池袋ルミネ９階、「はーべすと」。【168th】 : はーべすと ルミネ池袋店

「からだの中から、美しく健康に。」

と書かれている自然食ビュッフェスタイルの「はーべすと」である。

ただ、僕の場合は、ビュッフェ形式だと食べ過ぎるので、決して健康とは言えない。
貧乏根性と、飽くなき探究心がそうさせる。

食べホ・ビュッフェ、若い頃のように費用対効果的な利益を求め、お腹が苦しくなるまで食べるコトは流石に少なくなったが、ソレでも食べ過ぎる傾向はある。

また、こういう店は、色々な食材を組み合わせて、自分なりのアレンジができるコトが何より楽しいのである。

逆に言えば、こういう店で全くダメだというコトはないであろう。
食材レベルが極端に低い場合とかを除いては、調味料や薬味類などが豊富にある環境で、自分なりに作っていける味わいが大部分を占める。

食材レベルの件や接客・雰囲気の件を除いて、こういう店を極端に低く評価するコトは、自らの料理技術、また工夫や知恵が足りないと告白しているかのようでもある。


「平日ディナービュッフェ(時間無制限)」(2,198円)　ーー　写真の通り。

ざっと見た感じ、アツアツで食べる感じのものが少なかったので、何度も行き来する手間を省くために、最初から欲張っていろいろ並べた。

鶏の唐揚げ、野菜天、ちくわ天などの他は、ほぼ野菜メインの惣菜類と生野菜サラダ系。
あとは、うどん、スパゲッティ、カレーライス、五穀米のご飯などの主食系。

そう、その中のカレーライス、この店のモノは好みで気に入っている。
前回も書いているが適度なスパイス感がちょうど良く、インネパ系の本格派と日本の家庭のカレーの中間的な雰囲気。

次に調達してきたバージョンは、チキンライスとパスタ類の主食系と、小鉢的な惣菜類。
その小鉢的な惣菜類は、お茶漬けにしてみたり、うどんと合わせてみたり、いろいろ楽しめる。

もちろん、好みに合い、美味しいと思ったモノは何度も調達してきた。

最後にデザート。
前回は、腹が重たくなるまで「わらび餅」を食べ、子供の頃の夢が叶った気分だと書いたが、今回もやや欲張った。
あと、季節的に「イチゴ」推しだったので、イチゴの羊羹やイチゴのシュークリームなどを堪能した。

うん、やっぱり腹一杯。
ごちそうさまでした。


（文責：京夏終空、2023.2.27）
（234件/3.45）

以前より、やや高くなった印象はあるが、食材の質も上がったと思う。

でも、まぁ、量ありきの店である。
小食の人には、当然に向かないと思う。


池袋ルミネの９階は、パーフェクトに大食漢の楽園であったが、このトコロ、やや侵されつつある。
いわゆる「食べ放題」、ビュッフェ形式の店でない店ができ始めた。
何だか、悲しい。
あそこに行けば、という部分がなくなるのは、全体的なイメージに対しても良くない気がする。

でも、以前からの店も、いくつか頑張っているので、応援しに行く。(笑)


「平日ランチビュッフェ」(1,726円)　――　「1,599円」表示だが、税別。

別の場所での「はーべすと」にも行くが、地元のこの「はーべすと」は久々である。
2013年の下書きのままだった。

遠い記憶との比較的な印象では、冒頭に書いたように、価格が高くなったが、食材の質感も上がった気がする。
野菜など、当然に季節も、旬もあるだろう。

自然食系の和洋中の惣菜類だが、特に和食系の充実感はある。

また、この日の「ごちそうメニュー」のタイムサービスとして、ローストビーフ、ローストポーク、ローストチキンのそれぞれの味付けなどがあった他、天ぷらも出てきた。

いろいろ食べて満足したが、全体的な感想は前述の通りである。
一つ、思ったのが、カレーの味わいが、かなり本格的で美味しかったと思う。

スープカレーは、やや塩分が強めだったが、スパイスの雰囲気やトータルでの味わいは良かった。
また、ひよこ豆のカレー惣菜も、同様に美味だった。

あと、個人的に、わらび餅、ハマった。(笑)

ごちそうさまでした。


「1,726円」は、確かに、微妙な数字かも知れない。
ただ、こういう店は、まず、量ありきであり、味わいのレベルをそうそう高く望んではいないので、気持ち的には、千円台で、あれだけの種類があれば、むしろ安いと思う。

それほど食べない人が、あまり広く目を広げすぎると、より、高く感じる部分もあるだろう。

例えば、ピンポイントで考えれば、わかりやすい。

サラダ食べ放題では、当然に、高く感じるだろう。
いまどき、ちょっとしたファミレスでもサラダバーなどがあったりする。

カレー食べ放題では、どうだろう？
コレも、いまどき、本格的なインネパの店でも、もっと安く提供している。

唐揚げ食べ放題でも、いまひとつだろう。
ローストポークや、ローストチキンだと、やや微妙な雰囲気にはなる。

でも、ローストビーフ食べ放題での1,726円なら、当然に安い。
今回も他客の客数など勘案し、ある程度、公共の福祉を優先的に考え、そんなにガッつく気はなかったのだが、しばらくしても、ずっと余っている感じだったので、かなりいただいた。

１皿きりのタイムサービスでなく、ソレがなくなったら、また同じ皿が出てきたので、ずいぶん大盤振る舞いだと感じたぐらいである。
10枚ぐらい食べれば、元が取れるなどとスグに考えてしまう小市民的計算をしてしまう。

あと、まったく別物だが、わらび餅。
コレ、腹が痛くなるまで、思う存分食べてみたいと、子供の頃の夢が叶った気分。(笑)

往生際悪く、最後の最後まで、食べ続けた。

満腹で、満足。
ごちそうさまでした。


こういう店の評点は難しい。
味・料理については、自分が好きで選んで食べたモノだけなら、軽く「3.5」オーバーなのだが、一応、全体的な評価をしたつもりである。

大食漢の楽園である。
食べる人なら、当然に、ＣＰは良い。

そもそも、そういう店である。


（文責：京夏終空、2019.8.10）
（167件/3.39）