The Spinners - It's a Shame (1970) : 東京タイ料理

たまらないな　君はうわの空
ホント酷いよ　こんなにボクを傷つけて
なんてこった　君が他の男と出かけてるのに
ボクはひとりぼっち携帯を握って待ちぼうけ
君からの来ないメールを待ち続ける

なんてスピナーズの唄が聴こえてる渋谷の路地裏の中古レコード屋
パラパラと売り物のLP盤をめくりながら俺も彼女のことを考えてた
it's a shame って慣用句はとかく勘違いされやすいけど「残念だ、酷いねぇ、気の毒だね」ってことだから
決して「恥ずべきことだ」なんて訳さないでね。

そして俺は彼女と去年の今頃行ったタイ料理屋で独り飲んでる。
あの子が好きなカニのカレーは止めといてツマミばっかり食べてひたすらビールを飲む。

ここの生春巻きってこんなにハーブがてんこ盛りでウマかったんだ、知らなかったよ。
こういう気分の時にこの店の喧騒とスパイシーなタイ料理ってどうやってもしっくりこなかったけど
なんだか気持ちが少し落ち着いた。


イサーン出身インソンさんの作る超絶うまいタイ屋台料理！
(2013,07)
こちらのお店　渋谷のごちゃごちゃしたフードコート内にあるのにその実力はなかりのもの。
イサーン出身のシェフ　インソンさんの作る料理にはブレが無い。
特にラープ系がサイコー！　ヤムもウマいね！　日本人に媚びて辛さを控えめにするようなことはせず　リアルタイな味付けで攻めてくる。
あ、もちろん辛いの苦手な人は　「辛さ控えめにして」って伝えればそうしてくれますよ。

これだけのキャパを手際よくコントロールするインソン氏は凄腕のシェフです。
お店へ行ったら　「サワディー・カ（ップ）」　ってワイしてあげると俄然張り切って美味しい料理を作ってくれますよ。

この日美味しかった料理は
ラープ・ガイ・・・鶏肉を粗めにミンチにしてボイルしたものとハーブ、唐辛子の和え物。　スターターに最適でビールが進みます。

ソフトシェルクラビのカレー（プーヌム・パッポンカレー）・・・カニの殻ごと食べられるカレーなので手を汚すことなく楽チンです。私みたいな面倒臭がりにはちょうどいい。カニの味がカレーと玉子によく混じってて美味しい。タイ米と合わせるといいですね。

この店で忘れちゃいけないことは　「裏メニュー」　を必ず一読すること。
グランドメニューに載ってないリアルなタイ屋台料理がそっちにはたくさん載ってるので、是非是非～。


夏色の・・・とくれば？
('13/07/29)
夏です、暑いです、うん　めっちゃ暑いんで　暑い夜はタイ料理です。
そして
夏色の・・・とくれば　当然　「ナンシー」　です。

あのころの　早見優ちゃんと　火遊びしたい　夏の夜　(字あまり）　　　　みつを

暑い夜はシンハービールに氷を入れて飲むのがおススメ。　タイでもみなさんそうしてます。
空芯菜とガイヤーンは外せないでしょう。


タイ料理ファンの貴女だけにコッソリ秘密を教えちゃいます♪　（男子は読んじゃダメぇ）
（'12/08/23 ）
全国のタイ料理好きな女性の皆さん、お元気ですか？
はじめまして、まてぃすです。

「アタシ　タイ料理好きだけどぉ　グリーンカレーもガイヤーンもカシューナッツ炒めもトムヤムクンもみんな食べたことあるしぃ、経験済みぃ！」
「なにかもぉっと変わったタイ料理って無いのかしらね？　当たり前のメニューには飽きちゃったわぁ～ん」
ぬぁ～～んってお悩みのそこの女子！
耳よりの情報あります。

こちらタイ屋台料理ダオタイさんにはタイ料理上級者さん向けの　「裏メニュー」　が存在するのです！
こちらでは　「ダオタイプレミアムメニュー」　と呼ばれていますが　内容は実に本場っぽいタイ料理のオンパレードです。
辛いの食べた～い、変わったの食べた～い人にはピッタリ！

お勧めは　
ネームクルック・・・ちょっと酸っぱい発酵臭のする（ま、クセのある）タイソーセージにカリッカリに揚げたモチ米をトッピング　タイハーブてんこ盛りのサラダです。タイで食べるあの味と一緒。

パットホイライ・・・アサリの唐辛子炒め　バンコクの路上で海鮮系を売りにする屋台の定番メニュー。アサリにうま辛ダレがよく絡み最高です。
もち米（カオニャウ）を手で伸してこの皿に残る汁に擦り付けて食う貴女はもうタイ人です。

裏メニューの写真載せときましたので　じっくり見てくださいね。


タイ屋台ナイト！
（２０１２，７、１６）
じめじめした梅雨をブっ飛ばせ！ってことでやっタイました、タイ屋台ナイト！

今夜はノッケから弾けたよ。

鶏のタイ風蒸し物　ガイサップ・・・柔らかく蒸された鶏にナンプラーベースの甘辛いタレがかかってる、スタートにいいね！シンハーに合います。

空芯菜炒め　パップンファイデーン・・・タイ屋台の定番料理、炒めると少し粘り気がでる空芯菜にナンプラー、タイ醤油、シーユーダム、にんにく、唐辛子、タオチオもちゃんと使ってあります。タオチオは大豆を原料としたタイの発酵調味料　日本の味噌に似てますが大豆が原形を留めています。唐辛子の辛さがよく出た本格的な仕上がりでした。

ムール貝の蒸し物・・・事前にお願いして用意してもらいました。「本場っぽく」とお願いしてあったので　レモングラス、ホーリーバジル、カー（タイ生姜）、ホムデン（紫玉ねぎ）、にんにく　が入った本格的なものでした。ハーブの香りが鮮烈で持参したライムを（マナオの代わりに）絞りかけると気分はタイの海辺です。添えられたシーフードホットソースも美味しかったです。

海老丸ごと春巻き・・・大きな海老１本が丸ごと春巻きになっています。カラっと揚がってるので頭から尻尾の先まで丸ごと食べれちゃいます。
添えられた透明のプラムソースは甘かったので　定番のホットチリソースを出してもらいました。

魚の蒸し物・・・タイの調味料で蒸しあげられた鱈です。甘酸っぱい味のソースでパクチーを添えて食べると美味しいです。

ガイヤーン（タイの焼き鳥）・・・プリッと柔らかいもも肉は皮目を芳ばしく焼きあげており美味。　特製タレとの相性もいいです。

パッシーユー・・・これも無理言ってエビやイカ入りのシーフードパッシーユーにしてもらいました。　太めのビーフンにソースがよく絡んで美味いです。

流しのおっさん・・・年齢不詳、肉横丁内で捕獲。新旧の唄なんでも得意としリクエスト責めにする。　フレンズ、大坂で生まれた女、ガンダーラ、渚のシンドバッドを強制的に熱唱させる。

しかし、我らのテーブルの若者たちは「大坂で生まれた女」を知らん言う・・・なんやそれ？オジサン悲しくなって大粒の涙を目に浮かべてしまいました。BOROごめん、ショーケンごめんよー！
流しのおっさんが僕等に火を点けた・・・・この後食べログオフとしてはどーなんだろう？全員＋１でカラオケ館へと怒涛の展開に・・・・。


暑い夏をタイ屋台料理で切り抜けよう
（２０１２、Ｊｕｌ，０３）
今、一番贔屓にしてるタイ料理屋さん。
何がいいかって言うと　タイの屋台そっくりの雰囲気とリアルなタイ屋台メシが食えるところ。
この店場所は渋谷だが決してオシャレではない　ビールの空き箱を逆さまにしたようなチープなテーブル、ピンクの電飾、BGMはタイ歌謡曲

誰でもタイへ旅行に行ったことがある人は一度や二度は屋台での食事を体験していると思う。猥雑な露地裏などの屋台で「これラーメンだよね、1杯頂戴？」って頼むと給食当番みたいな帽子かぶったタイおばちゃんが　「カァー、カァー」ってちゃっちゃっとヌードル作ってくれる。

そんな懐かしい旅の思い出を友達と語り合うのに最適なお店だ。

この店のタイ人コック　インソンさんが作る料理は間違いない。


（２０１１，８、１１）
なんとも猥雑な渋谷肉横丁内にあるこちらのお店　横丁内では一番人気のあるお店のようだ。　

早い時間に行ったにもかかわらず　こちらのお店は予約客が押し寄せ直ぐに満席。見渡すと他店ではまだガラガラなのに・・・・。
しかし、満席でも平気なのは一風変わった『横丁システム』のおかげで他所のお店の料理を出前で注文できること。　この店が満席でテーブルが一杯ならば横の空いてるお店に腰かけて出前で料理を取れるという画期的なシステムが存在するのだ。

でも出前できるのはお料理のみでお酒は無理みたい。

だからワイン好きで横着な俺みたいな客はタイ料理にもワインを合わせたいからって　席が空いてるにも関わらずわざと斜向かいのピッツエリアに席を取りイタリアワインを楽しみながらタイ料理に舌鼓を打つなんてイレギュラーな利用の仕方もできる。
（まあ、本当はダオタイさんがワイン置いてくれれば問題ないんだけどね・・・。）


マヂで暑かったその夜はビアシンで乾杯。

サービスの海老せんが山盛りで届けられ　タイの屋台同様に瓶ビールはラッパ飲みだ。（嫌な人は頼むとグラスを出してくれるよ）

ガイヤーン・・・タイ東北部イサーン地方名物の焼き鳥　特製のタレに漬け込んだもも肉をじっくりオーブンで炙ってくれる。タマリンド汁が入った甘辛いソースを添えて提供してくれる。　お味は現地の屋台で食べる味にかなり近い。　ただ現地ではマナオというライムが必ず大量に添えてあって　それを自由にチキンに絞ったり　タレに混ぜたりするんだけど　検疫の関係で日本には輸入できないので代わりにレモンを使うのだが　この店では添えられてなかったので　レモン頂戴ってお願いすると気持ちよく持ってきてくれた。

ヤム・ウンセーン・・・海鮮春雨サラダとでもいえばいいか？ボイルした海老やイカが春雨と和えてある。キクラゲや桜エビもいっぱい入ってて屋台料理以上の水準。　「辛くしても平気」　と伝えてあったので大量の唐辛子が入っててスパイシーで美味しい。

あと、ラープ（イサーンの和え物料理）を豚の内臓入りで作ってもらった。
ボイルした豚ホルモン、がつ、レバ、豚挽肉と　紫玉ねぎ、パクチーがナンプラーとタイ醤油、レモン汁で和えてある。
かなり現地っぽい本格的な味付け。　屋台料理のワイルドさが全面に出てて美味しい。


サービス担当のロッブリー出身（遺跡で有名なアユタヤーの近く）、タイ人お姉さんは美人で日本語も上手。よく気が利いて海老せんのおかわりも気持ち良く持ってきてくれる。

店長さんも親切だ。　俺が暑いよーって言ってたら　「すみません、節電で設定温度が28℃なんです。これ使ってください」　って冷凍庫でカッチカッチに凍らしたおしぼりをサービスしてくれた。　俺はそれをオヤジよろしく首に巻いてご機嫌。


総評

タイ人コックが作る本格的タイ屋台料理はハズレがない。
安くて旨いタイ屋台料理を食べて　ビールをしこたま飲んで　この暑さを乗り切りましょう。