東京都豊島区　寿司の食べ放題は絶滅危惧種　少し変化した雛鮨　ヤマダ電機LABI総本店さん : 雛鮨 ヤマダ電機 LABI1 LIFE SELECT 池袋

本日もかっとばしてまいりましょう。コメントじゃんじゃんどうぞ。励みになります。

東京都豊島区にあります、雛鮨ヤマダ電機LABI店さんに御邪魔しました。

世界の人々が食べる魚の半分が養殖に代わった現在。
もっと養殖に代わっていくのだろうと思いますが、食べ放題で5000円を切る素晴らしさ。
有難い限りです。

2年ぶりの訪問。すぐに感じたことは近代化したことと、寿司の出すタイミングが早くなったこと。

これは嬉しいですね。2年前は、まあ、なぜこんなに遅いのか言うぐらい鮨が出てこない。
客はほぼゼロに近いのに、提供時間が20分以上かかりましたが、今回は早かったです。

ウニもマグロも食べ放題で5000円を切るという素晴らしいコスパ。
都内の食べ放題がほぼ絶滅する中で、ぜひともこれからも生き残って欲しい店。

逆に悪くなった点は、
「中とろ」の項目はほぼ赤身でネタも2年前に比べてかなり薄い。
ウニ、いくらの1貫の量は当然へった。

その程度でございます。

美味しくいただきました。ちょっと都内のほかの食べ放題も見てみようかと思います。
また御邪魔させていただきます。有難うございました。

皆さま、本日もかっとばしてまいりましょうー。

東京池袋東口、ヤマダ電機日本総本店が入る7階レストランフロアにある、
雛鮨さんに御邪魔しました。　お一人食べ放題で90分オーダー可能、税込み4389円です。

夕方でお客さんはちらほらでした。
一人客が多く、がっつり本気モードで食べにくる寿司の横綱級が顔をそろえていました。

ウニ、いくら、数の子、ずわいほぐし、あわびも好き放題食べられる魅力的な店のように映ります。味噌汁はお替り自由、お茶もタッチパネルからオーダーします。

都内でも「寿司食べ放題」は指で数えるほどになっているそうで、
客側からすると、「もとをとりたい」「金額明瞭で好きなものを食べたい」
店側からすると、「ネタのサイズと提供時間の間隔を重視し、満足と満腹を両立させ利益を出したい」のせめぎ合いかと思います。

お客さんの中でも、本気モードで元を取りたい方と、ゆっくり90分間で好きなものをオーダーしたいという方にわかれるでしょう。

雛鮨さんの食べ放題は古くからあり、昔は明治通り沿いの川越街道手前の地下1階にあったと思います。食べ盛りの子にはうれしい御店のようで連れて行きました。

今はあるかどうかわかりませんが、千歳烏山にも○○寿司がありましたが、
たしかあれば最初におきまりの寿司を食べる気がしました。
いきなり好きなネタをオーダーできるのも魅力です。

入口でスタッフの検温と消毒をして中へ。
10年前と比べてタッチパネルに変わっており、食べ放題メニューから漏れる、
「本日のおすすめ」が1カン×人数分最初に届きます。

本日はカンパチの握りでゆずが上に乗っかっており、塩で頂きました。
こちらは美味しかったですね。カンパチは秋から冬に良く釣れますが、良い味でした。

オーダーは1回に付き20カンまでで、注文品がテーブルに届いたと同時にタッチパネルで次回のオーダーを送信する形です。4人で訪れると一度に40カンオーダー出来ます。

ウニ、いくら、ずわい、あわびを中心にオーダーしました。
今週のおすすめが、あん肝、貝柱軍艦、イワシの炙りでした。

ウニは大衆寿司であるレベルです。カウンターで食べるような寿司のネタではないですが、
安くて好きなものが食べられるのはこれぐらいのネタでしょう。イクラも可も不可もなく、普通でした。

紙のメニューがあるとすべてのネタを一覧できますが、
タッチパネルだと、「軍艦」、「貝類」、「おすすめ品」など、
カテゴリーに分かれているため、検索しづらく複数人だとオーダーまで時間がかかるのが難点です。

ただ、コロナの御時世、しっかりと消毒されているタッチパネルを使うのは感染対策上有効でしょう。

ネタのサイズはカウンターの寿司に比べて3分の2程度。
30カン食べて、カウンターの寿司の20カン程度かなと勝手に思いました。
シャリ、ネタともに小さいですが、ウニは通常の量かと思います。

最初のオーダーから15分くらいで届きました。この提供時間が「みそ」ですね。
早くもなく、じれるほど遅くもない。

お客さんがほぼいないにも関わらず、提供に時間がかかります。
板前をみたところ、握っているのは一人でした。夕方前は人員を減らす。
これも当然のことで、利益を出す一環でしょう。

おそらく一人100カン食べる方だと確実にもとはとれるのかもしれませんが、
普通の方は40カンから50カン食べると御腹が満腹でしょう。

15分で20個の下駄が1回転すると考えると、1時間で20個入りの下駄が４つ計80個。

制限時間の90分で下駄6つとなり、120個が限度となります。
この時間の配分は店側がきっちりと理解しながら提供している気がしました。
提供時間が20分以上なら客がいら立ち、10分なら早すぎて店側のメリットはない。

言わずもがな、二人様でくれば半分の60個食べて90分のオーダーがタイムアップとなります。

この「マを開けての出し方」には賛否両論あるでしょう。

店員に「出るのが遅い」と言えば早くなる可能性もありますが、
価格設定に対してどう利益を出していくかを考えると、ネタとシャリのサイズも当然ながら、
これぐらいの「間隔」を開けるほうが得策と経営側が判断したのでしょう。　

わたしはありだと思いますね。5分間隔で提供したらたぶん存続がないと思いますね。
そうしないと、数が少なくなった寿司食べ放題は絶滅してしまうでしょう。

いちごの食べ放題も2500円から3000円で利益を出すには、
水分にして2リットル以上のいちごを食べることになり、そんな客は皆無だそうす。

食べ放題のすし屋はもっとテクニックがいります。
ネタのサイズ、シャリ、人員、計算された提供間隔。
ひな寿司さんのほうが、まだ得するお客さんの割合は多いでしょうが、
お客さんの心の満足度でしょうね。

好きなものを気兼ねなく制限時間でオーダーする。
食べ放題の御店の数も少なくなりましたが、これからも企業努力で営業頂きたい店です。
何年に一度は訪れたい店です。

また御邪魔させていただきます。有難うございました。