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fiveroyalesさんの他のお店の口コミ
店名 |
掲載保留
鳥金
|
---|---|
ジャンル | 焼き鳥、居酒屋、焼酎バー |
住所 | |
交通手段 |
渋谷駅南口より徒歩3分 渋谷駅から191m |
営業時間 |
|
予算 |
¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
お通し 200円 |
席数 |
19席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 喫煙の際は、外に出て吸って頂いております。 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、焼酎にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お店のPR |
渋谷の繁華街を忘れそうな、昭和情緒の残る店。お陰様で今年で《24年目》
"昭和感あふれる"アットホームなお店を気に入っていただき |
初投稿者 |
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渋谷駅南口を出ると、歩道に食い込む程に工事をしている。
ちょっとばかり息苦しいそんな風景を横目に、ボクは国道246号に架かる陸橋を昇った。
時間は夕方6時を越えた時刻だが、あたりはまだ明るい。
陸橋上の反対側からは、仕事を終えた男女が駅を目指して、足早に歩いていた。
桜丘町の坂の途中に赤ちょうちんを掲げた、老舗の焼鳥屋があるのを思い出した。
今日はそこで、晩ごはんとしよう。
入口は脇の正面から入るようで、店先にはキリっとして端正な顔立ちの、30代頭くらいの女性が店先に立っていた。
ドア越しに店内を眺めてみると、この時間にも関らず客は誰もいないようだ。
一瞬、入店を躊躇(ためら)ったが、勢い店内に入った。
店内はカウンター主体で、ボクは調理場、焼き場前の席に腰を下ろした。
焼場には若い男性が一人、その脇にはかなり高齢の女性が立っている。
横に長いホールでは、先の女性と、さらに若い女性が一人ホールを受け持っていた。
客は自分だけなので、ちょっとばかり居心地の悪さを感じた。
メニューから、まず生ビールを頼んだ。
注文のやり取りから、一番若手の女性は、どうやら日本人ではないようだ。
ビールグラスに口を付け、よく冷えたビールを口に含みつつ、料理を物色した。
料理メニューから、鶏肉は宮崎地鶏を使っているのが分かる。
飲物もそうだったが、料理はこの手の焼鳥屋として、ちょっとばかり値が張るように感じた。
串ものをちょっと摘んで、すぐにお暇(いとま)しよう。
レバー、ハツ、皮を2本づつ、焼き場の男性に注文した。
注文を受けると、串ものを焼き台に乗せ、丁寧に仕事を始めた。
肉に火が通り始めると、煙が顔を直撃した。
串ものが焼きあがるまでのしばらくの間、煙りの良い匂いをアテに、ビールを楽しむことにしよう。
外を眺めると、ひっきりなしに人が坂を上り、そして下りていく。
そんな金曜のこの時間だったが、この店には誰ひとりとして入る気配はなかった。
カウンターに皿が並ぶ頃には、グラスのビールは無くなっていた。
ボクは若い女性に緑茶ハイを確認したが、あいにく無いようなのでウーロンハイにした。
濃い目が出来るようなので、それでお願いした。
串ものは塩、タレを聞かれなかったので、そのままで注文を通していた。
料理は全てがタレで、ひと皿に乗っていた。
ひと品2本の縛りがある串ものだったが、見た目、美味しそうに並んだ。
実は料理を直(じか)に触るのが苦手で、必ず箸、フォークなどを使わないと食べられないでいた。
串の先を箸で摘み、身を串から離しては口にした。
レバーはもっちりとして、ちょっとばかり感じる苦味が旨い。
ハツはコリコリとした食感で、噛みしめるごとにハツ独特の風味が鼻腔に漂った。
皮は脂が乗って、もっちりとしている。
噛む度に、脂がじんわりと口いっぱいに広がった。
焦げ目が、なんとも香ばしい。
串ものはどれもが納得の味だったが、この値段を思うと満足するまでには至らなかった。
濃い目にしたはずのウーロンハイだったが、焼酎のフックが全く感じられず残念だった。
勘定を済ませ、ボクは店の外へと出た。
振り向くと先の高齢の女性が見送りで、付いて来てくれていた。
彼女はボクに、来店のお礼を口にした。
よく見ると上品な顔立ちで、昔はかなりの容姿の持ち主だったであろうことが覗えた。
オーナーは彼女の姉にあたり、自分は店を手伝っているそうだ。
店は今年で開店23年目になるそうで、78歳になったが元気に頑張っていきたいと話してくれた。
そんな彼女は毎日、桜丘町の裏手、南平台から店へと、歩いて通っているそうだ。
ちょっとばかり、立ち話をしてしまった。
また来ることを約束して、会話は終わった。
まだ飲み足りない気持ちだから、もう一軒寄ろうかな。