代官山のお洒落なお店。特別な日に特別な人と過ごすならお薦めのお店 : 鉄板焼 花

今日の飲み会は楽しみ！
だって、ワイン教室の講師をやっている同級生が参加する飲み会なんだから、ワインの選択は間違いないでしょ。
そして、予約したお店も、代官山の人気店。
WEBでの予約を見る限り、1week前では予約困難。金曜の夜なんてもってのほか。
この日の為に、私は一か月前から予約した。

会社を終えた19:15に集合。
最寄駅は代官山になるのだが、JR恵比寿駅からでも歩ける。決して遠くありません。
お店は2F。でも派手な看板があるわけではありませんので、スマホの地図片手に行くことをお勧めします。
2Fへの階段の手前に30cm角ほどのシックでお洒落な看板があります。それが目印。

お店の扉を開けると、「こんばんは、いらっしゃいませ。ようこそ！」
鉄板のカウンター越しに威勢の良い、それでいて物腰の柔らかそうな感じの声で出迎えてくれる。（非常に感じよく、心地いい）

今日は4名での訪店。予約はカウンター席でお願いしておいた。
ここは鉄板焼きのお店。作られる料理を見ながらワインを傾けるのがいいですよね。

周りを見渡すと、カウンターには私たち以外にもう一組のカップル。6名でカウンターは満席。
テーブル席は全部で16名座れる、この時はちらほら空いていた。
でも、帰るころには、テーブル席を含め満席でした。

予約しておいた料理はこちら、
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－　スペシャル花コース　8,640円（税込み）－
・海鮮サラダ(ズワイガニとカニ味噌ソース)
・「焼きうに」特選生ウニをおこげで食す一品
・「ホタテ磯辺焼き」バター醤油仕立て
・おすすめの一品
・本日の魚介の一品
・活あわびの鉄板焼
・イベリコ豚 ベジョータの鉄板焼き
・箸休め 一品
・焼有機野菜
・特選黒毛和牛雌牛A5ランクサーロインステーキ
・焼き飯
・お椀
・デザート　(無添加 塩ミルクアイス)
・温かいお茶
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さて、気持ちは最初のからワインに期待を寄せるが、
ワイン講師の友からの意外な言葉で会は幕を開けた。
「まずはビールで行こうか」
あれ？！ワインちゃうの？？？？。
そうだった、彼は、ワインだけでなく日本酒・焼酎、オールマイティ、何でも来い先生やった。
ということで、まずはビール。
ところが、めちゃくちゃ美味しい。
提供されたビールはサッポロビールの白穂乃香。
スーパーのような店頭では販売されていない、お店でしか飲めないプレミアムなビール。
実は、平日はビールしか飲まないと豪語している私は大のビール好き。
一口飲んで、大興奮！
シェフの溝手さん（鉄板カウンター越しにいろいろおしゃべりできました）に聞くと、
白穂乃香は、生きた酵母の入った無濾過製法。
契約店でしか飲むことができず、しかも、樽を開封して48時間の提供しかできないそうな。
そんな、プレミアム感満載のビールが飲めて感激。
しかも、ここではそのプレミアムなビールを特注の益子焼のビールサーバーで提供してくれる。
だからより一層、クリーミーな泡立ちとなるらしい。
そうなんです。ビールの泡がクリーミーで、ビール自体の味もフルーティ。
これは、ここに来たら『まずは飲むべき一杯』です。

■海鮮サラダ(ズワイガニとカニ味噌ソース)
ドレッシングはカニ味噌をベースにした自家製ソース。
野菜は有機野菜にこだわったチョイス。
一番上にトビコが乗せられており、食べると野菜のシャキシャキした食感とトビコのプチプチした食感で楽しめます。
トビコとカニはよく合いますね。
なんてったって、カニ味噌ソースが絶品！
人気のサラダらしく、このサラダを楽しみにしているお客様も多いらしい。

〇リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロ　マトゥア
ニュージーランドのソービニヨンブラン
パッションフルーツのグレープフルーツを感じる柑橘系。フルーティで華やいだ感じ。
焼いた魚介類にすごい合うらしい。これからサーブされるのが、海の幸ですので、楽しみーーー！

■「焼きうに」特選生ウニをおこげで食す一品
■「ホタテ磯辺焼き」バター醤油仕立て
この二つは、一皿に盛り付けられサーブされます。
焼きウニは醤油漬けにされたタマゴの卵黄とおこげと一緒にいただくのですが、この卵黄ゆでているでもなく、
焼いているでもない不思議な感じ、伺うと、タマゴを冷凍にするところに秘密があるらしい。
この2品は海苔で巻いていただきます。
へー、手でつまんでなんてなんとなく変わってる。
溝手シェフが教えてくれました。「是非、食材に触れてもらいたかったんだ」と
なるほどね。
ウニ、ホタテともに北海道産。ホタテは刺身でも食べれる鮮度良好なものだそうな。

■おすすめの一品　（季節の料理；ハモ）
皮の面をバーナーで炙ってくれます。
骨は全く感じられないよう骨切りがされており、柔らかな食感で美味しくいただけます。
あらかじめ塩味はついていますが、梅と山椒を薬味にいただきます。

■本日の魚介の一品　（穴子）
穴子の下に、クリームチーズが隠れている。
穴子の身は鉄板でじっくり弱火で4時間ぐらいに煮込まれているらしい。
だから骨は溶けて身のふわふわな食感が出来上がっている。
たれは、穴子の骨を使っているらしい。
チーズがよく合っていて美味しいです。
この穴子料理は、赤ワインにも白ワインにも合う。穴子だけであれば赤ワインが合うのだが、
クリームチーズがあるので、白ワインでも合う。

次の料理はアワビなのでワインは白のほうが良いが、
これから続く肉料理を考えて赤ワインを選びます。
〇アリウェン　レセルバ　カルメネール
　アリウェンは、「木」を意味する言葉らしい。
　アワビにも合うし、これから出てくるイベリコ豚にもよく合うよう、選んでもらった。
フルボディでちょっと土っぽい感じ。タンニンが感じられ、余韻を楽しめる。

■活あわびの鉄板焼
北海道産のアワビ
アワビは水槽から取り出し、殻ごと鉄板で焼きます。くねくね動いてます。すごーーーーい！
アワビの肝は新鮮なものなので、そのまま鉄板で焼きます。
肝は新鮮でないと提供できないらしい。

肝は決して苦くない。
アワビの身は固い印象があるが、とんでもない。柔らかな食感で非常に美味しい。
溝手シェフ曰く、「焼き過ぎると固くなる。柔らかい食感で食べられる焼き方は非常に難しい」と。
溝手シェフはアワビと会話して、上げる時間はアワビが教えてくれるらしい。（笑）

■イベリコ豚 ベジョータの鉄板焼き
1ヘクタールで2頭しか飼えず、ドングリだけ食べさせて育てたイベリコ豚の中でも最上級なベジョータを提供してくれる。
辛子、香草のソルト、甘めに仕上げたバルサミコをお好みでつけて食べる。
ジューシーでおいしい。脂がさっぱりしている。豚肉とは思えないおいしさ。
バルサミコと赤ワインはよくあう。
イベリコ豚には、カベルネ・ソーヴィニヨンとかメルローではなくカルメネールがよく合う。
（ワイン講師の受け売りですがね。（笑））
■箸休め 一品
大葉で作ったシャーベット
程よい甘さ。さっぱりしていて、お口直しにぴったり。レモンがいい感じ。

■焼有機野菜
■特選黒毛和牛雌牛A5ランクサーロインステーキ
A5ランクの岩手牛。お肉はサーロインの牝牛しか使っていないらしい。
牝牛の脂は融点が全く違い、さっぱりしているからだと。
ワサビとお塩が盛り付けられている。
またこの塩がいい。フランス産の岩塩。お肉によく合います。
うわーーーっ。ジューシー！口の中で肉が溶けてゆくようだ。
有機野菜はレンコン、パプリカ、ナス、ピーマン、ニンジン、ネギ。これらポン酢で味が付いています。
さっぱりしていていいです。

〇プレミアム・ド・ムーサス　ACメドック
フランスのワイン。フルボディだが渋すぎることはない。
柔らかいタンニンを感じ後味も良い！お肉によく合う。

■焼き飯
■お椀
高菜チャーハン。上に生の桜エビを鉄板で焼いて蒸してくれる。
甘めの醤油で仕上げられているが、ピリッと辛く美味しい。そしてサクラエビはふわっと仕上がっている。
お椀のお味噌汁は焼いた伊勢海老の頭でだしを取っているらしい。
香りが非常よく、飲む前からおいしさを想像してしまうくらいです。

仕上げは、
■デザート　(無添加 塩ミルクアイス)
塩アイス。甘さも適度。濃厚なミルクで作られていて美味しい。

いやーーーー。あまりに長文になり、最後までお読みいただきありがとうございました。
レビューに手を抜こうにもどの料理も美味しく、
また、溝手シェフとの楽しい会話を思い出しながらついつい書いたらこの分量になりました。

お薦めのお店です。接待で使うもよし、奥さん、彼女との特別な日をここで過ごすもよし。
料理も美味しければ、ワインもグッドチョイス。
シェフとの会話も楽しめ、明るい雰囲気の中、至福の時を過ごせます。