焼鳥は９本セットで。 : 道しるべ

予約必須ってことみたいだ。
以前から、何度か通りがかりに様子を窺っていたのだが。当然のことながら、というか。入店できなくて。
今回、事前に電話予約のうえでお伺いしてみた。
当初、ひっそりとひとりで行こうと思ってたんだけど。思い直して、昔からの友人とふたりで行ってみた。

２階といつかロフトの、座敷というかゴザ席に通される。
すごい急な階段で、手動エレベーターとかも使って、品物を上げてたりもしてるんだけど。そのエレベーターの取り口の前には他のお客さんのグループ客が座ってらしてたりとか。いろいろ、もーたいへんw

突き出しは、春雨の涼拌三絲とポテサラの２点盛り。

一杯目は、とりあえず、生ビール、アサヒのスードラ。
細長いジョッキにて。
からの日本酒。もっぱら、富山の酒のラインナップ。
日本酒のひとつめは、玉旭、ブルー大吟醸、一合徳利にて。

ハツモト付きのハツ。塩、大山鶏。
一本目から、ぷりぷりのハツじゃんって。

日本酒と合うとオススメされたアンキモもお願いしてみて。出汁で炊き込まれてた按配もよき。

日本酒のふたつめ。
林、純米吟醸、山田錦、生酒。

ボンジリと、フクラハギ、いずれも、塩。
ボンジリは、はかた地鶏で、フクラハギは錦爽鶏っての。
錦爽（きそう）鶏は、千葉は香取のブランド地鶏なんだそう。

フクラハギって初めて聞いたように思うけど、モモの下の方の部位。モモにしちゃ、サッパリしてたかもって。特にボンジリと並べられてたんで、余計にそう思ったんかも。

春菊は品切れってことなので、女性スタッフと野菜メニューについて相談しての。
豆苗のガーリック炒め。醤油とニンニクの組み合わせは鉄板。

あらかじめ、是非にと指定したソリ、つまるところ、ソリレス、は絶品だった。モモの付け根。ネギ間にて供される。これも、塩。

日本酒、次は、羽根屋、純米吟醸、出羽燦燦。
これは、都合、ふたつ。
特に、一杯目は微炭酸みを感じられて、ちょーうまかった。

酒のつまみも追加。
アンキモから重ねての蟹味噌。ヒジョーにたっぷり。酒がどんどん進む。

砂肝。塩。錦爽鶏。
砂肝は食ってみたい部位だったんで、お任せで拾ってもらってよかった。

日本酒は、福鶴、風の盆、山廃、山廃本醸造、生原酒。

赤身っての。塩、これも、錦爽鶏。
モモなんだと思うんだけど、モモの内側を赤身っていってるみたいで。焼き加減が絶妙。

日本酒から変えてみて。
ジョリー・ハイっての、ウーロンハイと生レモンの取り合わせ。

自家製ツクネ、ナンコツこりこりで。すげー立派、鶏ハンバーグみたい。
塩かタレか聞かれたので、タレで。
しかも、黄身もつけてもらって。

もう一杯と。
レモン・サワー

カシワのミルフィーユ。タレ。錦爽鶏。
これ、頼むべきものじゃないかな。
ミルフィーユ状に打ったというモモ肉にタレをからめてこっくりと仕上げた一品。

ひざナンコツ。塩、大山鶏。
連れがナンコツ好きだったみたいで、喜んでもらってよかったかも。

まだまだ、気になる部位満載。
他の席にて供されてたみつせ鶏のセセリが食えなかったのとか。京紅地鶏の首トロ皮とか。首関係がどうにも気になったかもｗ。

でも、一回に9本か１０本くらいが限界かも。その日の品書きを眺めて２２種類（全部が全部揃ってわけでもないいたいだけど）。全部食い尽くすことがあるのだろうか。
なかなかにハードルが高いにせよ、チャレンジする価値はあるかも。

〆のラーメン。
鶏出汁かと思いきや、豚骨ベースに節系の魚介が合わせられてて。濃口の醤油（先日、食った和歌山の醤油に似てたような、でも、未確認）のタレ。でも、見た目よりも、さっぱりした味わいだったかも。
平打ち麺で、加水率高めのプリプリ食感。
具材は、たっぶりのタマネギを刻んだのと、トロトロに煮込まれた豚。あと、メンマも。
その日、いただいたのは、歌舞伎ブラックってのらし（どうやら、鶏煮干し中華そばってのとか、炭火焼き味噌カレーラーメンとかが供されることもあるらし）。

〆て、ひとりあたま８千円弱のお支払い。にこにこ現金払い。
印象が濃い店。焼鳥は絶品だったと思う。評判が高いのもムベなるかな。
でも、いつか、カウンターで食ってみたいもの。