ようこそ、くろいわワールドへ★ : 恵比寿　くろいわ

忘れぬうちに飛び込みで先入り記事Upしますは久々に
和食新規開拓でHitだった「恵比寿くろいわ」

その名の如く、店名がご主人の名字なんですが、
群馬のご出身の地方では、そのお名前多いらしい。そして一山お持ちって！ｗ

入り口も凝ってます。正にお茶室へ行くかのような露地を抜け、
この日はカウンターに３人陣取りました。座って出されるは、
香煎茶。昆布入りで美味しいです♪
そして一番はじめにもてなしの意を込めて「一献」を頂戴。スッキリ爽やか☆

そしてお酒はお料理に合わせてお任せで。先ずはじめは、
ななんと本醸造っ！すぅーっと入っていくのですが、寧ろ
添加アルコールが入ってる方が、実はスッキリ飲み易いんだとか？
との説明下さるは、きびきびとして感じの良い
女性スタッフ❤付かず離れず、でも丁寧で親切な接客にほだされました。
確かに本醸のヤボったいイメージ払拭される！

そんな喜びと共に、突き出しは、
温かい無花果の天麩羅に摩り卸した冷たい山芋と海老で温度差を楽しめる１皿。

無花果が甘過ぎず適度な果実とぃぅょり野菜感覚なのが嬉しいですね♪
「今年の節句、３/３、５/５、７/７を代表する、全ての日が、
日曜日なんですよぉ～不思議ですね。」なんて、
いきなり掴みは抜群のご主人のお話を伺いつつ、もぅ七夕か。ｗ
初めて気付いたんですが、このお椀の蓋に掛ける水って、
茶筅で降ってたんですね。お清めとお持て成しの意らしい。

お椀は、これまた７月に入ったということで、
目にも美しい葛で固めたオクラと雲丹、じゅんさい。
ぷるぷるっとした葛餅と輪切りにして星をイメージしたのは
七夕に向けてと粋な演出。
オマケにご主人自らの演出で、上に乗ったスダチの皮を

汁を吸う時の扱い方をお披露目ご指導下さいまして。
表面だけ剥き取られたスダチはまるで虎刈り？サッカーボール？ｗ
一度、お椀から出して、先ずはお出汁だけの
シンプルな味わいを楽しんだ後、口元にその皮をおいて飲むと良いらしい♪

そしてこれまた大きくて青々としたホウバは、
秋になると茶色く変色する前の、この時期ならでは★
地元のご実家の山から送られてきたそうです。

そしてこれまた希少で珍しい岩魚の押し寿司の隣に添えられるは、
その岩魚の卵なんです！
黄色いイクラ？！なんてキョ㌧としてたら、
TVで先日やってたお鮨屋さんで、軍艦１ッの値段当てクイズによりますと、
ななんと１貫 ￥4,000円！ｗ　もするような高級食材だとか。

うっひょぉー！！！オマケにこのガラスの器にはざっくざ
くソレが入ってるんですょ！お一人様￥１万6,800円のコースなのに、
これだけで元取れちゃってるじゃないですか！（←庶民）ｗ　
それにしても塩気も控え目で味良し、食感良しっ❤

ブヒブヒ。そんなご主人のレア情報だけで、テンション上がる単純娘。
お次のお造りは、焼き霜にしたイサキ（これまた香ばしくて宜し）ｗ　
大車海老、アオリイカ、雲丹、
ゴーヤに乗るは柚子胡椒に、山葵まで可愛い演出が❤醤油も２種。

お酒も合わせて、本醸～純米吟醸～どんどん進み、
九谷焼シリーズのお猪口の６流派全て揃ってる中から好きな物を
選んだらば、ご主人自らがお酌してくれながら、
またまたこの可愛いお銚子の瓢箪が６ッ描かれている由来をご説明★
六ッのヒョウタンで、「むびょう」≒「無病」（息災）！
おぉー！縁起物なんですねっ！この蓋抑え注ぐのも、また一興っ！＾＾

そして「活き鮎って、どうしたら大人しくなるか知ってます？」と、
これまた目の前でパフォーマンス★目を隠して暗くしてやると、
ピチピチ騒いでたのが急に大人しく･･･（凄）ｗ　
そして化粧塩は活き鮎には必要の無い事を目の前で実証

下さるは、降り塩をして、炭火に乗せて暫し火を通したならば、
活き鮎は勝手に寝てたヒレが起きあがってくるんですっ★
そぅ、詰まるは、活きて無い鮮度の悪い鮎を用いる時に、
ヒレを立てるための化粧塩、訳だったんですねぇー。メモメモ。

確かにドラミは鮎は丸ごと齧りつきたいので、
化粧塩してるヒレなんか付いてた日には激怒！（笑）。
プリップリの身のピンっとなって来た鮎の完成を待ちつつ…あ！
１人海老アレルギーなることを伝え忘れてて、しまった！残してる分を
ドラミが頂戴したらば、ご主人が気を遣って、
出来たばかりの茹で上げ鱧をあっつ熱のうちに！とポンとお皿に
❤優すぃ～お醤油代わりに、大徳寺納豆のかけらを上に乗せて頂戴します。
そして来ましたっ！それもいま正に苔を食まんとすっ！

と言わんばかりに泳いでるかのような焼き鮎たち！
見せ方も凝ってます。添えられるはほんのり甘酸っぱいフキと松風は
鴨と白味噌で出来ているそうで、松風の名前の由来は「能」。
こんなお話を聞きつつのお食事は風情度↑２割増！ｗ

蓼酢も、このトロっとしたのが好きなんですよ～
・・・とドラミが申すと、ご主人が、本来はお米を溶かしてとろみが付いてる
ものなんですよぉーとの事で、鮎の食べ方も教わりました。
先ず頭を食べ、内臓の苦い部分と一緒に毒消し作用のある
蓼酢を付けて食べると良いんだそうで。
でも内臓の苦味そのものも堪能したいドラミは敢えて、ちょい時差アリで。（笑）。
箸休めの入れ物もリアル瓢箪っ！これも６ッ並んであり、
先程の無病息災、縁起物に通じますね。新たなお猪口は
「ねこまたぎ」と呼ばれるドラミの為にあるような絵柄？！（笑）。
下に引かれた松の葉の束も細かい処、粋ですよねぇ～

そぉ～しぃ～てぇ～★これまたテンション↑上がっちゃう～↑
八寸のディスプレイに百人一首★男性には男性の、
女性には女性の句が添えられてます。
テンション上がり過ぎて、蓋取った後の写真撮り忘れ。（爆）。
黒ワラビにコノワタ、枝豆豆腐、野菜と蛤の炊き合わせ、焼き万願寺、
丸十、穴子巻き、グリーントマト（←お出汁で炊いて）帆立燻製、等々。

そして、一度は辞退したのに、隣りの人のを見て、
今更だけど食べたい！と我儘を言ったらば、早急に他のお客様のを
横どりしてきました！と、嘘か冗談か判らぬ手合いで、
坊ちゃんカボチャ。低温で２０分じぃ～っくり揚げてあるそうで♪

その後、またまた個人プレーで、〆のご飯が炊けるのを待つ間に、
ドラミはタコとタコの卵と里芋冷炊き合わせを頂き、

むはぁー！これまた炊き上がりの香りがハンパなく
美味しそうだったので、隣りの人のを１口ばかり奪っちゃいましたは

見てっ！この角がピッっとたった、艶艶の白ご飯！
炊き込みご飯も悪くないですが、この白ご飯で勝負してくるお店って
ドラミ大大大好きなんです❤無論、言うまでも無く、
美味過ぎる・・・あぁ、普段は我慢してたのに、この日は無理だわ。ｗ

我慢も限界に差しかかるは、箸とお膳を変える事によって、
また流れを変える意味も含め、お味噌汁も頂戴しつつ、
かなり感激したのは、このピクルス用のパプリカや小玉葱に、
半熟の黄身も入った香の物っ★洋風チックで美味しい♪


もぅ、こうなったらトコトンくろさわワールドに飲まれちゃいましょう！
ポンっと海苔におかれるはオコゲ煎餅っ★パリパリ！

そして、育ち盛りの男の子は、
２杯目お代りは大量のジャコ山椒で！
山椒って、新芽は３～４月なんだけど、実の旬は
この夏の６月からなんだとか。
おジャコも味付けが控え目で山椒が引き立ちます。

そして〆の３杯目のお代りは・・・ｗ

ぎゃーーー★泣く子も黙る、究極の卵かけご飯っ！
生卵嫌い以外、これ嫌いな人居ないっしょ！ｗ　

そして、つぃつぃ調子にのって半分ずつ手を伸ばしますは、
女将さんが手作りされてるという和菓子。
夏を感じる作品で食べるの惜しい。ｗ

「どれにします？」と、この７月から夏限定で使えるガラスの器と、
棚に飾ってある、これまた素敵な器と説明をして下さる
お姉さま、お酒にも精通されてて、格好良過ぎです。
せっかくなので３人皆揃って、涼しげなガラス三銃士にしました★


そして、あんなにお代りしたにも関わらず、
おみやのお握りまで、好みでジャコを混ぜるかどうかまで
聞いて下さり～のぉ

あれ？ご主人手抜き？コレ握れてないじゃない？！
と思ったら、いゃいゃ、一度これで空気を抜いておいて、
後から握り直すんですよ、とのことで、失礼しました。（苦笑）ｗ　
オマケに形も三角と俵型のドチラにするかまで
希望を聞いて下さる気の利きよぅ！
他にもカウンターにお客様来てお忙しい筈なのに、
ご主人のこの気配りには涙がでそうになりつつ、

泣く前に、ヨダレが垂れちゃう？！
もぅ帰ろうかという間合いに、チョット待って下さい！
と、霧箱をパカッと開ければ、

その目の前に広がるは、宝石箱？！
何とも美しい黒ダイヤの原石かのようなお茶菓子が散りばめられており、
好きなだけ、自分の手で取って食べてOK！らしい。ｗ　
遠慮なく、落雁やら好きなだけ自分の小皿に取って・・・あぁ、普段は
甘い物も炭水化物も控えてるっていうのに！
ココまでほだされたら、勢い付いてイッチャうでしょー誰も止められない。ｗ

ぷはぷは。良く飲み良く食べました。
塩番茶は、記事は前後しちゃいますが、
後にUpする、京都は吉兆・本店で頂戴したっきりで、
この日また久しぶりに飲みました。

入り口近くのお手洗い付近で、
店内の席に影響せぬ程度に香が焚かれ、
カウンター入り口には手水鉢の心地よい水の
流れ落ちる音といい、お手洗いまで丁寧に生けられたお花等々･･･
５感をフルに刺激され、お料理や器もさることながら、
店の内装全体を通じて、侘・寂を全身全霊で感じられる、
そんな素晴らしい空間です。無論、ご主人とスタッフの人柄も！

是非とも、近いうち、また再訪しまっす！
８月からは氷柱も現るそうで。ｗ　
そして勢い付いてこの日はまた１軒ワインを
飲みにハシゴした後に、夜２時過ぎに、
ななんと〆焼き肉っ★オマケに秘蔵のヅケ丼なるものを！ｗ　
また後ほどぉ～★