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下町洋食の鑑
平日夜。
前に訪れたのは、コロナが流行りはじめ、在宅勤務までは始まらなかったくらいの頃。実に1年半以上のご無沙汰。
前回は、コロナがどう感染するかまだよくわからないかった時期で、19時くらいに訪れたら、お客さんもほとんど居なかった。今回は、平日の19時過ぎの訪問で、カウンターの奥の方が空いてるだけで、それも、丁度入れ替わりで出て行ったお客さんの後に入って空いたような感じ。空きが出来ては別のお客さんが立ち替わり入って来るような感じで、大繁盛店と言えよう。
今回は、ハヤシライスに、ビーフカツレツのハーフ。
滋味深くコクのある、牛肉もしっかり存在感のあるハヤシライス。変に果物の味が利くより、このオーソドックスな具材に焼き目をつけて出したと思われる、控えからほんのり顔を出す程度の苦みが乗ったデミグラスの味わいがいい。恥も外聞もなく、バクバク行ってしまう。
また、ビーフカツレツも、前回訪れた時は旨さはわかるが、という程度でイマイチピンとこなかったのだが、ソースをたっぷり行ってテーブルのカラシをつけてみたらハマった。そうか、カラシが足りなかったのか、と。しかしハーフだというのに立派な分量で、この店のお客さんを満足させようというサービス精神をうかがわせる。
〆て2,650円。納得のお値段、充実感。
大きなフライパンを3つ並べて八面六臂の阿修羅のように注文を次々と捌いていく女将、客の動線をピシッと仕切るフロアのサービスもピリッとしていていい。
何よりこの店の、広々とした感じを錯覚させる明るい店内は入りやすくていい。下町の洋食屋は少し古ぼけたところがあるが、こういう「入りやすい」工夫はよいと思う。
また、以前はコロナの流行りはじめで閑散としていたが、この日はお客さんがいっぱいいて、どことなく闊達な感じを受けた。
今後も末永く使っていきたいお店。
ここからは蛇足。
古くから洋食界隈を知る人は、とかく〈キラク〉との関係性を語りがちに思う。経緯やなんかでこの〈そよいち〉に、分裂前の〈キラク〉の正統性を訴える。
だが、私はその分裂の歴史を知らない。かつて〈キラク〉も訪れたことがあるが、〈そよいち〉を改めて訪れて思ったのは、「勝負あった」。店の入りやすさ、明るく闊達な雰囲気、サービスのプロ精神、そして最も大事な食事そのものの充実、総てにおいて〈そよいち〉に軍配が上がる。店の歴史として語るだけにとどめ、人形町を代表する下町洋食の鑑〈そよいち〉と語るのが、店にとってもいいような気がするのだが。
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Avignon_mats1984
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店名 |
そよいち(【旧店名】ビーフかつれつ そときち)
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受賞・選出歴 |
洋食 百名店 2022 選出店
食べログ 洋食 百名店 2022 選出店
洋食 百名店 2020 選出店
食べログ 洋食 百名店 2020 選出店 |
ジャンル | 洋食 |
お問い合わせ |
03-3666-9993 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ日比谷線【人形町駅】徒歩2分 人形町駅から193m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー可 QRコード決済可 (PayPay、au PAY) |
サービス料・ チャージ |
サービス料なし |
席数 |
15席 (カウンター席のみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、無料Wi-Fiあり |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
2008年10月7日 |
備考 |
『キラク』の旧スタッフが立ち上げた新店。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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ここ3年を振り返ろうという企画、夜の次鋒は〈そよいち〉さん。
この店は〈東京五大〉にも掲載されていて、存在そのものはかねてから知っていたのだが、平日は20:00までしかやっておらず、土日に行こうという気には中々ならないでいたところ、コロナを機に早く帰れる日が突発的にできるようになった時に初めて行った……なんて思っていたのだが、改めて当時撮った写真の日付を見返してみると、どうも在宅勤務という名の自宅待機期間に訪れたようだ。ことほと左様に、記憶というものはあやふやなものである。
さて、この日訪れてみると、年度末打上げシーズンなのかお客さんは閑散。ちょっと前に来た時は大盛況でほぼ満席だったのにね。
注文は、〈ポークソテー〉。この店でこれまで頼んだのは〈ビーフかつれつ〉ばかりで、でもこの店のもう一つの名物ですと推す人も多く、一度試しておかないと、なんて思っていたところ。
お客さんが多い時、おかみさんが八面六臂で注文を次々捌いていくところはこの店の名物の一つではあるけれど、この日はお客さんが少なかったので生憎拝めず。しかしそれでも、隙が無く、ほれぼれするほど手際よく私のポークソテーが仕上がっていく。ライブ感があるというか。そしてそれを待つ間、カウンター席に置かれた〈ミニカレー〉のポップを見て、しまった、この手があったか、次はこれにしようなんて思うのだが、間隔が空くせいか、いつも忘れる。
さて、しっかりとした厚みのある〈ポークソテー〉が目の前に置かれる。最近は豚肉というと何かとしっとりレアに仕上げたがるけれど、しっかり火を通したこの仕上がりが本来という気もする。そして、確かにこれは名物だ、というスキの無い仕上がり。ニンニクのパンチも利いてお見事。分厚い肉の存在感と見事に渡り合っている。ソースが浸った千切りキャベツや、ダシの利いたミニ豚汁、そして何気に〈そよいち〉の魅力を支えているんじゃないかというマカロニサラダ(笑われるかもしれませんけど、ここ以上においしいマカロニサラダ、私は出逢ったことがありません)、どれも満足。
この堂々とした出来で2,000円というのもいい。おかみさんと息の合った、一糸乱れぬサービスを展開するスタッフのフォーメーションもお見事。やはりこの店は、下町の親しみやすさと洋食屋に求めるものが漏れなく揃っている。気取らず、ちょっとした贅沢を楽しめる。それが洋食屋の真髄なのかもしれない。
今回〈そよいち〉さんを訪れて、一つ自分のちょっとした疑問が解消した。洋食は好きなのに、なぜか後回しにしがちで、何でなのかよくわからないでいた。だが〈そよいち〉さんで食べてつらつら思うに、恐らく私は、「土日に洋食屋へ行きたくない」のだろう。恐らく私の中で、洋食は身近で、平日のちょっとした贅沢として食べるものであって、わざわざ休日に遠出をしてまで食べに行くものではないのだ。
それがわかっただけでも、今回、再訪してみた甲斐があったというものだ。