小伝馬町駅近くのスタイリッシュな蕎麦屋！再訪して、せいろ、冷し揚げ餅おろし、玉葱そばも味わってみた : 蕎麦遊膳 花吉辰

　当店は今年6月に新規開拓した蕎麦屋で、その時は本日のランチ（1000円）ということで、ネギトロ丼（大盛：250円増）と揚玉そばのセットを注文。ネギトロ丼はそこそこ美味しかったのだが、揚玉そばの方は温かいそばということもあり、コシはあまり感じられず軟らかめ。こうしたことから、冷たいそばも試してみようということで、当店未訪問の上司と3ヵ月振りに再訪してみることに。お店の前に着いのは12時ちょっと前であったが、直ぐに1階奥にあるテーブル席に案内された。
　本日のランチ（1000円）は、A:釜揚げしらす丼、B:ネギトロ丼、せいろ又は揚玉そばのセットで、上司・私ともA:釜揚げしらす丼を選択し、私はせいろを大盛（300円）で注文することに。期待の釜揚げしらす丼とせいろ（大盛）のセットは、注文から7分程度で登場。釜揚げしらす丼の中央には、卵黄が鎮座しており、少量の刻みネギが鏤められている。メイン具材のしらすだが、一般的な釜揚げしらすよりも見た目に高級感があり、実際食べてみても美味しいではないか。釜揚げしらすが沢山入った卵かけご飯ということで、これは文句なしの旨さで大正解。一方のせいろ（大盛）は、細目でしっかりとした歯応えが感じられ、温かいそばよりも断然お勧め。
　冷たいそばが期待どおりの美味しさだったので、その後2回再訪して、冷し揚げ餅おろし（1500円）、玉葱そば（サラダ風：1200円）の大盛も味わってみた。冷し揚げ餅おろしの具材は、あさつき、みょうが、きゅうり、若め、花鰹、揚玉、白髪ねぎ、揚げ餅：2個、辛味大根といった構成で、だいだい酢を加え爽やかに仕上げたとのこと。よく混ぜて味わってみると、色々な食感と味が口の中で楽しめ、確かに爽やかさを感じるが、汁はやや濃くて辛めな印象。メインの冷たいそばは勿論のこと、揚げ餅が本当に美味しかった。玉葱そばはサラダ風と言うように、更に爽やかさを感じる仕上り。冷たいそばの上には、スライスした玉葱と糸かつおがたっぷりと乗り、中央には紀州南高梅が鎮座し、ハーブが添えられている。女性が喜びそうなサッパリした味わいで、紀州南高梅がそのサッパリ感を更に引き立てている。これから寒くなる季節ではあるが、当店では冷たいそばを是非味わってもらいたい。

　小伝馬町駅3番出口から徒歩3分程度の場所にあるスタイリッシュな蕎麦屋。本日はランチに出掛ける時間が遅くなり、ローテ入りのお店はどこも混雑しているだろうから、先輩から「ちょっと足を延ばして、新規開拓をしよう」との提案あり。そこで、まだ開拓があまり進んでいない小伝馬町駅方面へと歩き出したのだが、ピンと来るお店がなかなか見つからずランチ難民状態に。「そろそろどこかのお店に決めないと」と思い始めた時に見つけたのが当店。蕎麦屋らしからぬちょっとお洒落な外観で、店内には女性のお客さんが多い感じ。店頭には4名の席待ち客が並んでいることから、そこそこ人気もあるのだろう。行列の最後尾に並ぶことにして、7～8分待ってから店内へと案内された。客席は3階まであるようだが、我々は1階の入って左側にあるテーブル席に案内された。
　本日のランチ（1000円）は、A:枝豆と新生姜・茗荷炊き込みご飯、B:ネギトロ丼、せいろ又は揚玉そばのセットでお新香と小鉢が付く。ちなみに、ご飯・そばの大盛は、いずれも250円増となっている。先輩はAのせいろで即決していたが、私は暫く悩んだ結果、Bの大盛の揚玉そばで注文。その他のメニューには、冷し揚げ餅おろし（1500円）、十割せいろ（1000円）、新玉葱そば（サラダ風：1100円）、柚子切り（変わりそば：1100円）、青さのり月見そば（980円）、柚子切り・せいろ二色盛り（二段：1250円）、三色盛り（三段：1600円）などがあった。そば以外にも一品料理やコース料理が充実しており、お酒の種類も豊富なので、ディナータイムの方が楽しめそう。
　期待のネギトロ丼（大盛）と揚玉そばのセットは、注文から5分程度と意外に早く登場。ネギトロ丼の色合いが綺麗なのが印象的。まずは伸びないうちに揚玉そばから食べてしまおう。具は、揚玉、ワカメ、刻み葱とシンプルで、汁は関東風のアッサリした味わい。温かいかけそばなのでコシはあまり感じられず軟らかめ。細麺なので、せいろで食べた方が美味しく感じられるだろう。実際、先輩もせいろは美味しかったとの感想。一方のネギトロ丼は、ネットリとした滑らかな食感で、臭みもなく素直に美味しいと言える。大盛にしたのでご飯も十分なボリュームでお腹一杯になることができた。また機会があったら、冷たい蕎麦系のメニューを注文しよう。