無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
ドレッドノートさんの他のお店の口コミ
店名 |
移転
イルチッチォーネ(il Ciccione)
|
---|---|
ジャンル | イタリアン、シーフード、パスタ |
住所 | |
交通手段 |
神泉駅(京王井の頭線)から徒歩3分。 神泉駅から153m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
サービス料・ チャージ |
コペルト(パン、席料)500円/お食事のお子様も頂戴しております。 |
席数 |
19席 (カウンター5席 テーブル2名×4席 半個室6席) |
---|---|
個室 |
有 (6人可) 完全個室ではありませんが、周りからは見えない半個室となっております。 3名様以上からご案内させていただいております。 当日のお席の状況によっては、カウンター席もしくはテーブル席でのご案内となる場合がございます。 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 テラスに喫煙所があります。 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングがあります。 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、オープンテラスあり |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可、ソムリエがいる |
お子様連れ |
子供可 ご予約時に必ずお伝えください。 |
ドレスコード | 特にございません。 |
ホームページ | |
オープン日 |
2012年4月11日 |
備考 |
地下ワイン貯蔵庫。白40種 赤40種 泡10種以上!! |
お店のPR |
2019年11月16日~渋谷神泉から八王子に移転しました!
3年充電期間を経て八王子に移転いたしました。 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
ランチ2,300円食す。
平日13時20分頃の訪問。
地元民にしてみれば、どうってことないロケーションなのだろうが東側からやって来た
その男にとって、合流地点であるその店の場所は酷く分かりにくいところにあった。
GPSの電波は正常であり、誤差は極めて低いはずなのに男に支給されていた米国製のデバイスの
画面はあらぬ方向をさしていた。
男は経験からくる違和感を敏感に感じ取り、デバイスのスイッチをオフにした。
グレイのスーツの上着のポケットから地図を取り出して、暫し眺めた。
案の定、合流地点とは逆方向へと歩いて来ていた。
急いで来た道を引き返す。
アップダウンの激しい住宅街の中に合流地点・その店はひっそりとあった。
「イルチッチオーネ」指定された店だ。
イタリア語で「ふとっちょ」を意味するその店は、男のコードネームそのものだった。
男は腕時計を何回も確かめた。
いつも男のそばに有った腕時計。
どんな危機もどんなに素晴らしい経験も一緒にくぐり抜けてきた男にとって大切な体の一部であった。
そのオメガの腕時計がちょうど13時30分を示す時、店のドアが開き、一人の女が入って来た。
「久しぶりね」
「ああ、そうだね」
「いつ以来かしら?」
「ブカレストで会ったのが最後だよ」
男と女は白ワインで再会を祝して乾杯した。
ランチ2,300円の内容は下記の通り
●前菜の3種盛合せ
(黒いオムレツはイカ墨のオムレツ、旬の桜エビの香りが良い。パテカン、クスクスとサーモン、サラダ)
●本日のパスタ
(ズッキーニ、ベーコン、ドライトマトのソース。これもまた香りが大変良く食欲神経をぐっと刺激する。
絶品のパスタ。例によって大盛りが欲しくなる。)
●メインはカジキマグロのグリル
(火の入れ具合が素晴らしい一品。ソースは何をベースにしているのか私には分からなかったが美味しい事は間違いない。
俄かにこれがまぐろだろうかと疑いたくなるような出来栄えだ。これならヘルシーでいくら食べてもよさそうだ。)
●フォカッチャ(お代りができる)
●デザート
2,300円のランチとしては言う事なし。
うまいイタリアンの店だ。
こうなると夜のメニューが食べたくなること請け合い。
ウエィターの女の子の接客が素晴らしい事を特筆しておく。
「あの時、君の事をどれだけ心配した事か・・・」
「ごめんなさい、大混乱だったの」
「あの独裁者とともに政権は崩壊して、ブカレストは大混乱の中に有ったのよ」
「そうだったのか」
27年という歳月は彼女を変えるには十分な時間だった。
深く刻まれた額のしわがそれを物語っていた。
「もう、いくわ」
そう言い残して、彼女は去って行った。
テーブルに一つのフォルダーを残して。
男はそそくさとそのフォルダーを自分にブリーフケースにしまい込んだ。
男は席を立ち勘定を払い、その店を後にした。
(了)
☆登場人物は当然ですがフィクションです。
密会ごとにも(笑)使えるロケーションです。