中央区日本橋人形町の「Vinoteca Fiore」でプリフィックスコース - みうけんのヨコハマ原付紀行 : Vinoteca Fiore

 
この日は妻ちゃんと都内へお出かけしていたので、前々から予約していたお店へ。
本日やってきたのは、地下鉄人形町駅と水天宮前駅の中間に位置するイタリアンの人気店。
 
「VinotecaFiore」さんです！
 
(*´ω`*ノノ☆パチパチパチパチパチパチ★
 

 
 
こちらの3大ポイントは
１、生産者から直接仕入れる旬の鎌倉野菜で体に優しいお料理。
２、世界の名産地から届いた、ソムリエ厳選のワイン
３、モノトーンを基調とした落ち着いたオトナの空間
 
温かみのある照明に照らされた入り口から入ると、店内ではニコニコなスタッフさんがお出迎えです。

 
さて、今回いただくコースは前菜からメインまでを全部選べる「プリフィックスコース」（８４７０円→６６００円）！
正直、このコースのコスパの良さは注目ですよ。

 
店内には美味しそうなフルーツが並べられていますが、厳選された鎌倉野菜を利用されているとのこと。
神奈川県人にとって、地元の食材が使われているのはテンションあがります(ノ∀｀)

 
店内は上記で書いたように落ち着く内装。
美大卒の妻ちゃんは、店内に飾られた写真が気になるようでした。

▼ドリンク 

乾杯のシャンパーニュは、フランスはシャンパーニュ地方の高名な醸造元である「リシャール・シュルラン」。
 
スキッとした口当たりと、爽やかな炭酸は暑い夏にも食前酒としてもピッタリです。

 
▼アミューズ 

とうもろこしのムースですねぇ。
お皿は絵を描くときに使うパレットのようなお皿。
 
器は、シチリア島でお土産の塩を入れる容器を利用しているんだそうです。
この組み合わせが、なかなか可愛い！！

炙ったとうもろこしの下にムースを配し、上から塩とオリーブオイルをあしらったもの。
とうもろこしはシャッキシャキで食感がすばらしく良いんです。
 
その下は、オリーブオイルの香ばしさとムースのクリーミーさと優しい甘さとの相性が良いです。
とうもろこしに振られた塩かげんと、とうもろこしの持つ本来の甘みが素晴らしい！！
 
まさに、夏の旬の味といった感じがします。

 
 
▼２杯目のワイン 

南イタリアの少し甘めの白ワイン「サン・マルツァーノ　エッダ　２０２１」。
すごくフルーティでスッキリした、飲みやすい甘さとお花のような香りがいい！
 
しっかり甘いのに爽やかで、くせがなくスッキリしている白ワインです。
 

 
▼前菜 

■白烏賊のカルパッチョ 

白と緑の色彩も鮮やかで、正直バエます(ノ∀｀)
イカのゲソはコリッコリ、身はプリッとねっとり。
 
イカの身も綺麗に飾り切りされて、見た目にも美しいです。
味わいも、キリッと塩気が効いていて美味しいですねぇ。

 
■桃と水牛のモッツァレラチーズ〜つめたい桃のスープ仕立て～ 

まるごとの桃をドドンと贅沢に使っているだけではないのよ！
なんと桃をすり流して、オリーブオイルでスープ仕立てにしてあるという豪華さ。

桃が完熟で、甘くって、モッツァレラはもちもち。
前菜なのにね。まるでデザートのようですねぇ。
　

 
▼自家製のフォカッチャ 

フォカッチャだそうですが、フワッフワで甘くって、まるでブリオッシュのようです。
バターの香りがすごく良くて、これにオリーブオイルを合わせるとそれだけでごちそうになります。
 
しかし、パスタで余ったソースをつけたりする運用を考えて、思わずお代わりしてしまいました(ノ∀｀)

 
▼最初のコース 

出来立ての生麺にこだわっているという、パスタたちの堂々たる登場です。
 
■渡り蟹のトマトクリーム 

渡り蟹もしっかり入っていますが、特筆すべきはこのトロットロなトマトクリームですよねぇ。
カニの出汁がしっかり効いていて、濃厚なカニと太陽を感じるトマトの海と山の幸の饗宴です。

やー、この出汁は本当に素晴らしい！！
お口に運ぶたびに、濃厚なコクとウマさがお口の中にゥワワ〜ンと広がっていくんです。
 
麺はリングイネなのでソースとの絡みもよくて、ついつい食べすぎてしまう逸品。


■桜海老とフレッシュトマトのジェノベーゼスパゲッティ 

こちらはピンクの桜エビがたっぷり入った、鮮やかな緑のジェノベーゼ。
桜エビのシャキシャキな食感と噛めば噛むほどあふれる小エビの旨味が最高！！
 
ジェノベーゼのトロトロ感の中からあふれる爽やかなバジルの香りもすっっごく美味しいのよ。
 
なにしろ彩りがいいし、麺ももちろんですがソースが実に秀逸。
残ったソースがもったいなくて、パンですくって余す所なく頂きました(ノ∀｀)

 
▼赤ワイン 

肉料理を控えての赤ワインは、白ワインと同じ醸造元が手がけた「サン・マルツァーノ　コレッツィオーネ・チンクアンタ」。
 
南イタリアのお日様を浴びて育ったプリミティーヴォと、ネグロアマロの２種類の葡萄をブレンドした、しっかりフルボディ。
 
ワインをはじめ、お酒は農産物だなぁって事を実感するワインです。
ガツンとくるのに飲みやすい、この料理にしっかり合う美味しさで個人的にはかなり好きなワインですねぇ。
 

▼第２のコース
■牛すじの赤ワイン煮〜軽いクリーム仕立て〜(+¥1100） 

大きなお皿に入ってやってきた、価値のある一皿。
このようにスペースを盛大に使った盛り付けって、正直ゼイタクだと思います。

ビックリするくらい牛肉がしっかり煮込まれていて、繊維の一本一本までホロッホロにほぐれます。
噛めば噛むほどあふれる旨味・・・肉のホロトロッとした食感は、まさに語る術がござらん。

正直、これが美味しくないワケがないのよね・・・(ノ∀｀)
トロットロにとろける美味しさで、そろそろお腹いっぱいになっているのに・・・。
 
思わずペロリと感触できてしまう美味しさで、良い意味で想像を裏切ってくれますねぇ。

 
■オリヴィアポークのロースト〜ゴルゴンゾーラとキタアカリのソース〜 

盛り付けも洗練されていて肉厚なブタさん。
会いたかったわ！！

ナイフで切っていただくと、ナイフを通じて感じる厚切り感とギュムギュムっとした美味しさ。
一口大に切って食べれば、むっちりとした食感の中に豚肉ならではの美味しさが閉じ込められていて、焼き手の技術を感じる逸品です。
 
ゴルゴンゾーラの塩気とキタアカリの甘さが調和した、トロッとしたソースが美味しくて最高！！
また、しれっと添えられた鎌倉野菜のアスパラやインゲン、ドライトマトもフレッシュで良い仕事しています。
 

▼ドルチェ 
■高知県佐川町吉本牛乳deパンナコッタフレッシュメロン＆ミルクのジェラート 

なんとスタイリッシュな盛り付けに、おじさんハラハラしちゃいます(ノ∀｀)
食べてみると、なんとメロンがフレッシュで甘い！！
 
しっかりしたメロンの甘さに、パンナコッタの爽やかな甘さとプルプルな食感がよく合います。
ミルクのジェラートも牛乳の美味しさが濃ゆくて、お口の中いっぱいに広がるシアワセ(ノ∀｀)

 
■ブルーベリーのタルトとミルクのジェラート 

タルトはしっかりとした食感で、トロッとした柔らかさのカスタードが中にしっかり絞られて、上には新鮮なブルーベリーがたくさん乗っています。
カリッと、トロロッと、プリプリッと、何種類もの口当たりが楽しめるのが良いです。
 
たっぷりのブルーベリーが甘酸っぱくて、カスタードに合うし、実に健康に良さそうな味！！
ミルクのジェラートは上のものと同じですが、やはり甘すぎず、お口の中でススッとトロける上質で爽やかな甘さです。

 
▼最後のお飲み物 
■マダムツェンによる15年熟成！台湾高級烏龍茶 

マダムツェンって誰だろうと思いつつ、１５年熟成とはスゴい事だなぁと思います。
 
みうけんは烏龍茶やプーアル茶が好きで、たまに自宅で餅茶（烏龍茶葉を円盤状に固めたもの）を淹れて飲んだりしていますが、黒いお茶ばかり飲んでいるので爽やかな色合いの烏龍茶がすごく新鮮に感じました。
 
 
◆◇◆後記◆◇◆ 

本当に、本当に、本当に。
洗練された店内でいただく、洗練されたお料理たちの素晴らしさは「唯一無二」です。
 
そして、このお値段でこのボリューム感は本当にコスパが良い！！
 
東京には数多くの素晴らしいレストランがありますが、この「Vinoteca Fiore」さんは立地、接客、雰囲気、ドリンク、お料理、どれをとっても間違いのない銘店の中の銘店。
 
久々に、夫婦でゆっくりとした時間を楽しむことができました。
 

 
日本橋人形町の「Vinoteca Fiore」さん、オススメなお店です！！
 
お試しを！
 
 
 
再訪希望値：★★★是非とも行きたい
 
 
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません

 
★☆食べログもごひいきに願います☆★