【0470】3,690円オーダーバイキング : 永利 池袋本店

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食べログとRettyのレビュアー様ら9人でのオフ会で利用しました。

池袋の中華料理店永利池袋本店。
3,090円で食べ放題飲み放題のオーダーバイキングを楽しめるとのこと。

お店に到着して確認すると内訳は食べ放題1,890円、飲み放題1,200円。
90分のオーダー制で3人以上であれば受け付けてくれるようです。
ラストオーダーは食べ物30分前、飲み物20分前。
しかし1,890円の食べ放題だと選べるのは単品1,000円以下の料理のみ。

300円プラスして2,190円の食べ放題にすればほぼ何でもオーダー可能。
ただ伊勢海老は注文不可で空芯菜も品切れゆえか注文不可。
壁のメニューや新メニューなど、グランドメニュー以外もNGのようです。

サワー、カクテル、紹興酒、焼酎、日本酒、白酒が飲み放題ですが、
300円プラスしないとビールは注文不可とのこと。
せっかく池袋まで来たのだからと2,190円の食べ放題と1,500円の飲み放題、
合わせて1人3,690円のオーダーバイキング食べ飲み放題を注文しました。

今回は1名大遅刻でその人は1人で麻婆豆腐と小ライスを楽しみ3,690円。
実質8人でオーダーした料理は以下の通り。

01.ラム肉と長ネギ炒め（1,050円）
02.バンバンジー（600円）棒棒鶏
03.ラム肉の中国クミン辛味炒め（1,050円）孜然羊肉
04.ピータン（380円）
05.豚背骨のタレ煮付け（890円）東北醤大骨
06.ラム肉串揚げ（780円）
07.ニンニク入り豆苗炒め（1,050円）
08.鶏肉・鴨手羽先・牛ハチノスの盛り合わせ（1,180円）
09.焼き羊スペアリブ（1,280円）
10.エビのマヨネーズ風味（950円）
11.白身魚と野菜の辛塩煮込み（1,380円）水煮魚片
12.じゃが芋・ナス・ピーマン炒め（890円）
13.揚げエビの山椒塩かけ（1,580円）
14.じっくり煮込んだ豚角煮（1,150円）東坡肉
15.牛すね肉と牛ハチノスの麻辣味（780円）
16.ゴロゴロげんこつ豚肉の酢豚（1,050円）
17.つぶ貝のネギダレかけ（1,150円）
18.腸詰・豚耳・棒棒鶏・枝豆の盛り合わせ（1,280円）
19.揚げ牡蠣の山椒塩つけ（1,050円）
20.カニネギチャーハン（1,340円）
21.手作り中国式カステラ（330円）
22.腸詰の冷菜（680円）
23.牛肉のカキ油ソース焼きそば（950円）
24.自家製マンゴープリン（520円）
25.自家製杏仁豆腐（520円）

計25品で単品注文した場合の値段は23,860円。
8人で割ると2,982円。
2,190円の食べ放題なので一応お得ということになるのでしょうか。

1,500円の飲み放題では原価が高いであろう青島ビール中心に注文。
自分は青島ビール（単品500円）を5本飲んでいました。
普通に注文すると2,500円なので一応お得でしょうか。
ただ参加者の中には飲めない人もいたので微妙なところ。

料理の美味しさにはバラつきがありました。
値段相応に美味しいものから食べ放題でなければ怒りを覚えるものまで。
なお同店は中華料理のなかでも中国東北部の料理に強いお店だそう。
クミン、唐辛子を多用する料理も多かったです。

今回食べたなかで美味しかったツートップは腸詰と杏仁豆腐。
腸詰はプリッとジューシーでソーセージとして評価できる美味しさ。
中華の腸詰特有のクセも味にプラスとなっていました。
杏仁豆腐は硬めの食感ながら濃厚でとろける秀逸さ。
単品で520円はあまりにも高いと思いますが食べ放題のデザートには最適。

ピータンはタレの出来が良く臭みが抑えられていて良かったです。
軟芯ではなく硬芯のピータンですが中華の前菜の定番として面目躍如。
豚耳も中華の味付けとコリコリ食感がマッチして美味。
牛すね肉と牛ハチノスの麻辣味も四川の濃い味付けで食材の味が昇華。

こうして思い出すと単品の値段の安い料理のほうが好印象でした。
高い料理のなかで良かったのは焼き羊スペアリブ。
マトン臭さは少なく骨からこぞげ取る肉がジューシーで美味。

つぶ貝のネギダレかけも温かいツブ貝とネギソースの相性が良かったです。
単品価格の一番高い揚げエビの山椒塩かけも殻までカリカリに揚がり、
花椒（ホアジャオ）に物足りなさはあるも合格点。
再訪の際はこれらの料理を頼みまくれば☆3.5ぐらいにはなりそうです。

四川料理から水煮魚片も注文して登場したときは見た目から期待したのですが、
花椒（ホアジャオ）や唐辛子の辛さが弱く主張の薄さを感じてイマイチ。
四川料理というと小岩の珍々が個人的には好きなのですが、
比べると刺激に物足りなさを覚えてしまいました。

さらにイマイチだったのは衣をつけて揚げた料理。
海老マヨ、揚げ牡蠣、ラム肉串揚げはモッタリした衣がマイナス。
酢豚や東坡肉は味付けはともかく豚肉の質が良くなかったです。

カニネギチャーハンは単品1,340円という値段を考えると全然ダメ。
米にパラっと感が乏しく、上に乗るカニも缶詰以下の味でした。
チャーハンは中華料理店の実力を測る一番のメルクマールと思っていますが、
このチャーハンが標準未満の味だったので印象は悪くなりました。

自分の食べた量、飲んだ量を考えれば他店では5,000円以上になると思います。
支払いは3,690円ですので個人的には元は取れたような気がしています。
ただ参加者の中には自分の半分未満の飲み食いしかしていない人も。
20代以下の食べ盛り飲み盛り軍団で挑戦するには良いお店なのでしょうが、
平均年齢が30～40代の集団では普通に食べたほうが賢明かも知れません。

何しろ90分経過すると強制的に追い出されます。
余った料理をゆっくり楽しんだり歓談することはできませんでした。
また取り皿の交換を要求しても持って来て貰えません。
こういうお店なのでサービスは期待しないほうが良いのでしょう。
料理やお酒の提供速度は速くその点は好感が持てました。