するのだが、それ以外に自由に食せるモノがどんどん増えてきた。
日によって変わる部分もあるが、唐揚げがあると盛り上がる。
もちろん、ご飯もスープもあるので、唐揚げ丼などは、何杯でもイケる。(笑)


池袋西口、池袋中華街の熟成期でもある。
特色ある店が増えてきた。
まだ食べログの登録すら無い店も多い。
羊などは当たり前、犬や猪、虫系、そして、最近は日本初上陸と書かれた看板で蛙鍋専門店ができたりもしている。

この店も、メインのメニューを開くと、カエルやカイコやザリガニの料理も出てくる。
個人的には、ゲテモノ系は苦手なので注文しないが、本格的なのだろうと思う。


「豚肉、キクラゲ、玉子炒め」(780円)　――　木須肉だろう。いわゆるムースーローである。
僕は、コレが結構好きで、池袋中華街の各店で比較検討ができるぐらい食べている感じになってきた。

この店のムースーローは、醤油味が強く、かなりオイリーである。
コレは、コレでウマいと思った。油が多い分、いつまでもアツアツでイイ感じだった。

だから、その熱源を活かすコトを考えた。
冷菜として置かれている自由に食せる唐揚げを、その中に突入させたら、唐揚げが温かくなったりして、再生された気がした。(笑)

味変は、この店のラー油が有効。
花椒が入っているような味わいのラー油である。さすが、四川系。
そのラー油、スープにもイイ感じだった。

料理は、普通以上に美味しいと思った。
腹一杯になる感じが、僕には向いている。

最後に、杏仁豆腐のキウイソースがけまでいただいた。

いつも、満腹で、満足。
ごちそうさまでした。


メニューや店内の貼り紙など、一部日本語もあるが、基本的に、日本人向けに商売している感が少ない。
中国語で読めないから、勝手にお代わりしているが、ホントはダメなのかすらわからない。(笑)

何回か訪問ているのだが、お客さんも圧倒的に中国人が多い。
ジャストランチタイムは、若干日本人も来るが、基本的に異国にいるような雰囲気がある店の一つである。


今が、池袋中華街のアツい時かも知れない。
観光地化したら、日本人だらけになる。
横浜や神戸、長崎のようなでき方とは違った中華街である。
それだけ、ネイティブ度が高いと感じる。


個人的に、西池袋１丁目、池袋１丁目、池袋２丁目界隈の中華料理店は、ほぼ制覇している。
一つの店の支店までいれれば、その数、もう300店以上あるだろう。

この店、まだ、穴場の店の一つである。


ハードルを上げ過ぎたかも知れない。
単なる、中華料理店のランチのレビューである。

でも、そこに流れる息遣いのようなモノは、池袋中華街へと続く。

今回は、ほんの一例にしか過ぎない。


（文責：京夏終空、2019.4.13）
（3件/3.03）

ロサ会館北側、四川料理の新店。

池袋西口、劇場通り、ロサ会館の北側、D:vort（旧称b-toss）ビルの８階にできた中華料理店である。
このビルもできた当初入っていた１階のとんかつ屋「壽々屋」ラーメン「七志」、上階の居酒屋「ひもの屋」「かまどか」「徳蔵」「しょう助」など、すべてなくなり、地下のステーキ「多喜」が老舗のようになってしまった。
この８階も「東方紅」という、かなりネイティブな中華料理店だった。

この店、まだ先月にオープンしたばかりである。
店内、キレイなのは言うまでもないが、明るく広々とした設営で好ましい。
テーブルは、ＩＨ付きのテーブルが多く見受けられた。

店員さんは、全員中国の方だと思われる。
今、池袋中華街における中華料理店で、日本人の店員を探すのが難しい。
老舗の「地球飯店」には、旧知の日本人のお姐さんがいるが。


「ランチ定食・紅焼肉醤油炒飯」(780円)　――　メインのチャーハンに、ランチセルフサービスの小鉢２品、スープが付く。他の定食も、同様で、料理モノだとご飯の大盛無料だと書かれていた。
でも、セルフコーナーに炊飯器やスープなどが並んでいたから、お代わり自由な雰囲気だと思えた。

小鉢は、前菜的なサラダと漬物のようなモノだろうか？
この日は、キャベツ炒めとザーサイが置かれていた。
そのキャベツ炒め、唐辛子と花椒のようなモノと一緒に炒められていて、かなり痺れる。
でも、ソレが心地よく、痺れウマい。
ザーサイも、自家製のような雰囲気で、辛ウマい。
スープは、具沢山の片栗粉でややとろみをつけた玉子野菜豆腐スープのようなモノ。
そのスープ、淡い味わいで、イイ感じに馴染んでくる。

メインのチャーハンである。
メニューの写真とは違う雰囲気だったが、紅焼肉の刻んだモノがふんだんに入っている。
玉子の量も多め。他に、レタスと、玉ネギが少々。
味付けは、中国醤油の老油系か？見た目にも濃い色合いのチャーハンである。あと、ニンニクと黒酢が少々紛れ込んでいる感じ。
総じてもっと端的に言えば、中華風醤油ガーリックチャーハンのチャーシュー多め。
夏場は、コレぐらい濃い味付けの方がシックリくる。美味しい。

全体的に、イイ感じのランチだった。
ごちそうさまでした。


初回サービスだったのか、サービスチケットとともに100円の割引サービスを受けた。
でも、次回も使えるような口ぶりだった。

日本語では上手く意思の疎通ができ難かった。
もちろん、店員さんは、ネイティブの中国の方だろう。

その時、店内で食べていた他客も含め、ほとんどが中国の方だと思われる。
店内の案内書きやショップカードだって、そもそも中国語であり、日本語など見当たらなかった。

池袋中華街に多くある中華料理店の中でも、特に明るい感じの店内の雰囲気が印象に残った。


（文責：京夏終空、2018.8.4）
（口コミ初投稿、652軒目）
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