朝ラーメン:まじか!こんなに質感ありありでワンコイン500円とな!安っぽさないどころか高級感すら覚える : 百日紅

この口コミは、TOMASSOONさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

3.0

~¥9991人
  • 料理・味3.0
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-

3.3

~¥9991人
  • 料理・味3.4
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.0
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
2024/04訪問2回目

3.3

  • 料理・味3.4
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.0
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

朝ラーメン:まじか!こんなに質感ありありでワンコイン500円とな!安っぽさないどころか高級感すら覚える

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2024/04/30/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/RF0_plIHjYE

<2024.04> 朝ラーメン 塩

 一気に出勤率が上がって参りましたー。やるせなし。しかもキックオフ打ち上げとか歓送迎会など夜の宴会がたて続きにあって、朝の出勤ラッシュにもまれるのが苦痛です。本当によく以前、こんなことを毎日やっていたものだと思える・・・。

 そんな中でモチベーションを上げようと乗り換え駅の新宿界隈で朝ラーメンと思って、ネットで検索。もうどれも知った/行った店ばかりだが、朝とは似つかぬ店名を見つけてしまう。それが「麺や 百日紅」さん。何と・・・いつのまにか平日が朝ラーメンを提供しているのだった。しかもワンコイン500円とな!。新宿三丁目という都心で何と言うサービス精神であろう。もう情報見つけた日の翌日朝には突撃しておりました。


<全体> まじか!こんなに質感ありありでワンコインとな!安っぽさないどころか高級感すら覚える

 おいおいまじかよ・・・。この仕上がり。朝ラー、ワンコインという設定なら多少の残念感は目を瞑るつもりであったが、出てきた一杯は落ち着きと明るい黄金色を放つ一杯であった。確かに味玉もなく肉ひと切れではあるが、むしろそのシンプルさがごまかしが効かない。なのだけどそんな不安を一気に払拭する質感の高さであった。

 醤油と塩を選べるのだが、塩の方が存在感あるみたい。出汁の溶け具合がしかりと感じ取れる重厚感。それでいて丁寧さを感じる清湯。薬味も2種でふんだんでケチっていない。そんじょそこらのデフォルト塩そばなら千円弱でも通用するのではとすら感じてしまう。


<出汁> 鶏豚の煮出し感がとても丁寧淡麗!そして重厚旨味!魚介の下支えもしっかりしており重厚にして円やか!

 もう9年も訪問ご無沙汰にしており、記憶もすっかり抜け落ちているのですが、それでもこんな出汁感では無かったと確信します。こんなに透明感とエキス感が映える塩出汁ではなかったかと。鶏豚系のエキス感と魚介系の出汁感のハーフ&ハーフな印象。薬味がまた映えます。玉葱と紫玉葱の粗い微塵が惜しげもなく投入されており、薬味と言うより具材といった感覚もありなむかと。


 また煮干系のイメージがある店だが、動物系のコクがキラキラと輝くように、そのコク深さが食べ応えに直結します。コク深いが重くなくサラリと食える感覚。塩気はマイルドで、白醤油を思わせる上品なカエシの感覚。そしてそこには煮干しを始めとする魚介系の溶け込みもしっかりしております。いや・・・こっちも動物系に負けず劣らずしっかりとしたコクかも。やがて麺をすすり始めると麺から吐き出される炭水化物が甘味をプラスしまた味わい深くなるような展開です。


<麺> 美しく整う枯山水のようなストレート麺!風味が高く出汁を吸っても素地の甘味が深い!

 実は麺が旨かった。美しく整う麺線だけでも嬉しいが、箸で持ち上げると紫玉葱は適度に貼りつき、まるで川の流れに流れる花弁のような風雅さを感じます。そして表面がまるで漆喰を思わせるきめ細やかさと落ち着いた表情。一般的人気のツルツル光沢麺とは一線を画する感覚です。

 妄想的に言うと粉の甘味を感じるような仕上がり。またこの朝ラーはこの界隈では既に浸透しているようで、常連はカタメコールをしばしば通しているようです。そう!素地の風合いが見事。序盤は出汁が浸透しきらないようですが、そこがまた噛み締めると麺の風味の中に甘味が染みる。

 時間が経過してもダレずに出汁と素地のバランスがとれており、噛み締め始めると甘味を吐き出す一方で、それが出汁にも溶けて一段旨さをシフトアップさせるという流れ。


<チャーシュー> 一片でも存在感ある低温系豚肩ロース!周囲の醤油ダレの浸透と中の赤身肉味との味わいコントラスト


 9年も通わないとチャーシューもこれだけ変わるのか?時代に合わせて進化したって感じです。百日紅って、煮干しか大蒜汁なし系で、グリル&ボイルタイプの豚バラ肉のイメージでした。でも今や低温調理が当たり前になったのと同様に低温調理系です。でも実は拉麺チャーシューってこれが一番旨いのではと思う私。ワンコインの一杯とは言え、しっかり質感を幹事ます。

 さて・・・新宿三丁目で朝ラーでワンコイン!そしてこの質感!と興奮しておりましたが・・・朝ラーでも特製がありそれは1000円下まわり850円とな!。特製でこの価格設定とは恐るべしです。


総じまして「新宿という大都心で驚くべき質感キープのワンコイン朝ラーメン!朝から弾け満足感覚!」・・・と言う感動の嵐!。駅の立ち食い蕎麦屋で、ちょっとトッピングを追加したらそこそこの値段。それもまた味わい深いのですが、500円ワンコインでこの質感と完成度ってことが素晴らしいです。通勤ラッシュに優雅な極上朝ラーってのは、どこか気分がエグゼクティブ!?。この一杯のコスパの高さは拉麺ファンなら体現すべきかと!。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。


   酒宴にて
    翌日朝の
     気怠さに

    背筋が伸びる
     朝ラー美味哉


 と言うことで・・・家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

  • 百日紅 -
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2014/11訪問1回目

3.0

  • 料理・味3.0
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

3.0

  • 料理・味3.0
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

煮干しのスパッとした感覚がいい!そしてスベリもよく!

<2015.03> 煮干し醤油そば


【スープ:軽いニボの風味にカエシの塩気、薬味の風味と甘さで一気にグビグビ!】


 サラリーマンとカップルが、遅い晩飯を食うために集った店内。気だるいと言うより、1日終えて明日も元気にと、明るい会話がこだまする店内です。八割がたつけ麺。汁系をチョイスしてるのは、女子と私だけですな。配膳の瞬間は、飾りの海苔がポストイットの様に感じてしまう。ナルトが、クリップの位置に計算されて配置されてますからか・・・。はがして端に追いやり、まずはレンゲでひと啜りするスープです。


   むお!「煮干し塩」に比べて、軽やかさが決まるニボ感!それに後味の甘さが妙にナチュラル!和やかだぞ!!


 あっさり系一辺倒でもないけど啜りやすい!しっかりとした味わいにフックを感じます。濃ゆいのにさらりと食えるという崇高な仕上がり!? 煮干しの存在は明らかなれど、醤油のカエシがキッパリとしています。では、そのカエシはシャープなのかと言えばとっても丸い。煮干しの甘みもありましょうが、もっとナチュラル。薬味の威力ですな。


 まず分かりやすいのは、三つ葉の淡いジンジャーにも似た、優しい苦味。赤だしの味噌汁に威力を発揮するアレに似ている。その影響のボリュームは小さいけれどね。ふむふむ、と味わい続けると、次なるは、玉ねぎ微塵の味わい。適当に細かくて、歯応えを感じさせるサイズの微塵。この二つがとてもすんなりと食える2大要素です。良いね〜。煮干しの軽やかさと、塩気の濃ゆさを上手く調整しているのは秀逸です。これだけで一気に汁をすすり過ぎて、麺が余り気味になってしもうたかも。


【麺:パツっとしたニュアンスほどほどに、後半汁吸って滑らか】


 汁の興奮を鎮めて、いざ麺です。少し黄色みがかったストレート細麺。密度感を多少感じるマイクロボディーなんですが、それほど粉感覚を推す感じでもなく、スープになじみやすさを感じる一品。確かに最初の千切りで前歯ではパツパツっとしたニュアンスを感じますが、そのあとは大変マイルドな歯ごたえと舌触りが印象的です。


   おお!後半になって汁を吸いだしてから、より優しい味わいとスベリ感覚に傾斜しますな・・・


 パツパツ一辺倒というのも極ニボ系の濃厚なスープなら求めてしまいがちですが、こうやって濃ゆいながらも滑らかなスープには、この程度のしなやかさの方がマッチングすると思えてなりません。パツパツから、プツリプツリ・・・・そして最後の方にはクチリと割と淡泊に潰れこむ味わいというのも中々よろしいかも!ここは麺も旨いな・・・・などと考えてたら、まだここでは、つけ麺を食っていないのでありました。汁系で中々ならば、つけ麺は更に上を行くか!?


【具:ばら肉チャーシューとメンマの出来が「良き中華そば」感覚を高める】


 中々素朴な感じのするチャーシューながらもしっかりした作り込み。ばら肉が関東ローム層のように肉脂と重なり合い、脂はとろけ、肉はスポンジ状になってスープを逆輸入してます。周囲の醤油ダレの浸かり方も深いので香ばしさもあり。食むと繊維方向にそって軽く解れるという感覚ながらも味わいは深い! 今風の一杯なんですが、なぜかレトロな一杯の上にのっていそうな、質実な作り込みです。メンマもやや細長くて、柔らかうもありコリコリとした歯ごたえを残します。浸かり込みは深いけれども淡い味わい。お酒にも合いそう。レアチャーシューなどチャーシューにも流行がありますが、少し懐かしめのしっかりとした肉も、また味わい楽しい。


 総じまして、「新宿三丁目地下の見逃しがちな高品質」みたいな感じがいたします。この近辺だと、どうしても「凪」か「玉五郎」の両極端な煮干しが頭に浮かぶのですが、ちょうど間をとったような立ち位置と味わい。質感は拮抗してるようにも感じます。たまたま、雨降ったから邪魔臭いと寄った地下店舗ですが、もっと立ち寄っても良かったかも。個人的に煮干し塩は、選ぶと思いますが煮干し醤油は、分かりやすい旨さと思います。家族とも買い物帰りでも使えそう。年度が変わって落ち着いた頃に、誘ってみようかしらん。なので詠います!


   年度末
   やるだけやったと
   力尽き


   降り続く雨
   苦労流せよ


お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


<2014.11> 煮干し塩そば

【スープ:キレる塩気に煮干しが響く~・・・ちょっとライトで上品煮干し?】


<強めの塩加減が、煮干しだとなぜかしっくりとくる感覚>


 思えば、新宿三丁目で煮干し塩・・・と聞くと個人的には、ゴールデン街の凪と比較してしまう。しかし、それよりは、見た目はずいぶんと洗練され、またオーディナリーな麺顔。特に仕事疲れの私の身には、優しく目に映りますね〜。とても和やか気分でレンゲでひと啜りします。すると見た目とは裏腹に、意外な塩のエッジングが強めである!というのが第一印象です。


 塩レベルとしは「パンチ!」というほどでもない程度の結構ボディ感ある塩気。しかし、これがむしろ『煮干しの苦味とよく合う』というか、嫌味でないから実に面白い。むしろ塩により、クッキリ?ハッキリ?とした煮干し感が立つようにも思え、一周回って結局は印象がいい!うがった言い方をすれば、煮干しだから成立する強塩気といったところでしょうか。目をスープ表面に転じてみると、ニボニボエキスが漂うあたりが、またスープのニボ質感の高さか。


 また薬味がいいね〜。これもニボをさっぱりと喰わせるテクニックを感じます。看板などから、この日は千葉産平子煮干しのようですな。レベルは、凶暴ではなく、しっとりとして常識的な範疇。されど東日本の煮干しだな〜と感じる「香ばしい苦味」がとても洗練された感じで、実に食べやすいニボニボ感でありました。


<意外にサラサラ系の動物感で、グビグビ飲み干せる>


 また動物感がこれまたあっさりとしているところが、心憎い。鶏系はモミジなど、こってりコラーゲン系のエキスは極力排除してるような感じ。またゲンコツもエキスを絞り出したりせず、丁寧にコトコトと時間をかけて煮出した感じがよく伺えます。そんなわけで全体的にサラサラ〜っとした感覚。そこがまた上品にも思えてなりません。


 そのほかでは、意外に熱がしっかりと保たれていまして、いい感じ。また、塩気が強いかも・・・と思う後半は、酢を少しばかり投入しました。すると酸味に隠れてまろやかになる感じがまた秀逸。調子にのって入れすぎると後で金属的な後味が残りますから、レンゲ三分の一程度で溶くように優しく混ぜ込んで正解です。


【麺:スープに負けないスルスルとした感覚、淡泊な歯ごたえでベストマッチ】


<アルデンテ越えの、締まった多加水の感覚!クチリとした歯応え>


 麺は、とても素直なストレート麺という好印象。加水で言えば多加水からやや低めと言う感じで、茹で上げは丁度アルデンテ越えといった感覚。芯を感じさせず、弾力というより沈み込むような反発で、緩いテンピュールのようなフィーリング。前歯では小気味よくスパスパっと切れ込み、奥歯に運んでプレスを掛ければクチリと短いタップで潰れこむ感覚。それら一連の流がとても馴染みやすいです。地肌も練り水の影響をあまり感じさせない健康的な淡い黄色かかった乳白色で、グルテン感も煮干しエキスをよく吸収しているように思えました。


<揃い易く、丸みを帯びた切り口でクチ当たりも滑らか>


 特に麺で印象的だったのは、クチ当たりの優しさ。箸でリフトすると麺のそれぞれがキレイに揃いまして、それだけでも凛とした感じ。加えて麺自体がやや膨れて丸みを帯びますからやさしいタッチ。そして、腰つき自体は柔らか目で、表面もツルツルしていますから、すすり上げる負担がとても低く、いわゆる「スベリがいい」という総合的な感覚です。


【具:奇をてらわないテッパンなる組み合わせ!豚バラと香味薬味がナイスコンビネーション!】


<トラディショナルな風格の三層バラ肉チャーシュー>


 昔ながらのばら肉チャーシュースタイルという雰囲気です。バラ肉の腹部分の部位と思われますが、肉質と脂質の口語のストライプがとてもハッキリしているタイプ。ロールせずにそのままで仕上げて少し肉厚にカット。もう2~3枚あれば、肉ソバとしてよく見かけるタイプです。醤油ダレでなくて塩系の味わいでさっぱりしていたのがまた好印象。肉本来の味わいが滲みます。このタイプだと、酒にも合いそうですが、やはりこの日は気分的に、ライスの方が合うかと感じてしまった次第。


<三つ葉と玉ねぎ微塵の薬味がいい仕事ぶり>


 言わずもがなの薬味役者「三つ葉」と「玉ねぎ」ですが、割と多めの投入されているのもありますが、よく味わいに馴染んでとても好印象でした。玉ねぎのフレッシュな甘味は、煮干しによく合うし苦みを和らげるような効果と塩気も抑える働き。また三つ葉は、煮干しの風味をまた一段とアップさえてキレが冴えるようなイメージあり。茎部分は微かな歯ごたえを与え、楽しませるには効果的です。これらがあるとなしでは大違い、実にいい仕事ぶりだと回想します。


 総じまして、「キリリと引き締まった塩気でググッと食わせるライト煮干し」という感覚。「ニボ感と塩気がさわやかな一杯」と申せましょう。凪ほどディープでなく、甘い煮干しも気分じゃないときはこれをおすすめです。やはり、きちっと主張のある味わいってのがいいですね~。


 きちっと主張と言えば・・・今日の会議はグダグダだったっけ。たまにどこでもあると思うけど、責任分担を最初できっちりと決めておかないと、走り出してからはまとまりがつかないというのを痛感・・・。若いときはよくキレたけど、キレただけではまた纏まらん。大人の集まりというのは、難しいものであります。・・・・なんか急に話が重くなったけど、なので詠います!


   キッパリな
   塩のパンチも
   いいのだが


   キッパリ決めたい
   会議の結論


 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


<2012.10> 中華そば

【スープ:和み系の麺顔見てたら・・・結構煮干し&豚の複雑な味わいだったりする】

1)甘味と苦味の両方のバランス感覚なのだな

  9割の客がつけ麺を注文する中で、アタクシは並の中華そば〜。隣の女性すら、手慣れた感じでつけ麺すすり、スープ割りのオーダーも大変自然でございます。しかし配膳された中華そばは、最近まれに見る和み系です。大衆系なのですが・・・・全体的に柔和な感覚がいたします。それは・・・ネギはネギでも。小口切りには「万能ネギ」を利用。そして玉ねぎ微塵が浮かぶ様に、微塵が紐付きびろ〜んとなっている風情が、なんだか気が抜けると言えましょう。

  さて予習なしに飛び込んだこの店ですが、配膳の瞬間いきなり「煮干し系」の甘い香りが立つのが特徴的です。独特の魚介苦みを予測して身構えてひとすすりいたしますと・・・・魚介独特の甘みと苦みの織りなす双璧感が・・・・なかなかです。煮干しの甘いけど苦い風味が割と強めで、醤油のカエシの感覚はあまりしない・・・。などとブツブツ考えながら、スープとゴクゴクと飲むと玉ねぎに引っかかって奥歯で潰すと、玉ねぎの甘みがプラスされる。あ、玉ねぎあったんや!と思い出すと・・・甘みの中にこの玉ねぎ由来のエキスも認めてしまうわけで、見た目以上に複雑な味わいだと認めてしまいます。甘みが伸びやかさと、煮干しの優しさが非常にバランスが良いと言う感じですかね。


2)豚コクと塩気がじっとりとくる

  とは言え、動物感もしっかりとありまして・・・・豚もそこそこ煮出し感を感じます。この濁りの中には、煮干しと豚のエキスの濃さを感じますし、思えば豚コクのエッジングの中に、初めて醤油と結びついた感覚も認めたりして・・・・。前半、魚介系のラーメン食っとるつもりが、後半には豚コクも十分に感じてしまってフィニッシュ!という算段です。ま・・・動物系とは言っても、豚オンリーかどうかは不明。豚骨を静かに煮出した感覚もちょっぴり認めながらも・・・チャーシューから滲み出るエキスかもしれませんな(笑)。


   煮干しの甘みと苦みのせめぎ合い!

      玉ねぎ系エキスのさやかさもあって甘みがサッパリ

        追随する豚コクの深さも中々に感じ、総じて「甘×苦」「煮干し×豚」2軸バランス系


 他客の「ビックロ」の紙袋がやけに目立ちます。新宿で今一番熱い話題かもですが、流通の世界も「家電」と「衣料」のバランスが大変よろしいようで・・・・。


【麺:モチモチ系の王道です、そしてスベリもよく!】

  リフトの瞬間・・・多加水モチモチ麺の代表選手の面持ちですよ〜。表面の光沢感と透明感がいかにもそれと感じさせます。そして言わんこっちゃない、前歯の処理感は「モチモチモチ!」ってな感じです。タピオカ粉か、卵白粉を配合したかのような、反発のあるハリが特徴的でして、これは広く人気を獲得できると思いますな〜。つるつるっとしたスベリも大変魅力的です。単に表面が滑らかなのでは面白みが欠けるというもんですが、ニュルリンとした貼り付くような抵抗感と、歯ごたえのモチモチ感覚のコンビネーションが良いのです。


   リフトの瞬間しなやかさをアピール

     透明度のある多加水感!モチモチした歯ごたえ!

       貼り付いたようでいてスベリの性能の良さがまたたまりません!


  思えば一年前・・・・まだ関西にいた頃は、モチモチ麺はどこか量産的なイメージがあって敬遠してた時期がありました。今・・・振り返ってもう一度食ってみると、印象がかわるものなのでしょうか・・・。嗚呼懐かしき関西時代・・・。


【具:オーソドックス三枚肉ですね~】

  脂が旨いと思う様になったのは、ラーメンに乗るチャーシューを好んで食うようになってからです。アタクシの実家京都のチャーシューは、脂身少ない繊維部分をミルフィーユ状に薄く切って重ねる手法だったので・・・・脂身がこってりあるチャーシューってのは、中華料理と感じてたのです。成人になり、関東に出て来ることになって、友達に誘われるまま関東ラーメンを食っているうちに・・・・豚肉脂大好き人間になってしもうたがな。そんなアタクシにとって、この教科書みたいなバラ肉チャーシューは、旨さにむせび泣く思いです。まるで・・・・・羊羹のようにハグっと前歯を差し込むと、すーっと切れ込む・・・・。そして、舌の熱でじんわりと脂が溶け出し、味蕾は脂の洪水であっぷあっぷ。つけダレの仄かな醤油というか塩風味もグッド。思わず、もっと肉くれ!と心で叫びます。


   サンプル食品か!と思うほど教科書的なラーメンチャーシュー

     溶けるような歯ごたえというか、もはやその抵抗感は羊羹のごとき

       脂が溶けて悶絶・・・皮の一番外側が一番旨いねん!


  それにしても、いつも思うけど、この手のチャーシューって、サイズ感とか厚さとか、ビシーッと共通しているよね? なんか・・・そういう影の規格があるのか、それとも黄金律があるのでしょうか??


 総じまして、上半期を振り返りますに、いろいろラーメンには救われたと思う・・・。こんな思いをするとは想像もできませんでしたよ(笑)。でも、もっとシンドイ仕事をしていたり、もっとシンドイ環境で前向きに頑張っている人にも巡り会えましたしね・・・・。いろいろと得たものも多かったです。そんな思いを込めてこの一杯をしみじみとすすりました。でも・・・・結局、今日は成果でなかったのだよな・・・・。ええい!仕事持ち帰りじゃい!なので詠います!


  成果なく
  期待もスベリ
  帰り道


  さるスベリにて
  麺をすべらす


 お粗末!ということで家族にも感謝の意味で合掌!今日も本当にごちそうさまでした!

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  • 百日紅 - 中華そば 麺アップ

    中華そば 麺アップ

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    中華そば スープアップ

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    中華そば チャーシュー

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    中華そば

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  • 百日紅 -
  • 百日紅 - テーブルセット

    テーブルセット

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    煮干し塩そば

  • 百日紅 - 煮干し塩そば 麺顔アップ

    煮干し塩そば 麺顔アップ

  • 百日紅 - 煮干し塩そば

    煮干し塩そば

  • 百日紅 - 煮干し塩そば チャーシュー

    煮干し塩そば チャーシュー

  • 百日紅 - 煮干し塩そば メンマ

    煮干し塩そば メンマ

  • 百日紅 - 煮干し塩そば スープアップ

    煮干し塩そば スープアップ

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    煮干し塩そば スープアップ

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    煮干し塩そば 麺アップ

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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
百日紅(さるすべり)
ジャンル つけ麺、ラーメン
お問い合わせ

050-5872-8730

予約可否

予約不可

住所

東京都新宿区新宿3-4-8 新宿三和東洋ビルヂングセゾンプラザ B2

交通手段

丸ノ内線新宿三丁目駅東側改札を出て、「C2」出口徒歩0分。

新宿三丁目駅から93m

営業時間
  • 月・火・水・木・金

    • 07:00 - 23:00

      L.O. 22:30

  • 土・日

    • 11:00 - 23:00

      L.O. 22:30

  • ■ 営業時間
    平日 7:00~11:00朝ラーメン

    ■ 定休日
    1月1日
予算

~¥999

~¥999

予算(口コミ集計)
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー不可

QRコード決済不可

席・設備

席数

11席

(カウンターのみ。)

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

空間・設備

カウンター席あり

メニュー

料理

朝食・モーニングあり

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と 一人で入りやすい 知人・友人と

こんな時によく使われます。

お子様連れ

子供可

公式アカウント
オープン日

2010年9月23日

電話番号

03-6457-8564

初投稿者

みうたんパパみうたんパパ(2667)

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