松濤倶楽部
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松涛倶楽部で年代物のカンパリ
こちらの口コミはブログからの投稿です。？
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chun
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
松濤倶楽部（ショウトウクラブ）
|
|---|---|
| ジャンル | バー、カレー |
| お問い合わせ |
03-3465-1932 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
神泉駅から584m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥3,000～￥3,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （JCB、AMEX、Diners） |
席・設備
| 席数 |
24席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法）が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 駐車場 |
無 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| オープン日 |
1990年 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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松涛倶楽部で年代物のカンパリ前から噂に聞いていて行きたかった松涛倶楽部。数々の名バーテンダーを排出した有名なBarだが、いかんせん渋谷駅から遠く、近くまで行った時はどこが入口だかわからずに入店できなかったことが何回か。今回、たまたま仕事が渋谷であった後にふらふらと歩いていたらなぜか難なく入口を発見。
「会員制」と書かれたいかつい扉が目の前に立ちはだかるが、これは別に会員でなくても入れるということを知り合いから聞いていたので、しり込みせずに力を込めて扉を開けると広々とした店内が目に飛び込んでくる。
カウンターの一番端に通されると、気さくなバーテンダーさんが色々と話しかけてくれた。ちょうど席の真正面のバックバーが薬草リキュールの棚だったので、まずはいつもどおりオリンピック・カクテルをオーダーしつつ、棚にどんなものがあるのか見てみる。
マスターがお勧めしてくれたのが、年代物のカンパリ。何でも30年以上経っているものらしい。そして着色方法が今と違うという。昔のカンパリは何と「コチニール」という虫を使ってあの赤い色素を抽出していたというのだ。この色素はカンパリの世界展開が図られる中で使われなくなったらしいのだが、この色素由来のほろ苦さがまた良いらしい。
早速オーダーしてみると、マスターが気を利かせて新旧のカンパリを飲み比べさせてくれた。比較してみると明らかに現代のカンパリの方が甘みが強く爽やかになっている。しかしオールド・カンパリは苦味が利いていて、コクが深く、渋い味わい。僕は元々苦いお酒が好きということもあり、年代物の豊かな味わいが気に入ってしまった。
その他にも今はもう終売になってしまったコカブトンなど出してくれた。ねっとりしたコカブトンの味わいに舌鼓を打って、なぜこんなに素晴らしいリキュールが無くなっていってしまうのだろうという寂しさにも駆られる。自分は薬草種がマイナーな日本の中で、何とかしてその素晴らしさを伝えていきたいと思っているが、薬草種がどんどん廃れていくのは現地のヨーロッパでも同じ事情らしい。
何だか少し寂しい気がするが、松涛倶楽部はそれとは別に素晴らしいBarだった。カクテルも美味いし、リキュールも豊富。また渋谷駅から離れているのがかえって良い。女性が喜ぶ隠れ家感がふんだんに出ていて、かといってバーテンダーさんは皆さんフレンドリーで、いろいろな場面でお店に足が向かいたくなる。