予約の出来ない焼鳥屋さん。 : 鳥はな

１９８５年創業と書いてあった。とすると、もう創業、３２年目とのよし。
この店に初めてお伺いしたこと自体、小生自身の不明を恥じたい気分ｗ。

予約は出来ないらしいと、そこまでチェックしたうえで。
開店１０分前に到着したのだが、まだだったんで近所でお茶してて、６時１分に店に向かったら、半分くらい、席が埋まってたんで、ちょっとビビったｗ。

まずは、飲みものをと。ビールは、デフォで男は黙って黒ラベルの大瓶。
まずは、お新香。大根、キュウリ、ニンジンのぬか漬け。それと、大根おろし。ウズラの卵と刻みネギもあしらわれる、が供される。

８本のコースでとお願いしつつ。
それとは別に、レバ刺もお願いする。ミックスとお願いすれば、鳥刺と両方楽しめたみたいではあるがｗ。小生的にはレバーで大満足だったので、まったく問題なく。ニンニクとショウガを薬味に使いつつ。脇に添えてある白髪ネギも適宜。

・シソ巻き。胸肉っぽいさっぱりした食感の鶏肉と巻いて、薄切りしたものを、サっと焼いて供される。
・皮、肉厚でぐるぐる串に巻かれて供される。ちょっと見、ウナギのくりから焼きみたいな感じ。表面のカリっとと、むにっと感と両方楽しめる。カリっと党であった小生をして、うーむと唸らせられたｗ。
皆さん、こちらの店にて供される「皮」は凄いとおっしゃるのだが。でも、ホントにこのむにっと感も含めて好きなの？と世の中に問いたいという気分はないではないｗ。とは言いつつも、カリっと党であったはずの、小生的には、最近、この皮のむにっと感を再評価しているところだったので、嵌ったっちゃ嵌ったのだが。
調味料としては、おやじさんに、豆板醤＋醤油をお薦めされる。これは、全面的に正しいと思う。

・サビ焼き。チューブかと思ったら、ワサビをおばちゃんが擂ってらした。焼き加減含めて、なかなかに芸が細かい。
・ニンニクの芽の肉巻き。
・つくね。大葉に巻かれつつの。最近、流行りのナンコツ入りタイプじゃないやつ。優しいふわっとした食感。つくね、かくあるべしと。
・レバー。刺身でネタに間違いがないことは知ってたｗ。濃厚なタレで。中身のレア感も万全。
・オクラの肉巻き。わりと薄切りされてて、豚肉のカリっと感とおくらのじゅるっと感の絶妙ハーモニー。
・手羽。やはり、手羽はオートリにて登場するのがシックリくる。塩でニンニクが効かせてあるのも、また楽しい。

これで、コース終了。
以下、２つほど追加。初回にて、円滑に追加オーダーが出来た僥倖を喜ぶべきと、アトから知ったような気がするｗ。
・ギンナン。
・ウズラ卵。水煮とかを使ってるのではなく、その場で茹でてくれてた模様。ちょっとパンクしてたのはご愛嬌。甘めのタレにて味付けされて焼かれてた。
ちなみに、以前は、殻ごと焼いてらしたと紹介されていたようなのだが、小生が食したのは、殻が剥かれた状態にてｗ。

タレのものと、さび焼き以外には、基本、レモンをきゅっと絞ってくださるのが、鳥はな流。
これは、いわば、某ドラマでもネタにされていた、フライにレモンをかけるか否か論争にも匹敵するようなインパクトのようにも、一瞬、思われたのだが。あにはからんや、ここは鳥はな。問題は、誰がボスかってことで、その点は決着済み。なので、当然のことながら、異論を差し挟む余地はなかろうｗ。

いろいろとご指示があるということだったのだが。存じ上げないでお伺いしたってこともあり、さほどに意識しなかった。連れとの話に夢中で聞き飛ばしてたのやもしれぬがｗ。

さはさりなん。なかなか、満足度が高い焼鳥だったように思う。
他の方のレビューを拝見するに、せせり、なんこつなども旨いとおっしゃる方がちらほらと、また、変わり串もまだレパートリーがあるようだし。さて、いつ再訪したものか。開店にあわせて、というタイミングとは別に、７時半頃の入れ替わりのタイミングも狙い目のような気もした。

ビールのあと、日本酒。お銚子に八重壽ってあったので、そちらの酒であったか。だとしたら、秋田の酒か。
で、その日本酒の後、もう一杯とハイボールをお願いした。
小生がお伺いした折には、お客さんが最大１１名入ってらして、さすがに、そりゃムチャでしょって感じではあったが。
それなりに柔軟に対応してくださるってことなのやもしれぬ（小生がお伺いした折、そこまでのムチャぶりをしてくださるかどうかは、あまり自信がないがｗ）。