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店舗基本情報
| 店名 |
いんでいら 道玄坂店
|
|---|---|
| ジャンル | カレー、インドカレー |
| お問い合わせ |
03-5458-8154 |
| 予約可否 |
予約不可 問い合わせは、16:00～22:00 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
京王井の頭線【渋谷駅】西口 徒歩２分 渋谷駅から338m |
| 営業時間 | |
| 予算 |
￥1,000～￥1,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済可 （PayPay） |
| サービス料・ チャージ |
なし |
席・設備
| 席数 |
13席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法）が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 駐車場 |
無 近くのコイン・パーキング：道玄坂2-26-1に62台収容、ほか |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| サービス | テイクアウト |
| 備考 |
【元祖えびめし】 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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渋谷・公園通り。東京山手教会。
その地下に『ジャンジャン』。
魅惑の劇場。アングラの、民俗の、あの頃オシャレな大人の香り。
今はもうない。大資本が入ってる。
中央線沿線のけやきの多い玉川上水近く、太宰治が身を投げたという武蔵野で育った自分たちには、渋谷の『ジャンジャン』は決して遠く離れた場所ではなかった気がする。導く人もいたのだが。
高橋竹山の音色に真冬の津軽平野を思い、美輪明宏に手を握られて不思議すぎる気持ちになった。永六輔はテレビとまったく変わらずに、むしろあまりにデカくて迫力に圧倒された。
若干二十歳の自分のあの頃。
渋谷は文化と芸術の街、背伸びをしても到底届かない街だった。
今の渋谷にあの頃の残像を見つけ出すのは難しいと思っていた。いや、もうすっかりあの頃を忘れていた。
この店は、あの頃の渋谷をありありと思い出させてくれた。しみじみとしてたら、あの頃からかなりの時間が経っていることも思い出させてくれた。ちょっぴり悲しい気分になった、忘れちゃうんだな。
あの頃、東京の街にありふれたカレー屋さん。
店のデザインは昭和50年代レトロ。灰皿も当たりまえにあって、おやじは平気な顔。いいじゃん、いいじゃん。
キーマの真ん中にはゆで玉子。スパイスカレー全盛の時代にどこかやさしい家庭のカレー。角のない豆腐をそのまま食べる。ぼやけてるっちゃあ、ぼやけてる。でも、懐かしくてやさしい。
渋谷であの頃を見つけた。
もう少しだけ道玄坂を登った百軒店の劇場の休憩時間だった。
見なくていいものばかり見てきた気がした。時代に合わせようと焦ってたのかな。ただ、それがあって今がある。
いいものはいい。落ち着くものは落ち着く。胃に慣れ親しんだ味はとってもやさしい気持ちにさせる。
この夜、流行も安い文化も売る大資本に辟易とした。
はいはい、もうわかりましたよ…。
そんなかんじ。
百軒店の劇場は『渋谷道頓堀劇場』という。
あの頃の、人間の真実を表現しようとした「渋谷」の文化をこちらも脈々と伝えていた。
そうです、ストリップです。いまだ病は平癒せず。