壺入りで熱々のビリヤニ : スパイスヘブン

西新宿の新宿パークタワーの地下１階にあるインド料理店です。

店内は、バイキングを前提としたレイアウトになっていて、中央に料理が置いてあり、それを取り囲むように席があります。しっかりとインドっぽい雰囲気の内装になっていますね。
お店の外では、カレーのテイクアウトをやっていて、ビル内のオフィスからお客さんが買いにきています。

ランチメニューは、ランチビュッフェ（１，１００円）を注文する人がほとんどですが、通常のメニューもあります。

いただいたのは、
■ビリヤニセット（１，１００円）
ドリンクが付きますが、自動的に最初にラッシーが提供されます。
インドの炊き込みご飯です。
ビリヤニはチキンビリヤニのみとなっています。
ターリーに壺（厳密には、把手と注ぎ口のある大きな急須のような器）に盛られて登場です。
他にライタ（ヨーグルトに野菜を足したもの）とダル（豆）カレーが付きます。
ビリヤニは、高級感のあるスパイスの加減になっていますね。蓋を開けるとカルダモンの清涼感のある香りがします。食べ進めて出てきたカルダモンはホールのブラウンカルダモンでした。
また、シナモンもホールで多く入っていて、香りますね。
適度な辛さがありますが、唐辛子ではなく、胡椒由来のものでしょう。
スパイスが効いてますがレーズンや上に散らしたフライドオニオンなど、マイルドにする
ためのものもあるので尖った印象はありません。うまくまとまっている印象です。
それでも、じわりじわりとスパイスが効いてきて汗が出ますね。美味しくできていると思います。
鶏肉はt骨なしのものでひと口大のものが数個です。
ビリヤニ専門店ではないので、まとめて炊いて、注文の都度、炒めて作っているのかと思いますが、油分は少なく、上手にできていると思います。
時には、ライタを使うことで乳脂肪分と酸味で刺激を緩和できます。
ダルカレーもマイルドで美味しく、こちらはクミンを使ったスタンダードな味わいで、ビリヤニとは味付けが異なるりますね。
一緒に食べても美味しいですし、スープのように単体で味わつてもいいでしょう。
量は、首都圏のインド料理としては標準的なボリューム感です。
壺に入っているので、その保温作用で最後まで熱々でいただけるのがいいですね。


ランチビュッフェもいいですが、通常メニューのほうがレベルが高くて美味しいですね。美味しいものが食べたい人はビュッフェよりも通常メニューがおすすめです。

西新宿の新宿パークタワーの地下１階にあるインド料理店です。

店内は、バイキングを前提としたレイアウトになっていて、中央に料理が置いてあり、それを取り囲むように席があります。しっかりとインドっぽい雰囲気の内装になっていますね。
お店の外では、カレーのテイクアウトをやっていて、ビル内のオフィスからお客さんが買いにきています。

いただいたのは、
■ランチバイキング（１，１００円→８００円）
いつからやっているのか知りませんが、月曜日と水曜日はランチビュッフェが８００円になります。通常は１, １００円ですからだいぶ安いですね。西新宿ならカレー２種のセットでも９００円ぐらいしますから、相当お得なランチでしょう。カレーは４種類、主食はナンとターメリックライス、サラダ、デザート、それにラッシーが１杯付きます。
以前はお皿でしたが、今回利用すると、ターリーになっていました。
カトリを４つ用意して、セルフでカレーとライスを盛ります。ナンは焼きたてのものをカットして持ってきてくれます。
ほうれん草入りキーマは、この日のメインのカレーです。サグではなく、鶏ひき肉を使ったキーマにほうれん草を加えたものです。色合いはほうれん草で濃くなっているものの、味わいはキーマですね。
エッグカレーは、卵は以前はまるまる１個で入っていましたが、今は、半分に割って入れてあります。割ったことでルーに黄身が出てしまっていて、卵特有の臭みがカレーに出てしまっていますね。１個で入っていたときのほうがよかったです。
そして、このカレーが一番辛いですね。
野菜カレーは、サンバルのような完成されたレシピのものではなく、トマトベースにキャベツ、玉ねぎ、人参、大根などが入っています。もうちょっと個性があるといいのですが、食べ放題メニューなので仕方ないですね。脇役としてはまずまずの味でしょう。
豆カレーは、レンズ豆を使っていますが皮が入っていないので、豆のコクは感じますが青臭さは無くていいですね。
ホールのクミンが入るのが特徴ですが、量が少ないようでたまに香るぐらいです。もうちょっと効いてもいいかと思いますが、油脂や乳製品で延ばしておらず、豆主体の味わいでサラサラで南インドっぽくていいですね。堂々たる名脇役の味わいです。
結論、ほうれん草キーマと豆カレーの２種が美味しいでしょう。
ナンは、甘くなく主食として十分でしょう。ただ、本当の焼きたてではないですね。
ライスは、日本米のターメリックライスです。大量に炊いているので自重で詰まっています。ふんわりと盛るといいでしょう。
サラダは、キャベツの千切り、海藻サラダ、もやしのナムルっぽいものです。どれも味付けはしてないのでドレッシングをかけますが、チリソースをかけて食べる強者もいます。
デザー卜はインド特有のしっかりした甘さのもので軽くスパイスが香ります。カルダモンかな？
タピオカをひとまわり大きくしたようなものが入っていますね。


カレーのクオリティは価格相応ですが、サラダも含め食べ放題なのがいいですね。４種のカレーのセットでサラダが山盛りでも１，１００円でもお得ですが、８００円なら大変お得ですね。
８００円はコロナ禍ゆえのサービスかもしれません。ＳＮＳで告知されるのでチェックしてからの訪問がいいですね。

西新宿の新宿パークタワーの地下１階にあるインド料理店です。

店内は、バイキングを前提としたレイアウトになっていて、中央に料理が置いてあり、それを取り囲むように席があります。しっかりとインドっぽい雰囲気の内装になっていますね。
お店の外では、カレーのテイクアウトをやっていて、ビル内のオフィスからお客さんが買いにきています。

ランチは、４種類のカレー・ナン・ライス・サラダ・デザートが６０分食べ放題で１，０３０円です。また、平日はドリンクも付きます。
この日のカレーは、たまごカレー・ほうれん草チキン・野菜カレー・豆カレーです。店頭の掲示を見ると前の２種は変わるようですが、野菜と豆は定番のようですね。
ドリンクは、ラッシーと烏龍茶とミルクコーヒーです。
通常メニューもあるようですが、ランチで店内飲食する人は、基本的にバイキングしか選ばないようです。

いただいたのは、
■インドカレーバイキング（１，０３０円）
・たまごカレー
一般的な玉子カレーは、ゆで卵を崩したものが入っていますが、こちらのものは丸のまま入っています。メニューにも書いてあるのですが、４種の中では一番辛口の味付けになっています。白身にはカレーの風味が染みこんでいて、おでんの玉子のカレー版という感じがしますね。
非常に美味しいですが辛いのでナンやライスが進んでしまいます。２個でやめておきましたが、実に魅力的カレーです。
・ほうれん草チキン
一般的なほうれん草カレーよりもほうれん草の比率が少ないようで、青臭い感じがしません。その代わりにスパイスが多いようで、なんとも言えない複雑な味わいがします。ほうれん草をしっかり味わいたい人には向いていませんが、スパイス好きな人にはたまりませんね。
・野菜カレー
カルダモンの風味が香りますね。なかなか判別が難しいのですが、こちらのお店のカレーはベースとなるスパイスに差があり、すべてが違う味わいに仕上がっています。そのため、野菜だけのあっさりとしたカレーでも満足しますね。
・豆カレー
レンズ豆と思われる白っぽい豆を使ったカレーです。実は、豆だけのカレーはあまり好きではないのですが、野菜カレーとは異なるスパイスの風味があり、苦手な私も美味しくいただけました。辛さはマイルドです。
・スパイシーオニオン
玉ねぎをピリ辛に漬けた漬物も用意されています。
色合いは赤いので辛そうに見えますが、たまごカレーと比べると辛くないですね。
・ライス
黄色いご飯と白飯の２種類が用意されています。
黄色いほうをいただきましたが、ターメリックライスなのかサフランライスなのかわかりませんでした。色が濃いからターメリックライスかな？
・ナン
ナンは、焼いてカットしてくれたものを持ってきてくれます。やや強い焼き上がりで香ばしい印象です。
・サラダ
キャベツの千切り・ワカメ・もやしと水菜の和えたものの３種がありました。ドレッシングもいくつかあって、野菜もしっかりと食べられます。
・デザート
パイナップルのゼリーでした。ケミカルな味です。
・ラッシー
濃さも甘さもごく普通ですが、飲み放題なのが嬉しいですね。ちなみにチャイのようなものがあったのですがこれがミルクコーヒーで、こちらは飲んだ同行者が言うには「激甘！」とのこと。


メインのカレーに肉っ気が少ないのが特徴ですね。ほうれん草チキンには鶏肉が入りますが、マトンのカレーはありません。また、たまごカレーは美味しいですが激辛なので量が食べられず、結果、野菜や豆をある程度食べることになってしまいます。食べ放題は嬉しいですが、コスト管理がちゃんとしている印象でした。しかし、女性ならそんなに肉にこだわらないでしょうし、４種のカレーは個々にスパイスの使い方が違うのでその味つけの違いを楽しめます。
西新宿のカレー店で２～３種のカレーを食べれば１，０００円程度になるので、４種のカレーセットを満足いく量が食べられると思えば、優れた食べ放題だと思います。