鮮烈な四川花山椒の香りと痺れを体験出来ず : 中国家庭料理 楊 2号店

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3.1

¥1,000~¥1,9991人
  • 料理・味3.1
  • サービス2.5
  • 雰囲気2.5
  • CP2.5
  • 酒・ドリンク-
2018/07訪問1回目

3.1

  • 料理・味3.1
  • サービス2.5
  • 雰囲気2.5
  • CP2.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

鮮烈な四川花山椒の香りと痺れを体験出来ず

昨日は1,000人以上が熱中症で搬送されたというニュースが耳に入ったが、本日も負けず劣らずの酷暑で35度を超えている。
所用を済ませて小腹が空いたが時間はまだ17時前。
ラーメン屋でも中休みを取り夜営業は18時からという店も少なくない。
早ければ17時から開ける店もあるがどちらかといえば少数派。
何か小腹に入れて帰りたいと思っていたところ、通しで営業している孤独のグルメ店があった事を思い出す。
長らく宿題にしていた楊2号店だ。

店は西口を出てから池袋公園の交差点の細い路地を入って真っ直ぐに行った突き当たりにあった。
手前の十字路では楊別館もあり、人気の程を窺わせる。
5時前なので店内はまだ空いていたが1人用のカウンターはもう狭くしないと座れない状態。
2人掛けの席を2つ合わせた席に案内してもらい、しばし1人で使わせてもらう。
5時も過ぎて暫くすると客も入り出し、当方の隣の2人掛けにも客が入る。
孤独のグルメでもやったし、やはり繁盛店なのねー。

汁なし坦々麺のデフォルトと焼き餃子を頼む。
辛さや山椒の量とか初見なのに一切聞かれなかった(笑)
外は激暑だったが店内はキリっと空調が効いていて汗は次第に引っ込んでいく。
お酒の客には業務用の布おしぼりが提供される。
非酒注文者は卓上の紙ナプキンで食後の口拭いを。

間も無く汁なし坦々麺から提供された。
白っぽい細麺に左は豚挽肉、右にナッツ類、麺の上に青菜を少々散らした麺相。
下から上へとよーくマジェマジェしないと本当の美味しさは得られないので念入りに混ぜ込んでいく。
白と赤が混ざり合って一体となった時に食べ頃を迎える。

さて、いただきます!


んっ?!!


全く辛く無い…

全く痺れない…

汗も全然出て来ない…


これはどういう事か?

本来はもっと辛かった物が孤独のグルメでブレークした後に万人向けの辛さにいつのまにか成ってしまったのか?
メニューの所には辛いマークもあるし、山椒が痺れるから初心者は山椒少な目がおススメとは書いてあったが当方は初心者では無いと思っているのでキチンとデフォルトで味わいたかったのだが、現在の楊2号店ではこれが通常の辛さ対応なのか?
例えで言うのであれば、これは天竜で言えば地獄の担担麺の入門編くらいの辛さ、またはそれ以下であろうか。
四川から花山椒をはじめとした香辛料は鮮度の良い物を使われていると聞いていたが、そのアナウンスの様な鮮烈な花山椒の痺れや香り高き風味は無い。
当方は辣にはそこそこ強いと自負するが、正直言って麻の痺れには弱いタイプなので少し尻込みしていたが、これは本当に穏やかテイスト。

辛さ以外の感想としては胡麻の芝麻醤はあまり使われていない味で辣油のオイリーさと山椒やその他の調味料の粉っぽさが単調な味を助長していた。
別の言い方をすれば抑揚の無い味。
オイリーなので水で口を濯(ゆす)が無いと次に進めない。
辛さと痺れで箸が進まないのではなくオイリーさと単調さから進まなくなる。
オイリーなのだが優しい味わいなので万人受けはすると思う。
青菜がこのオイリーさから解放してくれる唯一のパーツなので一気に食べてしまわず少しづつ合間合間で食べていくのがベターだ。
具材の挽肉は少なく、ナッツも同様なので味の膨らみや奥行きが無い。
酸味のあるヤーツァイの漬物や香ばしい旨味を与えてくれる干し海老等が入ると様々な味の変化を楽しめて単調な味では無くなってくるのだが、香辛料と豚とナッツ類のお味だからシンプルだけど単調で飽きも早くなる。

麺が弱いので更に坦々ダレのオイリーさを助長していた。
これは生麺の風味と舌触りでは無く乾麺であろうか。
ボソッとした食感に麺と麺とがくっ付きやすく、マジェマジェする際にも麺が解れ難くていささか厄介であった。
麺からの風味は何も感じず只々オイリーな香辛料ダレのみが口の中を支配する。
麺がタレに完全に負けている。
まぁこれが昔ながらの坦々麺の麺だといえばそうなので仕方の無いところか。
1つ本当だなと思ったアナウンスは麺が伸びないという事。
最初から伸びた様なコシの無い麺なのでこれ以上は伸びないのであろう。

1/3あたり食べて辣油のオイルを極力削いで唐辛子分を投入し、食べる所にチョイと添えて食べてみる。
あまり味の変化は無い。

ここで超助っ人が登場!
半分を超えたところで鎮江香醋を回し掛けて食べてみると、やっと味にメリハリが効いてきてナッツや豚挽肉のコクや香辛料の風味が立って来た。
オイリーなので香醋の酸味が余分な油分を削いでくれてバランスの良い坦々麺に変貌した。
これなら美味しく食べさせてくれる。
また、よーく噛まないとナッツや挽肉からの旨味も出難いのですぐに飲み込まないように。

しかしこれで800円は高いよなー。
せめて700円ならまぁ致し方無しと思えるのだが。

汁なし坦々麺は期待外れだったが、焼餃子は思っていたより中々いけている。
皮は手作りの味がキチンとするし、モチモチ。
(折角なので坦々麺の麺も手打ちすれば良いのにねー。)
またどこかの蒲田の羽根付き餃子の真似事で羽根が美味しく無いという事も無く、羽根単体で食べてもカリッと香ばしくて美味い。
餃子は噛むとジュッとスープが大量では無いが溢れてくる。
なので汁なし坦々麺をお食べの人はそのスプーンを上手く活用して餃子の汁の受け皿ならぬ受けスプーンとするとよい。
そこが幸か不幸か皮と餡が剥がれやすくなってしまっていて厚めの皮からスルッと餡が落っこちてしまうのだ。
最終的に皮だけ、餡だけとセパレートで食べる事になってしまうので、可能であれば少し冷ましてから一口で食べた方がこちらの餃子のポテンシャルを測るのには適しているのかもしれぬ。

餡からは韮の風味が強く香って来て当方の好きな感じ。
これならニンニクが無くとも韮が風味と旨味を代用してくれるので無くても然程物足りなさを感じさせない。
豚肉も臭く無かったのは良かった。
質の悪い豚肉の餃子は臭くて食う気すら起きないからね。
これは絶対に身体に入れちゃダメだと超力脳が指示してくるので手と口はストップしてしまう(笑)
今回はそういう事も無く最後まで許可頂けたので美味しく戴いた。

食べ終わる頃にようやく首筋あたりから一垂れ、二垂れと汗が湧いて来た。
でも辛い物を食べてドバーッと湧き出る汗では無かった。

汁なし坦々麺はもう結構だが焼餃子はまた食べたいと思わせてくれた。
ただ、店内のテーブル、隣客との間は狭いので一人または二人でゆっくりと心行くまで料理と酒を愉しむ雰囲気では全く無い。
ここは汁なし坦々麺と餃子をササっと食べてパパッと出るのがベターであろう。

  • 中国家庭料理 楊 - トップフォト 汁無し担々麺

    トップフォト 汁無し担々麺

  • 中国家庭料理 楊 - 店構え

    店構え

  • 中国家庭料理 楊 - 水

  • 中国家庭料理 楊 - 汁無し担々麺

    汁無し担々麺

  • 中国家庭料理 楊 - 挽肉

    挽肉

  • 中国家庭料理 楊 - ナッツ

    ナッツ

  • 中国家庭料理 楊 - 自家製辣油

    自家製辣油

  • 中国家庭料理 楊 - 焼き餃子

    焼き餃子

  • 中国家庭料理 楊 - 自家製辣油を添えて

    自家製辣油を添えて

  • 中国家庭料理 楊 - 羽根パリパリ、皮モチモチ

    羽根パリパリ、皮モチモチ

  • 中国家庭料理 楊 -
  • 中国家庭料理 楊 -
  • 中国家庭料理 楊 -
  • 中国家庭料理 楊 -
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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
中国家庭料理 楊 2号店(チュウゴクカテイリョウリヤン)
ジャンル 四川料理、担々麺、餃子
予約・
お問い合わせ

050-5869-2587

予約可否

予約可

担々麺のみのお客様のご予約はご遠慮ください。お店に直接いらしていただければすぐにご用意いたします。

住所

東京都豊島区西池袋3-25-5

交通手段

東京メトロ丸ノ内線池袋駅1b出口より徒歩1分
山手線池袋駅西口より徒歩3分

※写真ギャラリーのその他にお店への道順が載っています

池袋駅から336m

営業時間
  • 月・火・水・木・金

    • 11:30 - 15:00

      L.O. 14:30

    • 17:30 - 23:30

      L.O. 22:30

  • 土・日

    • 11:30 - 23:30

      L.O. 22:30

  • ■ 営業時間
    大晦日お正月無休12時半からスタート昼間休みなし10時半まで

    ■定休日
    無休

予算

¥1,000~¥1,999

~¥999

予算(口コミ集計)
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー不可

席・設備

席数

26席

(テーブル20席、カウンター6席)

個室

貸切

(20人~50人可)

禁煙・喫煙

全席喫煙可

ランチは禁煙

2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

駐車場

空間・設備

カウンター席あり

メニュー

ドリンク

焼酎あり、カクテルあり

特徴・関連情報

利用シーン

一人で入りやすい 知人・友人と

こんな時によく使われます。

サービス

2時間半以上の宴会可、テイクアウト

ホームページ

http://yang0123.web.fc2.com/

オープン日

2002年

電話番号

03-5391-6803

初投稿者

コヴァヤシコヴァヤシ(3)

お得なクーポン

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  • ※ クーポンごとに条件が異なりますので、必ず利用条件・提示条件をご確認ください。

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